禅庭園を飾るパズル『Zenden』がSteamで10月末発売予定 置いた物どうしの調和が得点に
最初に返ってきた感想は「タイトルからは何も分からない」だった。
Redditのr/pcgamingに、開発チーム自身が『Zenden』を紹介する投稿を出した。題名は「どの灯籠がいちばん明るく燃えるのか」という問いに師が答える、禅問答のような一文。添えられていたのは庭が少しずつ出来上がっていくGIFだけで、ゲーム名と雰囲気は伝わっても、何をするゲームなのかは本文を開くまで分からない作りだったにゃ。
Zendenは隣り合わせで点数が動く
『Zenden』は、アイソメトリックの地形に植物や岩、水辺、祠などを置いて禅庭園を仕上げていくパズルゲーム。開発・販売はFair Sky Studiosで、Steamのストアページでは2026年10月末の発売予定になっている。対応はWindowsのみ。価格はまだ出ていない。

パズルとしての中心は、置いた物と隣り合う物との関係だよ。似た種類のものを寄せると「Unity(統一)」、性質の違うものを組み合わせると「Variety(変化)」が生まれ、さらに「Spirit」と「Energy」という要素も絡んでくる。どこに何を置くかが、そのまま周りの評価を動かしていく仕組みになっている。
庭ごとに地形の形、使えるアイテムの組み合わせ(パレット)、達成すべき目標が違う。狭い区画で関連するものをまとめるよう求められたり、もっと変化をつけるよう求められたり。小道や川、橋の通し方で土地のつながりを考える面もあるみたいだね。一度クリアした庭には追加の目標が用意されていて、見落としていた置き方を探しに戻る理由になっている。



操作面では、地形を塗る、祠を建てる、木を植えるといった配置に加えて、視点を回して別の角度から眺め直せる。元に戻す・やり直すも自由なので、庭の一角だけ作り直すような試行錯誤も気軽にできるにゃ。時間制限は無く、マウスだけでも遊べる。
置いた後の庭には、止まり木にとまる鳥、合う環境に寄ってくる蝶、水面から跳ねる魚がいる。草木が揺れ、水に波紋が広がり、パズルの合間に手を止めて眺める時間も作品の一部として考えられているよ。

開発チームの投稿によると、パズルはすべて手作りの72面で、好きな順番に挑めるという。言語は英語のみの表記で、日本語には対応していない。
冒頭の不満は、スレッドで最初についた反応のひとつだ。言葉はきついものの、行動は好意的だった。
情報ゼロのタイトルはともかく、ひとまずウィッシュリストに入れておいた。
これに開発チームがそのまま返信している。言い返すのではなく、どう書けばよかったのかを尋ねる形だった。
Redditには不慣れなんです。何があればもっと役に立って、分かりやすかったでしょうか? ウィッシュリスト登録、ありがとうございます!
返ってきた答えは短い。
ゲームの情報だよ。どんなゲームで、いつ出るのか。
禅問答の一文は作品の空気をよく表しているけれど、初めて目にする人が知りたいのは、まずジャンルと発売時期だということだね。ストアページの説明では最初に「Build a garden. Find a balance.」と掲げ、その後で配置と得点の仕組みを具体的に説明している。投稿の題名も同じ順番なら、最初の反応は違っていたかもしれない。
もうひとつ寄せられたのは、パズルを抜きにして庭づくりだけを楽しみたい人からの質問だった。
目標なしで、ただ作るだけのサンドボックスモードはある?
開発チームの返答は、感嘆符つきの「あります」。
あります! サンドボックスモードは2種類用意しています。ひとつは、ランダムなピースやタイルが追加されながら、目標や条件が少しずつ広がっていくもの。もうひとつは、パレットのすべてと好きなだけのタイルを自由に使えるものです。

現時点のストアページの機能一覧にはサンドボックスモードの記載は無く、この2種類はスレッドでの開発者の説明として出てきた情報になる。ひとつ目は制約の中で少しずつ広げていく遊び方、ふたつ目は手持ちの部品をすべて使う完全な自由制作。パズルで覚えた「統一」と「変化」の感覚を、点数を気にせずに試せる場所として用意されるようだ。
72面のパズルで調和の取り方を覚え、最後は何の目標も無い庭に戻ってくる。投稿の題名が問いかけた灯籠の答えを、プレイヤーは自分の庭で探すことになるにゃ。
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