火星に置き去り、帰り道は自分で建てる ― 一人開発のサバイバル『Sol One』が7月30日に早期アクセス開始
ミッションは終わった。クルーは去った。手元にあるのは与圧スーツと、地面から掘り出せるものだけ ― そんな身も蓋もない状況から始まる火星サバイバル『Sol One』が、2026年7月30日にSteamで早期アクセス配信を開始するにゃ。開発は yeetgench 名義の個人。ジャンルこそ見慣れた「オープンワールド・サバイバルクラフト」だけど、看板に掲げているのは "科学を正しくやろうとする" という一点だにゃ。
家と自分のあいだに、ロケットが一本挟まっている


ストアページの説明はやけに素っ気ない。「地球を見るまでには長い道のりがある。君と家のあいだにはロケットがある。まずそれを建てろ」。つまりゴールは脱出、そのための手段は全部自作という構図だにゃ。
一人称視点で火星を歩き、鉄・銅・シリカ・氷・ウランを掘り、加工して部品にする。クラフトは「採掘 → 精製 → 製造」の三段構えで、レゴリスから完成品まで自分の設備で登っていく形になっているとのこと。
酸素も電力も食料も、ぜんぶ同じ配線の上に乗っている

この作品でいちばん面白そうなのが、生命維持を独立したゲージにしていないところ。公式の説明では、酸素・電力・食料は互いに依存していて、どこか一箇所が落ちると全部に響く設計だと明言されているにゃ。基地は与圧された居住区で、自分でレイアウトした電力網の上で動く。停電はそのまま呼吸の問題になるわけだにゃ。

農業のルールも地味に効いてくる。育てた作物はそのまま次の種でもあるので、収穫のたびに「今食べるか、増やすために植えるか」を選ばされる。飢えている時ほど植えられない、という嫌な仕組みだにゃ。なお「火星でジャガイモ」というあの映画的な連想で語られがちな一本だけど、公式のストアページに作物の名前までは書かれていない。そこは実際に畑を見てのお楽しみということで。
砂嵐は、電気と視界をまとめて持っていく

移動手段は自分で運転する車両のほか、自律ローバーを先行させることもできる。向かう先は墜落した宇宙船、着陸地点、放棄された旧ミッションの基地 ― つまり「誰かが残していったもの」を漁るのが探索の中身になるにゃ。

そこに割り込んでくるのが砂嵐。発生すると発電量と視界を一緒に奪っていくため、事前に備えておくか、外で捕まって痛い目を見るかの二択になる。舞台はフルスケールの火星で、物理ベースの空と火星の実際の日周に合わせた昼夜サイクルが組まれているとのことだにゃ。
異星に降りて拠点を広げていく系の作品としては、以前紹介した『異星開拓記 Wonderia』とも並べて楽しめそうにゃ。
「消えて1年後に戻る」より、いま殴られたい
早期アクセスを選んだ理由について、開発者は「一人で抱える大きな企画だから、1年姿を消して自分の勘に賭けるより、プレイヤーと一緒に残りを作りたい」という趣旨の説明をしている。期間の見込みは6〜12か月。
現時点で動いているのは生命維持・三段階のクラフト・基地建設・採掘・農業・車両・地表の探索地点まで。逆に言えば、ゲームを締めくくるロケットの建造と打ち上げはまだ実装されていない。ここは購入前にはっきり意識しておきたいところだにゃ。製品版では survival まわりの掘り下げ、探索範囲、車両・建築物、新資源とテックツリーの追加が予定されている。価格についても「成長に合わせて上げていく予定で、早期アクセス中がいちばん安い」と明言されているにゃ。
日本語は無し、要求スペックは高くない
対応言語はここを間違えないでほしいところ。Steamストアページの表記ではインターフェース・音声・字幕のすべてが英語のみで、日本語は字幕を含めて対応していない。プレイ環境も Windows のみだにゃ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配信開始 | 2026年7月30日(早期アクセス) |
| 対応OS | Windows 10/11(64bit) |
| プレイ人数 | シングルプレイ |
| 対応言語 | 英語のみ(UI・音声・字幕) |
| 最低スペック | Ryzen 5 1600 / GTX 1060・RX580 / RAM 8GB |
| 推奨スペック | Ryzen 5 5600 / RTX 3070・6700XT / RAM 16GB |
| 容量 | 4GB |
容量4GBという数字が示す通り、要求はかなり控えめ。数世代前のGPUでも最低ラインには乗る設定になっているにゃ。
派手な敵もモンスターも出てこない代わりに、配管と配線と収支計算が牙を剥くタイプの一本。赤い砂の上で「電気が足りない」と唸るのが好きな猫にはたまらないやつだにゃ。
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