逆転裁判の“異議あり”を自作した法廷推理ADV『Paper Perjury』、そのトレーラーがRedditで再燃
「異議あり!」の指を突きつけるあの感覚を、また誰かが自分の手で作った。逆転裁判にほれ込んだ人たちが同じ熱で作品を立ち上げる流れは今も途切れていないにゃ。その一本、法廷推理アドベンチャー『Paper Perjury(ペーパー・パージュリー)』の公式トレーラーがRedditのr/Gamesに投げ込まれ、本日トップの一角まで浮上してきた。手がけたのはカリフォルニアの小さなスタジオPaper Cat Games。すでに配信中の作品だけど、いま値下げ中ということもあって、あらためて多くの目に触れている格好だ。
まずは、その当のトレーラーから。
雇われ初日から街の陰謀に巻き込まれる



主人公はジャスティナ・スミス。アズールシティ警察署に採用されたばかりの書記官なのに、着任早々きな臭い事件の連鎖に巻き込まれていく。相棒になるのは、どこか一癖ある刑事のアーネスト・ハントとソフィー・スウィフト。現場を調べ、容疑者を問い詰め、集めた証拠を突きつけて矛盾を暴く——逆転裁判で体に染みついた“あの手つき”が、そのまま指を動かしたくなる作りになっている。

配信開始は2024年12月9日で、当初から5つの事件が地続きにつながる構成。そこへ無料の追加ケースが少しずつ足されてきた。第6話「Regrets & Perjury」が2026年2月から5月にかけて前後編で実装され、さらに7月20日には新たなボーナスケース「Civil Forfeiture & Perjury」が既存プレイヤー向けに無料で追加されている。こちらはジャスティナの姉ジーンが盗難事件との関わりを疑われ、身内を守るために法廷へ立つ——という、主人公にとって否応なく“自分ごと”になる一件だ。
対応はWindows/Mac/Linuxで、Steam Deckでも遊べる。値段は通常2,000円のところ、50%オフの1,000円まで下がっていて、このセールは8月3日まで。Steamの評価は「非常に好評」(レビュー約200件で88%)と手堅い。ただし日本語対応は無く、インターフェース・音声・字幕はすべて英語のみ。ここは購入前にしっかり押さえておきたいところにゃ。
Redditは何と言っているのか?

スレッドで最初に伸びたのは、意外にも遊び心地の話ではなく“どこで遊べるのか”だった。
Nintendo Switch 2 に来る可能性はある?
この問いに、開発者本人が直接答えているのがこのスレッドの面白いところ。
動いてはいるよ。移植会社と話を進めているところ。ただ、どれくらいかかるかは言えない。法的な契約が絡むと、どうしても時間がかかるものだから。
濁しているようで、実は「交渉中」とはっきり明かしている一言だ。家庭用機で法廷ものを遊びたい層にとっては、期待をつなぐには十分な返答だったにゃ。
もう一方で、静かに議論が割れたのがビジュアルの話。発端はこんな声だった。
ここまで逆転裁判を狙った作品でドット絵っていうのは、ちょっと妙な選択だと思う。それに逆転裁判ファンには、リマスターより昔のドット絵のほうが好きって人も多いし。
これに、すぐさま事実で返す人が現れる。
ドット絵が妙な選択って、どうして? 初期の逆転裁判こそドット絵で作られていたよ。3D モデルになったのは3DS からで、最近のコレクションはそのドット絵を手描きに置き換えただけなんだ。
ここは補足しておくと、この指摘のほうが正しい。2001年のシリーズ第1作はドット絵のスプライトで作られていて、立体的な3Dモデルに移ったのは3DS世代から。近年の移植版では、原点のドット絵が高解像度の手描きグラフィックに描き直されている。つまり「逆転裁判=ドット絵じゃない」というイメージのほうが、むしろ後年に上書きされたものなんだにゃ。
その流れを受けて、こんな相づちも。
たしかに、あの言い方は逆転裁判ビギナーだって自分でバラしちゃってるね。まあどっちにしても、このゲームは面白そうだし、触ってみるのが楽しみだよ。
とはいえ、最初の「ドット絵は妙」派の言い分にも芯はある。原点のドット絵を偏愛するファンは確かに多く、その手触りをあえて選んだ本作の絵作りは、シリーズへの目配せそのものとも読める。妙な選択どころか、むしろ“分かっている人”のチョイスだと受け取る余地もあるわけだ。批判と擁護がすれ違いながらも、話が最終的に「で、結局面白そうだよね」に着地していくあたりに、この作品への地力の高さがにじんでいたにゃ。
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