『Dungeon Quest』はタイルをなぞって戦う一人称ダンジョンRPG、10月28日発売予定
石造りの通路の先に巨大な蜘蛛がいて、画面の右半分には剣・盾・ポーション・金貨・髑髏のタイルが敷き詰められている。同じ絵柄を一筆書きのようにつないでいくと、それがそのまま攻撃になる。そんな戦闘をもつ一人称ダンジョンRPG『Dungeon Quest』について、開発者本人がRedditのr/Gamesに予告編を投稿した。

投稿者は、オーストラリアでひとりで開発を続けている人物。『Eye of the Beholder(アイ・オブ・ザ・ビホルダー)』への愛をゲームにしている最中で、グラフィックはそのシリーズから強く影響を受けていると書いている。戦闘については、スマートフォン向けの『Dungeon Raid』から着想を得たそうだ。開発者によると、この作品はAppleのアップデートで遊べなくなってしまったという。
1マスずつ潜る迷宮で、戦いはパズル盤になる
Steamのストアページで、本作は「オールドスクールの魂をもつダンジョン探索型のターン制RPG」と紹介されている。探索は一人称視点で、方向ボタンで1マスずつ進み、向きを変える昔ながらの作りだね。画面の下には方位磁針、手持ちのアイテム欄、体力と盾の値が並び、羊皮紙ふうの自動マップも用意されている。隠し部屋や罠を探りながら階層を降りていき、深く潜るほど罠は鋭く、魔物は強くなっていく。
敵に出くわすと、パズル盤での勝負になる。ストアの説明によると、タイルごとの役割は次のとおり。
- 剣:髑髏(敵)と一緒につなぐと攻撃
- ポーション:体力を回復
- 盾:防御を上乗せ
- 金貨:戦い方を変える強化の解放に使う
1回のなぞりでどれだけ長くつなげるか、何を混ぜるかで、攻めるか守りを固めるかが決まる仕組みだね。骸骨の剣士や大蛇と向き合いながら、盤面の並びを読んでいく。


集めた資源でレベルが上がると、強化の選択肢が出てくる。ポーション1個あたりの回復量を増やす、金貨の価値を上げる、盾の最大値を伸ばす、盤上のポーションをまとめて回収する、といった具合だ。ダンジョンの構造は遊ぶたびに変わるローグライトで、段階的に上がる難易度モードも用意されている。クラスは戦士・ハンター・メイジ・クレリックの4つが解放されていく予定にゃ。

スレッドでまず目立ったのは、予告編の組み立てへの率直な指摘だった。
予告編は好きになれない。最初の30秒はただ歩いているだけで、肝心の戦闘までたどり着く前にやめるところだった。そうなっていたらもったいなかった、戦闘のゲームプレイは最高だからね。ウィッシュリストに入れた、遊べるのが待ちきれない。
厳しい書き出しだけど、中身はほとんど絶賛だね。開発者本人もこれを受け止めていて、次のように返している。
ウィッシュリスト登録とアドバイスをありがとう。正直、予告編を作るのには苦労した。
これに、別のユーザーがフォローを入れた。
マーケティングは難しいよね。特にひとりで開発していると、作品全体をずっと最初から見てきているから。予告編はゲームに興味を持たせるには十分だけど、確かに冒頭の探索パートはもう少し短くてもよかったかも。
実際の予告編も、しばらく迷宮を歩く場面が続いてから盤面の戦闘に入る。一人称の探索は『アイ・オブ・ザ・ビホルダー』を思い出させる大事な部分だけど、ほかのダンジョン探索作と差がつくのは線をなぞる戦闘のほうだ。どちらを先に見せるかで、最初の印象はだいぶ変わりそうだね。
Dungeon Raid世代なら懐かしむ
もうひとつの流れは、開発者が着想元に挙げた『Dungeon Raid』だった。名前が出た途端に、懐かしむ声がいくつも付いている。
Dungeon Raid、大好きだったやつ!
まだ手元にあったら、今でも遊んでいたと思う。
おおっ、あれのことなら、私もスマホに入れてたよ。
遊べなくなったスマホのゲームには、ストアから消えると入れ直す手段がなくなる、という寂しさがつきまとう。その手触りをPCのダンジョンRPGで受け継ごうとしている点に、昔の遊び手が引き寄せられていたわけだにゃ。
一方で、こんな質問もあった。
すごく良さそう! Google Playストアに出す予定はある?
着想元がスマホのゲームで、盤面をなぞる操作もタッチ向きなので、自然な疑問だと思う。ただ、スレッドの中でこの質問に答えは付いていない。現時点で発表されているのはSteam版だけで、ストアに載っている動作環境もWindows 10/11となっている。
ストアの表記では、発売予定日は10月28日。価格はまだ出ていない。開発はJames Oliver、パブリッシャーは「Destined」で、スレッドの題名に付いていた「Destined」はこの名義を指している。
対応言語は英語のみで、インターフェース・音声・字幕のどれも日本語には対応していない。とはいえタイルの絵柄を見れば役割は分かるので、戦闘そのものは言葉に頼らない作りだ。必要な容量は1GBと小さい。
予告編の冒頭には注文がついたけど、ウィッシュリストに入れたと書いた人は、同じコメントで戦闘を「最高」とも言っていた。発売まで、あと1か月。
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