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電話修理店が舞台の心理ホラー『Don't Pick Up』、Steamで無料体験版を配信

投稿: 2026/10/04by tobariware約4分で読めます
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折りたたみ式やストレート型の携帯電話が、修理台の上に次々と運ばれてくる。電池を替え、画面を替えて客に返す――それだけの仕事のはずなのに、電話の中には持ち主の連絡先もメッセージも残ったままだ。

Quarter Gamesが開発し、Clover Biteが販売する心理ホラー『Don't Pick Up』の無料体験版が、9月24日にSteamで配信された(Steamのお知らせ)。舞台は別の歴史をたどってディストピアになった2000年代初め。プレイヤーは政府公認の通信機器修理店で働く修理担当として、一人称視点でシフトをこなしていくにゃ。

修理する電話の中身は見ない。規則は毎朝変わる

遊びの中心は修理そのものだね。持ち込まれた端末を台の上で回したり、ズームしたりしながら、壊れた部品を棚の在庫と取り替えていく。客から受け取る伝票には「何も聞こえない」「画面が割れた」といった申告が書かれていて、それを手がかりに直す場所を探す作りになっている。

厄介なのは職場のルールのほう。ストアの説明によると、政府の新しい規則は毎朝届き、予告なく変わる。前の日の規則を覚えていても、今日の規則に従ったことにはならない。作業は常に監視されていて、規則に反するふるまいは「承認された経路」で報告するよう求められる。

そのうえで、端末の中には持ち主が人に見せるつもりのなかったもの、政府が広まってほしくないものが入っていることがある。誰の依頼を受けるのか、何を報告して何を自分の胸にしまうのか。その判断の積み重ねで結末が分かれるマルチエンディングになっているよ。

客や上司とのやり取りは、店のブラウン管モニター越しに進む。笑顔を貼り付けたような顔の人物が「ミスはしたか?」と問いかけ、「はい/いいえ」で答えさせる画面もあって、穏やかな言葉づかいほど落ち着かないにゃ。外の世界で進む政治の混乱は、店の窓から日ごとに見えてくるという。ストアのスクリーンショットには、首相が撃たれ、10日後に選挙が行われると伝えるテレビのニュース速報も写っている。

配信から1週間でMac版と4:3表示が加わった

体験版は配信後すぐに手直しが入っている。10月1日に出たパッチv0.30.4の内容がこちら。

公式のパッチノートより(日本語訳)

  • 内蔵GPUで白い円が出る問題を修正。古いノートPCでも働けるようになった
  • 複数の客を同時に呼んだときに進行不能になる問題をいくつか修正。客は順番待ちの列を守るようになった
  • 細かな表示の不具合と、ライティングを改善
  • 4:3の画面比率に対応。ブラウン管テレビでも勤務できる
  • Mac版を追加

「政府は皆さんの声を聞いた」「勤務はまだ終わっていない」と、お知らせの文面まで作中の役所の口調で書かれているのがこの作品らしいところ。不具合の報告は公式Discordのフォームで受け付けているそうだ。

対応言語は、体験版が英語・ロシア語・ドイツ語・ポルトガル語(ブラジル)・簡体字中国語の5つで、Steamの表記ではいずれも音声付き。製品版のストアページは今のところ英語(音声・画面・字幕)とロシア語(画面・字幕)だけで、日本語にはどちらも対応していない。製品版の発売日は「近日登場」のまま決まっていない。

体験版の公式の案内は、作品名と同じ一言で終わっている――「そして何より、電話には出るな」。

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