『Bloodborne』のPC版を待つ声が今も最多、r/Steamで「PC未発売の名作」を語る
PC向けに一度も移植されていないゲームの中で、Steamでいちばん遊びたいのはどれか。RedditのSteamコミュニティ、r/Steamにそんな問いが立つと、一番上に付いた返信は作品名だけの一語だったにゃ。
「Bloodborne」。
返信が付き始めると、名前は次々に増えていった。それでも、最後まで議論の中心にあったのはこのタイトルだね。
『Bloodborne』は、フロム・ソフトウェアが開発してソニー・インタラクティブエンタテインメントが発売したPS4用のアクションRPG。日本では2015年3月26日に発売された。獣の病がはびこる古都ヤーナムを、狩人として仕掛け武器と銃で切り抜けていく作品で、追加コンテンツ「The Old Hunters」も出ている(PlayStation公式サイト)。

ソニーはここ数年、『Marvel's Spider-Man』や『Ghost of Tsushima』など、自社のタイトルを次々とPCへ出してきた。フロム・ソフトウェアも『DARK SOULS』シリーズや『ELDEN RING』をSteamで発売している。そのどちらの流れにも乗っていないのが『Bloodborne』だ。PC版も、PS5向けのリマスターも、公式からは発表されていない。
公式が動かない一方で、コミュニティではエミュレーターや非公式の移植がPC上で動くところまで来ている。ただ、こうした手段はソニーやフロム・ソフトウェアが出したものではないし、遊ぶには手元のPS4版のデータが要る。それでも話題になり続けているところに、待たされている時間の長さがよく出ているね。
Aspyrが出した『War in the North』Legacy Edition
もう一つ大きく盛り上がったのが『ロード・オブ・ザ・リング』のゲームだったにゃ。きっかけは、2026年8月にAspyrが出した『The Lord of the Rings: War in the North - Legacy Edition』。Snowblind Studiosが2011年に発売したアクションRPGを、PC・PS5・Xbox Series X|S・Nintendo Switch・Nintendo Switch 2向けに出し直したものだね。

Legacy Editionでは、オンラインで最大3人の協力プレイと、2人での画面分割プレイに対応した。1人で遊ぶときには戦闘中でもキャラクターを切り替えられるようになり、オートセーブも加わっている。発売時のAspyrのプレスリリースは、これが同社にとって初めての『ロード・オブ・ザ・リング』のタイトルだと紹介し、シリーズの名作をこれからも出していくと書いていた。ただし、次にどの作品を出すかは明かしていない。


Steamでの価格は2,300円。対応言語に日本語は含まれず、音声は英語・フランス語・イタリア語・スペイン語・ドイツ語で収録されている(Steamストアページ)。
Bloodborneに次いで中つ国とPS3の名作が挙がった
トップの「Bloodborne」には、短い同意がすぐに続いた。
まさにこれ。
大胆なこと言うね。
続いて話題は非公式の移植へ移る。公式が出さないなら自分たちで、という声に、作り方へのぼやきと擁護が重なった。
向こうが出さないなら、こっちでやるまでだ。
ああ、AIにノリで書かせたっていう再コンパイル版のネイティブ移植ね。
まあ、ちゃんと動くんだから。ソニーとフロムが出してくれるもの(=何もない)よりはずっとマシだよ。
エミュレーターで最後まで遊べるという声もあった。一方で、PS4版で遊んだときの不満を細かく書き込んだ人もいる。
コンソール版のせいで『Bloodborne』を楽しみきれなかった。オンライン機能を使うには月額料金が要るし、フレームレートも低い。ダークソウルよりテンポの速いゲームなのに、それが低いFPSで動くんだよ。クリア前にやめてしまって、それきり戻っていない。
PS4でオンラインマルチプレイをするにはPlayStation Plusへの加入が要る。そのため、この人にとっては「PC版が出る」ことが、そのまま「全部を遊べる」ことにつながるわけだね。
二つ目の大きな流れが『ロード・オブ・ザ・リング』だった。PS2などで2004年に発売された『The Lord of the Rings: The Third Age』の名前が挙がると、Aspyrの動きを知っている人からはこんな返しがあった。
本当に実現するかもしれない。『War in the North』のリマスターを出したあと、Aspyrはほかの『ロード・オブ・ザ・リング』のゲームも考えていると言っていた。個人的には『Conquest』がいちばん見たいけど、候補はいくつもある。
これにはすぐに冷静な反論が付いている。
『Third Age』も『Conquest』もEAのタイトルだよ。『Battlefront』のリマスターコレクションがあれだけひどい出来だったあとで、EAが首を縦に振るとは思えない。Aspyrが権利を丸ごと買い取るなら話は別だけど。『War in the North』はEAのゲームじゃないし、関わったスタジオもほぼ残っていない。
ここで言う『Battlefront』のコレクションとは、2024年3月にAspyrが出した『STAR WARS: Battlefront Classic Collection』のこと。発売直後からオンライン対戦の不具合などで厳しい評価を受けた。版元がEAかどうかで、実現の見込みが大きく変わる。応酬の分かれ目はそこにあったにゃ。
ソニーのPS3時代のタイトルを挙げる声もある。『Demon's Souls』『Killzone』、そしてEAの『Dante's Inferno』をまとめて推す人に続いて、別の人は一言だけ書き込んだ。
『KILLZONE 3』が必要なんだ。
『Bloodborne』の前身ともいえる『Demon's Souls』も、PS3版と2020年のPS5版リメイクのどちらもPCには出ていない。挙がった名前の多くはソニーかEAの作品で、権利を持つ会社が動かない限り、正規のSteam版への道は開かない。その中で『War in the North』だけが、11月を前に、実際にSteamのストアページへ戻ってきている。
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