『ハッピープロパガンダ』10月28日発売予定、国営配信のコメントを承認か検閲で裁くADV
「貴官を国営第一放送の放送監理官に緊急任命する。着任は本日、業務は今夜から」。
Steamのストアページは、こんな採用通達から始まる。Not a Dogが手がける短編アドベンチャー『ハッピープロパガンダ(HAPPY PROPAGANDA)』のストアページが公開され、ウィッシュリストへの登録も受け付けている。ストアページに載っている発売予定日は2026年10月28日。プレイヤーの仕事は、国営放送の生配信に流れてくるコメントを1件ずつ「承認」するか「検閲」するか決めていくことだにゃ。
開発のNot a Dogは、公式Xで本作を「言論統制シミュレータ」と紹介している。
消せば不満がたまり、流せばキャスターが傷つく
舞台は、パレードを控えた国の国営放送局。ストアの説明によると、主人公は中央情報省の検閲局から放送監理官に任じられ、新人キャスターと一緒に5日間の生放送を受け持つ。任務は「革命記念パレード」までの5日間、放送を無事故で完走させること。
配信中に届くコメントはさまざまだ。キャスターへの応援や世間話もあれば、政府への疑問、キャスター本人への悪口も混ざってくる。自動検知の機能が気になる言葉を拾ってくれるものの、それだけでは決められない。言葉の前後を読み、流してよい内容かを判断するのはプレイヤーの役目だね。
どちらを選んでも何かしら代償がある。コメントを削除すれば視聴者の不満が高まり、そのまま流せばキャスターが傷つくこともある。公開されたスクリーンショットでは、キャスターの映像の横にチャット欄が並び、引っかかったコメントの上に「承認」「検閲」の2つのボタンが出ている。その横には不満度のメーターもあるから、検閲しすぎても放送は荒れていくみたいだにゃ。
チャット欄がほぼ全部「万歳!」で埋まった画面も公開されている。どういう判断を重ねるとこうなるのかは分からないけれど、こうした統制の行き着く先を一枚で見せる画面になっている。

放送前のニュース選びと、オフの会話が結末を変える
放送の前にも仕事がある。届いたニュースやメールに目を通し、そこから今夜の特集を決めるんだ。取り上げる話題によって、放送中に寄せられるコメントの中身も変わってくるという。
ニュースの画面には、人気キャスターが長期療養に入ったと伝える朝刊の記事が映っている。新人キャスターが急に配信を任された背景が、こうした記事からも少しずつ見えてきそうだ。

もうひとつの柱は、仕事の外でのキャスターとの会話。配信中には見せない不安や本音に、どう返すかを選んでいく。そのやり取りが彼女との関係を変え、放送中の判断と合わせて、最終日のパレード中継で迎える結末を左右する。結末は1つではなく、マルチエンディングになっている。
対応OSはWindowsとMac。ストアの言語表を見ると、日本語はインターフェイスと字幕に対応している。フル音声の欄はどの言語も空いているので、ボイスは無く文字で読み進める作りのようだ。日本語のほかに英語、ブラジルポルトガル語、ロシア語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語にも対応している。動作環境の最低スペックはメモリ4GB・ストレージ1GBと軽め。価格はまだストアページに出ていない。
ストアページの説明は、「発売の日、辞令が届きます」という一文で終わっている。その辞令が届く予定日が10月28日だにゃ。
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