コンバットレーサー『GRIP 2』が新名称で体験版を公開、レベルエディターも先行収録
「XR」という2文字が、思わぬ誤解を生んでいたらしい。開発元のCaged Elementは、制作中だったコンバットレーサー『GRIP XR』の名前を『GRIP 2: Combat Racing Evolved』に改め、新しい体験版をSteamで公開したにゃ。
改名の理由は、9月23日のSteamの告知で開発側が自分から説明している。「XR」はエクステンデッド・リアリティの略として広く知られていて、VR専用の新作だと思った人が多かったそうだ。そのうえで、前回の体験版から作り込みを重ねた今の内容なら「続編を名乗るにふさわしい」と判断したんだって(Steamの告知)。
本作は、2018年に出た『GRIP: Combat Racing』の続編にあたる。ロケットで加速するマシンは上下どちらの面でも走れて、ひっくり返っても止まらない。武器やアビリティで相手を妨害しながら、壁も天井も使ったねじれたコースを猛スピードで駆け抜けるのが基本の遊び方だよ。

新しく加わる要素として、ストアページでは次のものが挙げられている。
- CRANK:壁や天井へほぼ一瞬で飛び移る新アビリティ。曲芸のような動きだけでなく、体勢の立て直しや障害物の回避にも使える
- マルチプレイ対応のレベルエディター:友だちと一緒に、作っている最中のマップをリアルタイムで走れる。作ったマップはゲーム内のワークショップで共有する計画
- Playgroundモード:前作の「Carkour」を広げた、スケートパークのような自由走行モード。スタントやチャレンジ、収集要素がある

このほか、車体のカスタマイズ(塗装・タイヤ・ホイール・デカール・ボディキット)、コースやルールを選べる大会作成機能、ライバルとの因縁があるキャンペーン、全モードで最大10人のマルチプレイも、開発後半の予定として並んでいる(Steamストアページ)。



体験版は街コースHazeとエディター入り
体験版は10月2日未明に公開された。『GRIP XR』時代の体験版は8月に一度取り下げられていて、今回はそこから中身を大きく入れ替えた形になる。前回からの変更点は、公式の告知で次のように並べられている(公式の告知より・日本語訳、主な項目だけ)。
- 新コース:Haze 2.0。前回の体験版にあった4つのプロトタイプコース(ゲームプレイを改善)と、Playgroundマップ1つも収録
- より安定した車両の物理挙動。改善はまだ続ける
- すべての武器の使い勝手と、相手への効果を改善
- AssassinとRamraiderを追加
- 新しい車体スキンを追加。新しい車も準備中
- 全体のビジュアルを改善
- 新曲を1曲追加
- レベルエディターを先行公開
(Steamの告知「GRIP 2 DEMO is OUT!」)
目玉はやっぱりレベルエディターだね。開発側は「すでにかなりしっかりしていて、比較的簡単に作れる。特に街のコースは作りやすい」と書いていて、テスターがもう凝ったマップを作っているとも明かしている。リリース前のエディターを体験版で触らせるのは、マップ作りを遊びの柱に据えている本作らしい判断だと思う。

物理挙動の改善がいちばん上の方に置かれているのにも理由がある。8月の告知によると、Kickstarterの支援者に投票してもらった結果、いちばん期待されていたのが物理・操作感の改善だったんだって(Steamの告知)。そのKickstarterは7月に目標を達成している。


対応プラットフォームはWindowsのみ。日本語はインターフェースと字幕に対応していて、音声は英語のみとなっている。製品版の発売日と価格はまだ決まっておらず、ストアの表記は「近日登場」のまま。
Redditでは前作ファンと開発者が直接対話
r/pcgamingに体験版の公開を投稿したのは、開発側の本人だ。投稿では、前作が『Rollcage』シリーズの精神的な後継作であること、そして共同経営者がその『Rollcage』に関わっていたことに触れている。以前r/pcgamingに出したときは、明るくレトロ寄りの絵作りが前作と違いすぎると指摘が多かったそうで、今回はもっと荒々しい雰囲気の近未来都市を見せたと説明していた。
集まった声は、前作を遊んだ人からのものが目立つ。
GRIP Combat Racingの大ファンだった。1作目のハイパースピードのチートは入れてあると言ってくれ。理不尽なスピードで走り続けたいんだ。
これには開発側が直接答えている。
まだ入れていないんだ。まずは基本の速度をちゃんと調整しないといけないからね。でも、たぶん後でミューテーターとして入ると思う。使うかどうかはもちろん自己責任で。
前作で遊び込んだ人ほど、あの狂った速度をもう一度味わいたいみたいだね。ミューテーターは大会作成機能でも選べる予定の項目なので、そこに入れば試合ごとに切り替える形になりそうだ。
体験版を遊んだ人からは、視点の要望も出ていた。
デモをやった。最高だった! 音楽もすごくいい。視点の切り替えとキー割り当てを付ける予定はある? いつもはコックピット視点、一人称で運転したいんだ。
そうだね、バンパー視点も含めて複数の視点は入れる必要がある。ただ、コックピット視点は小さなチームには作業量が大きすぎるんだ。
できることとできないことを、はっきり線引きして返しているのが印象的だった。小さなチームが範囲を絞りながら作っていることが、この一往復からも伝わってくるにゃ。
ほかの反応はおおむね歓迎ムードだ。
昔はRollcageの大ファンで、GRIP 1も大好きだった。これは絶対買う。
(かなり太っ腹な!)デモを遊んだ。新しいマップがすばらしい。製品版には画面分割があるといいな。
1作目は驚くほど楽しかった。幸運を祈るよ、体験版の公開おめでとう!
画面分割の要望には、このスレッドの範囲で返答は付いていない。ストアページが挙げているマルチプレイの予定は最大10人までという人数だけで、ソファで並んで遊ぶ形に対応するかは、まだ公式には書かれていない。
前回のスレッドで絵作りに注文が付いてから、改名と新しい体験版を経て、今回は「マップがいい」「音楽がいい」という声のほうが前に出てきた。発売日の欄は「近日登場」のまま変わっていない。
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