『Catechesis』が2027年夏発売へ、ユッピーサイコ開発元のホラーRPG
スタジオが最初に作り始めたゲームが、いちばん最後にゴールへ向かっている。『カウント・ルカノール』『ユッピーサイコ』で知られるスペインのBaroque Decayが、ホラーRPG『Catechesis -カテケシス-』を2027年夏に発売すると発表したにゃ。
告知は10月9日、Steamに出た開発ログの中でのこと。デモの更新と新しい敵・キャラクターの紹介に続いて、最後に「CATECHESIS IS COMING SUMMER 2027」と大きく掲げられた(Steamのお知らせ)。Steamのストアページでも、発売時期は「2027年第3四半期」に変わっている。
長い年月をかけてきたCatechesisについて、ようやく発表できる。 CATECHESISは2027年夏に登場する。 まだやるべきことは残っているが、初めてゴールが本当に見えてきた。
公式のお知らせより・日本語訳
この作品の始まりは、Baroque Decayにとって最初のプロジェクトだった。2023年11月の再始動の告知によると、ティザー映像を出したのはその10年前。かわいいピクセルアートで『バイオハザード』の手触りを再現する小さなホラーゲームとして注目を集めたものの、初めての作品ゆえに規模を膨らませすぎ、手に負えなくなって保留になったという(2023年の告知)。
最初のゲームだったこともあり、野心的に規模を広げすぎて、やり遂げられないものになってしまった。典型的な新人の失敗だ。 やがてCatechesisは保留となり、Baroque Decayは『The Count Lucanor』や『Yuppie Psycho』のような小規模な作品に軸足を移した。
2023年の告知より・日本語訳
その2作で経験を積んだうえで、10年越しに「始めたことを終わらせる」と宣言したのが2023年。そこからさらに3年近くの開発を経て、ようやく出てきたのが今回の発売時期というわけだね。最初のティザーから数えると、発売までは14年前後かかる計算になる。
善行が地獄を開く少年ダニエルの昼と夜
主人公は、とある新興宗教の祭壇の少年・ダニエル。悪魔に取り憑かれてしまった彼は、善い行いをするたびに地獄への扉を開いてしまう。世界を永遠の業火に沈めることなく、祖父の命を救わなければならない——というのが物語の筋立てだよ。
ゲームは昼と夜のサイクルで進む。昼は学校に通ったりアルバイトをしたりして過ごし、夜になるとダンジョンへ踏み込む形。学校の教室や街の教会といった日常の場所と、悪魔がうろつく夜の顔が同じ街の中に並んでいる。

戦闘は遠距離と近距離の武器を使い分けるアクションで、ツインスティックの照準操作と回避ローリングを備えている。暗い通路は懐中電灯やろうそくの明かりで照らして進み、音や光で敵に気づかれる仕組みがあるので、こっそり抜けるという選び方もできる。


武器は集めた血を使って強化していく作り。ストアの画面には「Blood gun」の威力・射程・クールダウン・精度を段階的に上げていく強化メニューが映っている。ピクセルアートのマップ探索に、アニメ調のカットシーンや立ち絵が差し込まれるのもこの作品の持ち味だ。

音楽は『VA-11 HALL-A』『ユッピーサイコ』で知られるMichael "Garoad" Kellyが担当している。
6月から配信されている無料デモは、今回の発表に合わせて中身が増えたにゃ。
- 野球のミニゲーム:リズム感を試す5つのトラック
- 勉強のミニゲームのチャレンジ:父親の家で延々と続いた「授業」の成果を試す
- リーダーボード:ほかのプレイヤーと腕を競える
- 新しいストーリー:ダニエルの兄の肖像画、エレベーターでの脱出、地下室にワインのボトルを並べる場面など
- 照準アシストの設定
- DiscordのRich Presence対応

公式のお知らせより・主な項目を日本語訳
同じ開発ログでは、スーパーの棚のあいだに出てくる新しい敵「Foremabala」と、スーパーで働くイザベル、その上司のクラウディオも紹介された。イザベルはデモにも出てくる、ソフィーをいじめる同級生だよ。製品版に向けてはこのあと本編のプレイテストも始める予定だという。

Steamでの対応OSはWindows・macOS・SteamOS+Linux。日本語はインターフェースと字幕に対応していて、フルボイスにはどの言語も対応していない。価格はまだ発表されていない。
棚上げから10年、ようやく決まったのは日付ではなく「夏」という季節だけ。それでも開発チームが「初めてゴールが見えた」と書いたのは、このスタジオの歴史でいちばん古い約束だった。
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