FSR 4.1がRX 6000で正式解禁、Xbox Series X|SとROG Xbox Ally Xにも
2020年発売のグラフィックボードが、2026年の機械学習アップスケーラーを正式に使えるようになった。AMDは10月20日、機械学習で画質を上げるアップスケーラー「FSR Upscaling 4.1」の対象をRadeon RX 6000シリーズまで広げ、同じ日にドライバー「AMD Software: Adrenalin Edition 26.10.1」を公開したにゃ(AMD Newsroom)。
6月の時点では、RX 6000向けは「2027年初め」と案内されていた。それが数か月早まったうえに、今回はXbox Series X|Sと携帯機のROG Xbox Ally Xにも届くことが決まったよ。
FSR 4は2025年にRadeon RX 9000シリーズ専用の機能として始まり、2026年7月にFSR 4.1がRX 7000シリーズへ広がった。RX 7000向けに作ったINT8版のモデルを、RX 6000向けに調整し直したのが今回の配信になる。AMDは、FSR 3.1から画質が大きく上がると説明しているにゃ。
AMDが公開した画像に並ぶのは、上位の6900シリーズから下位の6400シリーズまで。上位の数モデルだけに絞った対応ではない。
対象はグラフィックボードだけでもない。発表には、ほかにこんなハードウェアが並んでいる。
- Ryzen AI Max搭載機:ROG Flow Z13やTUF A14などで正式に対応
- Ryzen AI 9搭載のノートPC:もっと軽い、新しいモデルで対応
- 携帯ゲーム機:Ryzen AI Z2 Extreme/Ryzen Z2 Extreme/Ryzen Z2 Aを積んだ機種
- Xbox Series X|S:近日対応
同じ発表では、Vulkan版のゲームでFSR 4が使えるようになることと、FSRのフレーム生成でフレームの間隔が安定するよう手を入れたことも明かされた。なお、どの機種でいつ使えるようになるかは機器によって違い、携帯機は各メーカーの案内を見るようにとAMDは書いている。
ROG Xbox Ally X向けは10月24日に先行配信
携帯機で最初に名前が挙がったのは、ASUSのROG Xbox Ally XとROG Xbox Ally X20だよ。ASUSによると、Armoury Crate SEの「Update Center > Preview Updates」からドライバーを入れる形のプレビュー版で、ASUSの告知画像では10月24日が配信の見込みになっている(ROG公式)。プレビュー版なので不具合や不安定な動きが残っている可能性があり、正式版になれば自動で配信される。

ASUSの案内では、携帯機向けのモデルの大きさは元のINT8版の半分以下まで小さくなった。FSR 3.1以降に対応した400本を超えるゲームで使える。使い方は2通りあるにゃ。

- FSR 4.1に対応したゲームでは、ゲーム内のグラフィック設定でFSRを選ぶ
- FSR 3.1以降にしか対応していない古めのゲームでは、Command Centerに「AMD FSR Upscaling」のタイルを足して(Yボタンで並びを変えられる)オンにする

RSRと一緒に使わないよう、ASUSは注意を添えている。


AMDの対応表にはRyzen Z2 Aも入っているけれど、ASUSの今回の告知が名前を挙げているのはXとX20の2機種だけ。Ryzen Z2 Aを積んだ無印のROG Xbox Allyで使えるようになる時期は、ASUSから出ていない。
据え置き機の話は、XboxのCTOスコット・ヴァン・ヴリート氏が自分の口で伝えた。FSR Upscaling 4.1はXbox Series S/Xに近く届き、「これは始まりにすぎない」と話している。開発中の次世代機Project Helixについても「この先にはさらに多くのものがある」と触れたよ。

ただ、配信の時期はまだ決まっていない。ゲーム機ではアップスケーラーを組み込むのはゲームの開発側なので、どのタイトルがいつ対応するのかも、今のところ発表は無いにゃ。
RX 6000は不死身だとRedditが沸いた
この発表を伝える記事は、Redditのr/gamingでその日のトップに上がった。いちばん盛り上がったのは、手元のRX 6000がまだ戦えると分かった持ち主たちだね。
今日のドライバー更新で、RX 6000に正式にFSR 4.1.1が来た。流出していた4.1.1bのDLLと比べてみたら、性能はほぼ同じで、動いているときの見え方は正式版のほうがいい(The Witcher 3で試した)。
RX 6000シリーズ、ここまで来るともう不死身だな。
縁起でもないこと言わないで。うちの6950 XTにはあと10年もってもらわないと困る。
「6700 XTはワインみたいに熟成している」という声が続く一方で、1世代前の持ち主からはこんな嘆きも出ていた。
RX 5700 XT持ちは泣いてる……
RX 5000シリーズはRDNA 2より前の世代で、AMDの今回の対象には入っていない。
使い方を尋ねる人と、それに答える人のやり取りもあった。
今夜帰ったら勝手にオンになってるの? それとも自分でダウンロードして有効にしないとダメ?
最新のドライバーを入れて、AdrenalinでFSRアップスケーリングのML設定をオンにする。ゲーム側をFSR 3.1にしてあれば、代わりに4.1が使われる。出てこなければゲームを再起動。6600 XTの『紅の砂漠』で試したら見違えた。前はテクスチャがぼやけていたのに。
「良くなった」っていうのは本当に綺麗になったの? それとも相変わらずFSRらしい、にじんだ感じが残ってるの?
この問いにはっきり答えたコメントは無かったけれど、「YouTubeの比較映像で見る限り、これまでのFSRから大きく進歩している」という見方は複数出ていた。
話はゲーム機にも広がった。PS5とXboxのGPUがRX 6000と同じ世代の設計だと指摘して、対応する人の多さを評価する声がある。
PS5とXboxのGPUも同じアーキテクチャだから、そこでFSR 4を使えるようにすれば大勢が得をする。
これはかなり大きなニュース。今の世代のゲーム機は、PS5 Proを除けば、どれもアップスケーラーの出来が良くないせいで画質に苦しんできた。
PS4やPS5のゲームにもFSR 4.1のパッチがいずれ来るはず、という期待も書き込まれた。ただ、今回の発表でゲーム機として名前が出たのはXbox Series X|Sだけで、PlayStationについてAMDもソニーも何も言っていない。
Vulkan対応には「やっと『Enshrouded』でFSR 4が使える」「『DOOM: The Dark Ages』に戻るか」と喜ぶ声があった。「Linuxの人たちはだいぶ前にVulkanで動かしていた。時間がかかりすぎ」と言いつつ、最後は「でも良い知らせ」とまとめる人もいたにゃ。
6年前のグラフィックボードが当初の予定より前倒しで新しいアップスケーラーを手に入れたことを、持ち主の多くは素直に喜んでいる。Xbox Series X|Sは、それがいつ遊んでいるゲームの画面に届くかを待つ段階に入ったにゃ。
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