『アリスと彼岸』Steam好評率99%、カードで殴っても盗んでも進めるTRPG風アドベンチャー
223件中、不評は2件だけ。
Hanamiriroが開発し、2P Gamesが発売したカードアドベンチャー『アリスと彼岸』(英題『Alice Nation』)は、10月16日にSteamで配信が始まった。10月19日時点のユーザーレビューは221件が好評で、好評率は約99%。ストアでの評価は「非常に好評」になっているにゃ。
おとぎ話のような絵柄に、TRPGのダイス判定とカードのやりとりを組み合わせた一人用の冒険だよ。ただ、プレイした人の感想を読むと、可愛い見た目だけを想像して入るとびっくりする作品でもあるみたいだね。
手札を重ねるだけ、彼岸の探索も戦闘も
主人公は、カードでできた異世界「彼岸」に迷い込んだ少女アリス。元の世界へ帰る方法を探して、町を探索し、住人と出会い、事件を解き明かしていく。
操作はシンプルで、手札の行動カードやアイテムカードを、場に並んだ場所カードやキャラクターカードへドラッグするだけ。何を何に重ねるかで、探索・交渉・謎解き・戦闘のどれが起きるかが変わる。ストアの説明でも「友好的に話しかける?力ずくで突破する?それとも、敵が持つ大事なアイテムをこっそり盗み出す?」と、同じ壁に複数の解き方があることを前面に出している(Steamストアページ)。

TRPGらしさがいちばん出るのはダイス判定。チャレンジの場面では目標の数字が示され、ダイスを振ってそれを上回れば突破になる。素材を集めて道具を作る錬成や、NPCとのカード勝負、信号をスキャンして隠れた手がかりを探す要素も用意されている。

「ズルく勝てる」自由さにも代償はあるよ。レビューでは、暴力で解決し続けると「残虐」の値が上がり、守衛が敵対するなど不利な出来事が起きるようになると報告されている。殴れば早いけど、後で響く。力ずくと穏便のどちらを選ぶかが、そのまま物語の手触りに返ってくる作りだね。アリスの体力にあたる値がゼロになるとゲームオーバーなので、危ない橋を渡るときは手札と相談になる。
ヒント・図鑑・瞑想があるから詰まらない
TRPG風と聞くと難しそうに感じるかもしれないけど、レビューでは遊びやすさを評価する声が目立つ。ゲーム内のヒントはいつでも確認でき、会話中以外ならどこでもセーブできる。手に入れたカードは図鑑に記録され、どこで入手できるかも後から確かめられるにゃ。


経験を積むと「瞑想」でアリスの属性を伸ばせて、能力や特性を後から足していける。カードバトルが主体のデッキ構築ものを想像して買うと肩透かしになるかもしれない。英語のレビューにも「デッキ構築だと思っていたけど、タグを見て謎解きアドベンチャーだと気づいた」という声があった。中身はあくまで、物語を読み進めるためにカードを使うアドベンチャーだよ。

レビュー時点のプレイ時間は2時間前後から15時間超までばらつきがあり、複数の結末を見た人もいる。
ストアの紹介文は「この可愛らしいおとぎ話の世界には、不穏な秘密が隠されています」と予告している。実際の画面にも、パステル調の町並みの横に、紫に沈んだ盤面や赤い森に浮かぶ影のような場面が混じっている。



この変わり方が、今いちばん話題になっているところ。簡体字中国語のレビューには「癒やし系だと思って来たら中盤で雰囲気が一気に暗くなった」「ストアに心理ホラーのタグを付けてほしい」といった感想が複数並んでいる。不満というより、驚きを楽しそうに書いている人が多いのが印象的だね。英語のレビューにも、見た目どおりの可愛いだけのゲームではないと前置きしてから絶賛するものがあった。
数字を言語別に分けると、この作品の広まり方が見えてくる。全223件のうち、簡体字中国語のレビューが195件(不評2件)を占め、英語は14件、日本語は5件。いずれも不評はゼロだった。
日本語のレビューはまだ少ないけれど、絵柄に惹かれて起動だけのつもりが一気にクリアしてしまった、という感想も届いている。一方で英語圏からは、翻訳が粗い・一部のUIが英語になっていないという指摘も出ている。
配信中のトレーラーはSteamのストアで見られる。
- 対応機種: Windows(Steam)
- 価格: 通常1,050円。10月19日時点では10%オフの945円
- 対応言語: 日本語・英語・中国語(簡体字/繁体字)。日本語はインターフェースと字幕に対応し、音声言語の対応は記載されていない
- 最低動作環境: Windows 10、メモリ512MB、空き容量1000MB
- そのほか: Steam実績、トレーディングカード、Steamクラウド、マウスのみでの操作に対応
数日で200件を超えたレビューのうち、低評価をつけたのは2人にゃ。
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