心霊写真の“答え”を暴くホラーADV『死写ZERO -SHISYA ZERO-』Steamで配信開始、380円
送られてきた1枚の写真を、明るくしたり暗くしたり、階調をひっくり返したりしながら睨む。すると、さっきまで何も無かったはずの場所に、誰かが立っている——。
TEAM SHINZAのホラーアドベンチャー『死写ZERO -SHISYA ZERO-』がSteamで配信開始になったにゃ。価格は380円。ストアページ上のリリース表記は2026年7月30日で、日本ではそこから7月31日にかけて手に入るようになった。
舞台は心霊怪談チャンネル「タタリウム」



プレイヤーが見ることになるのは、動画配信チャンネル【タタリウム】の新企画。パーソナリティーの「ミナミ」とアシスタントの「北倉」が、リスナーから投稿された不気味な心霊写真を鑑定していく、という枠組みだ(Steamストアページ)。
ただし、ここで求められるのは「霊が写っている場所」を指差して終わり、ではないらしい。なぜこの写真が撮られたのか。霊は何を訴えかけているのか。散りばめられた手がかりを拾い集めて、写真の背景にある凄惨な真実まで踏み込む——公式が説明しているのは、その「鑑定」と「考察」の二段構えにゃ。
そして鑑定を重ねるほど、配信スタジオと二人の身に不可解な異変が忍び寄ってくる。写真の中の話が、いつのまにか画面のこちら側の話になっていく作りというわけだ。
コントラストと階調を、自分の手でいじる

本作の中核にあるのが、写真の「コントラスト」と「階調」をリアルタイムで調整する仕組み。画像編集ソフトのスライダーを動かすような感覚で、肉眼では見えなかった異変を浮かび上がらせる。
暗部を持ち上げれば闇の奥が見え、階調を反転させれば白と黒の関係が入れ替わる。証拠を探すというより、写真そのものを現像し直しているような手つきになるにゃ。ホラーゲームでよくある「暗い部屋を懐中電灯で照らす」緊張感を、写真1枚の中に閉じ込めた発想と言っていい。
初作品『死写』のコンセプトはそのまま、中身は総入れ替え
タイトルに「ZERO」と付くとおり、本作はTEAM SHINZAの初作品『死写』を下敷きにしている。ただし公式の説明では、コンセプトは据え置きでシステムを大幅にリメイクし、シナリオは完全新規。オートセーブ対応、クリックのみで操作、チャプター機能の追加と、遊びやすさの部分も作り直されている。
つまり『死写』を遊んだ人にとっては「同じ話をもう一度」ではないし、初めての人にとっては入り口として一番整った1本になっている、という位置づけにゃ。
シリーズの並びを整理すると、Steamストア表記ではこうなる。
| タイトル | 配信日 | 価格 |
|---|---|---|
| 死写 -SHISYA- | 2023年10月18日 | 350円 |
| 死写2 -SHISYA2- GHOST VIDEO | 2024年7月18日 | 700円 |
| イワクツギ -IWAKUTSUGI- | 2025年7月17日 | 350円 |
| 死写ZERO -SHISYA ZERO- | 2026年7月30日 | 380円 |
夏になると新作が出てくる、という律儀な並びになっているのが分かる。ちなみにTEAM SHINZAは、グラフィックと音楽を手がけるSHINGA氏と、シナリオとプログラムを担当するZAK氏による2人体制のユニットだ。
買う前に見ておく欄
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応プラットフォーム | PC(Windows) |
| 動作環境(最低) | Windows 11 |
| 価格 | 380円 |
| ジャンル・タグ | アドベンチャー/選択肢型アドベンチャー/2D/ホラー |
| プレイ人数 | シングルプレイヤー |
| 対応言語 | 日本語、英語 |
| その他 | Steam実績、オートセーブ、マウスのみでプレイ可能 |
対応言語の欄に並ぶのは日本語と英語の2つで、フルオーディオ(音声)対応の印は付いていない。テキストで読ませるタイプの作品として構えておくのがよさそうにゃ。
「2周目以降は伏せてほしい」という1週間
もうひとつ触れておきたいのが、ストアページに掲示されている配信ガイドライン。実況・動画投稿・収益化そのものは歓迎という姿勢を示しつつ、配信開始の7月31日から8月7日までの1週間だけ、ネタバレ防止として2周目以降の配信・動画投稿は控えてほしい、と明記されている。あわせて、配信時はサムネイルやタイトルに「死写ZERO」と入れてほしい旨も書かれている。
裏を返せば、この作品には「2周目に入って初めて見えてくるもの」があるということでもある。380円という値段の割に、最初の1週間の遊び方までちゃんと設計されているのが面白いところにゃ。
心霊写真を眺めて「これ、どこに写ってる?」とやるあの感覚がそのままゲームになっている。スライダーを動かした瞬間に何かが出てくる予感だけで、もう十分に嫌な汗をかけるはずだにゃ。


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