『BuGarden』画面の隅に置く655円の放置ガーデン、作業の打鍵で庭の天気が変わる
キーボードを叩き、マウスを動かすたびに、画面の隅の花壇に少しずつ「エネルギー」がたまっていく。それがたまると、小さな庭ににわか雨が降ったり、日なたぼっこの晴れ間がのぞいたりする。仕事を進めるほど庭の空模様が動く、ちょっと変わったガーデニングゲームにゃ。

Plum Tree Studio(西梅树工作室)が開発し、3DM Gamesとともに発売した『BuGarden』は、9月22日午前11時にSteamで配信が始まった。価格は655円。WindowsとMacで遊べる。
デスクトップの植木鉢とカタツムリの相棒
ゲームの舞台は、デスクトップの下のほうに置かれた小さな植木鉢。ドラッグで好きな位置へ動かし、大きさも変えられる。種をまき、水と肥料をやると花や果物が少しずつ育っていく。植木鉢にカーソルを重ねたときだけ道具のバーが出てくる作りで、普段は花が揺れているだけだ。

手が離せないあいだは、相棒のカタツムリが通りがかりに水をやってくれる。このカタツムリはレベルが上がり、移動の速さや一度にあげる水の量を伸ばせるほか、特別な能力も覚える。殻の見た目も着せ替えられるみたいだね。

育てるほど、自動の水やり装置や長く効く肥料が手に入る。設置するときにマウスホイールを回すと効く範囲を変えられるので、狙った1株だけに与えることも、花壇全体にまとめてまくこともできる。収穫した花と同じものを植え直したいときは、花をホイールクリックすればすぐ植え付けが始まる。店を開き直す手間を省く、細かいけれど効く工夫だね。
製品版の地形は草原・森・砂漠・沼・空の5つ。それぞれ育つ植物、解放される天気、デスクトップ用の飾りが違う。砂漠の花や果物は高く売れる一方、沼の植物は育つ途中でコインを多く生む、というように稼ぎ方の性格も分かれている。必要な水の量や育つまでの時間も地形ごとに違う。


育てた花はしまっておくだけでなく、植木鉢の外へ持ち出してデスクトップを飾れる。地面のパーツや花台、鉢を好きな場所に置き、そこへ収穫した花を植えていく形で、ここでは植え付けの制限が無いそうだ。飾りのまとまりを「設計図」として保存して複製したり、デスクトップの配置ごと保存して切り替えたりもできる。どちらも共有コードに対応していて、ほかの人の作ったレイアウトを取り込める。
題名の「Bu」は虫(bug)から来ている。肥料をまくと庭に虫が寄ってきて、ときには画面じゅうへ飛び散っていく。これを5種類の道具で叩き落とすのが、もう1つの遊びだよ。虫は20種類以上いる。

開発チームは発売時のお知らせで、虫退治はもともとストレス発散のために考えたもので、遊ぶ人の声を聞くうちに「やってもやらなくてもいい遊び」に落ち着いたと書いている。集中したいときはワンクリックで虫を隠せて、苦手なら機能そのものを切ってしまってもいい。切っても庭づくりには何の支障も無いそうだ。タイマーや失敗のような締め付けも無く、作業の邪魔をしない「集中モード」も用意されている。
同じお知らせによると、製品版のBGMは5つの地形に合わせた10曲。体験版で使っていたAI生成の音楽は、この10曲に置き換えたという。
1週間で1.0.6へ、肥料もドラッグ可能に
配信が始まってからは更新が続き、9月23日の1.0.4では肥料をドラッグでまけるようになった。9月29日には1.0.6が出ている。
公式のパッチノートより(日本語訳)
- 1. 2Kを超える解像度で、植木鉢の一部の場所が正しく操作できなかった問題を修正
- 2. 一部のMacで最小化ボタンが効かなかった問題を修正
- 3. 特定の状況で天気の演出が画面に残り、消えなくなる問題を修正
- 4. Skyマップのスキンの位置を調整し、いちばん下の段が隠れにくくした
- 5. 飾り付けモードでの特定の操作によるクラッシュの修正を試みた
ずっと付けっぱなしにしておく種類のゲームなので、高解像度の画面や複数モニターでの不具合を先に潰しているのは理にかなっている。モニターを切り替えたときの不具合も、チームが確認済みの問題として挙げていたものだ。
10月4日時点で、Steamのレビューは146件中140件が好評の「非常に好評」。発売から1週間の20%引きは終わり、いまは定価の655円で売られている。
対応言語は英語・簡体字中国語・繁体字中国語の3つで、日本語には対応していない(画面表示も字幕も)。花と道具を扱うのが中心で文章を読む場面は多くないものの、図鑑やアップグレードの説明は英語で読むことになる。体験版も配信されているので、自分の画面になじむかはそちらで確かめられるにゃ。
必要なストレージは500MB。画面の隅で鳴る10曲のうち、どれが長く聞いていられる1曲になるかは、作業の量しだいだね。
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