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『放置ピクセルメイド』はPC内のAIで会話、韓国・中国発の新作4本

投稿: 2026/10/04by tobariware約12分で読めます
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話しかけた言葉への返事を、クラウドではなく自分のPCの中で作るメイドがいる。韓国のWhyDuck Studioが手がける『放置ピクセルメイド』は、カフェを眺める放置ゲームにローカルで動く言語モデルを組み込んだ作品だよ。

ほかにも、空飛ぶクジラを拠点に魔王軍と戦う中国発のアクションローグライト、童話を残酷に作り変えた韓国のRPG、バーで客とリズム勝負をするリズムアクションと、Steamでウィッシュリスト登録を受け付けている注目作が並んでいるにゃ。4本とも日本語に対応、あるいは対応する予定になっている。

作品開発ジャンル発売予定日本語
放置ピクセルメイドWhyDuck Studio(韓国)放置カフェシミュレーション2026年10月上旬画面表示のみ
雲海戦記Whale Core Studioアクションローグライト2027年第2四半期画面表示・字幕
Albedo Carta ~白夜奇談~IGNOST(韓国)ターン制RPG2026年第4四半期画面表示・字幕
ナストロンド:リズムシェイカーREDCLOVER(韓国)リズムアクション2026年10月目標画面表示・字幕

『放置ピクセルメイド』のメイドはネットにつながずに返事をする

舞台は「アヒル学園」の放課後カフェ部。斜め見下ろしのピクセルアートで描かれたカフェにメイドを迎え、家具を並べながら少しずつお店を大きくしていく放課後のカフェ経営だね。メイドはバリスタ・シェフ・ベイカー・サーバー・ダンサーなど14人。働いている姿だけでなく、休憩中の過ごし方にもそれぞれの個性が出るという。

家具は床に置くものが209種類、壁に掛けるものが71種類で、合わせて280種類。遊びに来た猫がソファやラグでくつろいでいるところをクリックしてなでるとゴールドが手に入り、帰り際にはコインを置いていくこともある。通貨はゲームを起動している間(バックグラウンドを含む)だけ貯まり、終了中は増えない作りだよ。

いちばんの目玉は、ゲーム内のメッセンジャー「モチャット(MoChat)」。自分で打ち込んだ文章に対して、メイドの性格やそのとき何をしているかを踏まえた返事が一文字ずつ届く。メイドの側から日常のメッセージが来ることもあって、会話やプレゼントで仲良くなると写真付きの物語や思い出が集まっていく。

この返事を作っているのは、PCの上で動く言語モデルだ。Steamのストアページによれば、インターネット接続も外部AIサービスのアカウントも、APIキーや追加のサブスクリプションもいらない。本編には高・中・低の3つのモデルが入っていて、PCに合わせて選べる。さらに上の「最高(Ultra)」モデルは、本編を持っていれば追加料金なしで入れられる任意のDLCという扱いで、約19GBのダウンロードと、より高い性能・メモリを求められるみたいだね。

最低動作環境はCore i5-8400/Ryzen 5 2600、メモリ8GB、GeForce GTX 960クラスで、この構成で使えるのは用意された文面の会話か、低品質のAIモデルまでとされている。会話用のAIモデルは約11GBの追加ダウンロードで、入れるかどうかは選べる。返事の速さや中身はモデルとPCの性能しだい、とストアにも書かれているにゃ。

もう1つの仕掛けが、メイドをカフェの外へ連れ出せること。メイドを長押しでつかみ、ゲームのウィンドウの外へドラッグして離すと、Windowsのデスクトップの上で踊り続ける。クリックでダンスを変えたり、ドラッグで置き場所を動かしたり、ウィンドウの中へ戻したりもできるので、別の作業をしている間も画面の隅に誰かがいる、という使い方になりそうだよ。

配信は10月上旬の予定。対応OSはWindowsとMacで、日本語は画面表示に対応している(音声・字幕の対応表記は無い)。

空飛ぶクジラに乗って魔王軍の幹部を倒しに行く『雲海戦記』

『雲海戦記(Skies of Valoria)』は、Whale Core Studioが開発している見下ろし視点のアクションローグライト。異世界に召喚された勇者となって、4人のヴァルキリーと一緒に魔王軍が支配する「ヴァロリア大陸」を進んでいく。行く手には「暴食」「貪欲」「憤怒」といった名を冠する魔王軍の幹部が待ち構えていて、最後は暗黒の魔王城に乗り込むという筋立てだ。

拠点になるのは、雲海を飛ぶ光の神獣「帝鯨号(Aethelwhale)」。巨大なクジラの背中が空中基地になっていて、ここでコア武器を強化したり、天職・天賦ツリーを育てたり、英霊の神殿で永続的な強化を受けたりする。戦いの合間にヴァルキリーと話したり宝石を贈ったりして、絆を深めることもできるにゃ。

戦闘は通常攻撃・重攻撃・特殊技をつないで連続技を組み立てる形。そこへ英霊から受け継ぐ「戦魂」のスキルが加わり、ステージの中で星図を解放しながらビルドを固めていく。戦魂は候補の中から1つを選ぶ方式で、ダッシュ攻撃から三日月形の斬撃を飛ばすもの、溜め攻撃で追尾する髑髏の爆弾を放つものなど、性質がはっきり分かれているよ。

ほかに面白いのが「モンスター共鳴」。倒した敵が落とすモンスターの魂を回収して共鳴スキルを作り、戦場に大型の魔物を呼び出して敵の群れを一掃する。魂を注ぎ続けるとスキルが成長し、範囲が広がったり、英霊の星図と組み合わせた強い相乗効果が開いたりする仕組みだ。英霊の覚醒技とヴァルキリーの連携技を同時に撃ち込む「ダブルバースト」もあって、画面が派手なエフェクトで埋まる場面も多そう。合間には素材集めや釣りでひと息つける。

ストアには2本目のPVが加わっていて、実機の戦闘がまとまって見られる。

Steamのストアページでの発売予定は2027年第2四半期。Windows向けで、コントローラーに完全対応する。日本語は画面表示と字幕に対応予定で、音声は入らない。

『Albedo Carta ~白夜奇談~』、STOVEで遊ばれてきた雪原のRPGがSteamへ来る

韓国のIGNOSTが手がけるターン制RPG『Albedo Carta ~白夜奇談~』は、2023年9月から韓国のPCゲームプラットフォームSTOVEで配信されてきた作品。そのSteam版のウィッシュリスト登録が始まり、2026年第4四半期の発売を目指して準備が進んでいる。

主人公は、とある邸宅で目を覚ましたものの自分が何者なのかを何も覚えていない人物。忠実な人形と、一筋縄ではいかない従者たちを率いて、狂気に包まれた雪国「世界の果て」を進みながら失われた自分を取り戻していく。描かれるのは、昔から親しまれてきた童話を歪めて作り直した残酷な世界。仲間になる7人のヒロインも残酷童話をモチーフにしていて、旅の途中でそれぞれの秘密と過去が明かされていくという。

マップはドット絵、会話や戦闘ではキャラクターの絵が大きく出る作りだね。各地に隠された秘密を暴くと、思わぬ得をすることもあれば命取りになることもある。成り行きで主従の関係になったヒロインたちとは、会話やプレゼントで信頼を築くと新しい衣装や物語が解放される。

戦闘はターン制で、育成と稼ぎの比重が大きい。スキルの覚醒、武器の強化、限界突破と、止まらないレベルアップで強くなっていくタイプのRPGだにゃ。

Steamのストアページの対応言語では、日本語は画面表示と字幕。フル音声は韓国語のみとなっている。ストアには流血や暴力、強い言葉づかいなどを含む旨の注意書きがあり、残酷な物語を正面から描く作品であることは覚えておきたいところ。

『ナストロンド:リズムシェイカー』は試遊の声を受けて画面を縦に変えた

異なる世界の住人たちが集まる中立地帯「オアシス」。その路地裏にあるバー「ナストロンド」では、客とバーテンダーがリズムで勝負をして、客が勝てば酒がタダ、バーテンダーが勝てば酒代がまるごとボーナスになる。韓国のREDCLOVERが開発する『ナストロンド:リズムシェイカー』は、そんな店で働くことになった新米バーテンダーの物語だよ。

主人公はオアシスでただ1人の人間、レイ。店のオーナー「マスター」に連れられてこの世界へやって来たものの、なぜここに来たのか、なぜベースを背負っているのかは、まだ明かされていない。レトロなターンテーブルでレコードが回り始めたらシェイカーを握り、上から落ちてくるノーツを叩いていく。リズムに乗るほどシェイカーが共鳴し、完全に共鳴すると一杯のカクテルが完成する仕組みだ。ノーツの中には叩いてはいけない「罠」も混ざっている。

今年、韓国のゲームイベント「PlayX4」に出展したあと、開発チームは大きな作り直しに踏み切っている。ストアページに載せた開発チームの告知から、変更点を抜き出すとこうなる。

Steamのストアページより(主な項目だけ)

  • メイン画面:3D背景を新たに導入し、ゲーム全般のUIデザインを全面修正
  • シナリオ:不足していたボリュームを補強し、物語のクオリティを大幅に引き上げ
  • リズムゲームプレイ:従来の横画面方式から、縦の対角線ビューへ転換
  • 左右のキャラクター領域を漫画のカットのように構成して演出を強化し、新ギミック「連打ノーツ」を追加
  • FMODを導入し、サウンドのシンクロとグルーヴ感をさらに精巧に

いちばん大きいのは、ノーツの流れる向きそのものを変えた点。横スクロール型から、鍵盤型のリズムゲームに近い縦の流れに切り替えたことで、左右にレイと客を大きく置く画面になった。会場で受け取ったフィードバックを、作品の顔になる部分まで踏み込んで反映したわけだね。

モードはレイの視点で物語を進める「シナリオモード」と、解禁した曲を自由に遊んでハイスコアを狙う「アーケードモード」の2つ。正式リリース時か、その後のアップデートで、アーケードモードのランクシステム、イベントCGのギャラリーと曲を聴けるジュークボックス、衣装やノーツ・打撃エフェクトのカスタマイズが順に入る予定になっている。今後の予定として、新曲の大量追加とシナリオのさらなる増量も挙がっているにゃ。

正式リリースは2026年10月が目標で、日程は動く可能性があるとしている。Windows向けで、日本語は画面表示と字幕に対応。コントローラーへの対応は今後のアップデートで予定されている。

シェイカーを振る10月の新米バーテンダーと、デスクトップで踊り始める10月上旬のメイド。今月中に2本が店を開け、残る2本はそれぞれ年末と2027年の春以降を待つことになる。

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