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30年前「卒業しなさい」と言われた人が、今は夫婦で並んでマイクラを遊んでいる

投稿: 2026/10/04by tobariware約5分で読めます
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壁に掛けた大きなテレビが2台。そこに映っているのは、どちらも『Minecraft』の画面だ。

片方はPCにつないであってWindowsのタスクバーが見えていて、もう片方の画面の隅にはコントローラーのボタン表示が出ている。棚の下には子ども用の小さなテーブルと椅子、ウェットティッシュ、おもちゃの箱。手前のソファには、黒い猫の後ろ頭が写り込んでいる。

この写真に付いていた一文が、Redditのr/gamingで大きな反響を呼んだにゃ。

30年前の両親「そんなくだらないゲームの習慣、そのうち卒業するでしょ」。30年後の私:息子が寝たあと、夫と一緒に(この写真)

説明はそれだけで、残りは写真が語っている。子どもを寝かしつけて、部屋を片付けきる前に夫婦で並んでブロックを掘る——卒業どころか、遊ぶ相手が増えていたというオチだね。

米国では67%が遊び、平均年齢は37歳だ

「大人になればやめるもの」という見立ては、少なくとも数字の上では外れている。米国のゲーム業界団体ESA(Entertainment Software Association)が2026年6月3日に公表した年次調査「Essential Facts 2026」によると、週に1時間以上ゲームを遊ぶ米国人は5〜90歳の67%、およそ2億1,230万人。プレイヤーの平均年齢は37歳まで上がった。

親に絞った数字も出ている。

  • 週に1回以上ゲームを遊ぶ親:75%
  • そのうち子どもとも一緒に遊ぶ親:81%(週1回以上が52%)
  • ペアレンタルコントロールを使っている親:約3分の2

調査はYouGovとESAが2026年2月11日から25日にかけてオンラインで行い、回答者は1万3,545人。米国だけの数字ではあるけど、30年前に子どもだった世代がそのまま親になり、ゲームを手放さずに家庭へ持ち込んでいる様子がはっきり出ている。

写真の夫婦が遊んでいるのがPCとコンソールの組み合わせなのも、今の『Minecraft』らしいところ。統合版(Bedrock Edition)はWindows、Xbox、PlayStation、Nintendo Switch、スマートフォンのあいだで一緒に遊べる作りになっている(Java版と統合版の違い|Minecraft公式)。夫婦で別々の機械を使っても同じ世界に入れるわけだ。

ほほえましい写真へのコメント欄は、意外にも「スクリーンタイム」の話で盛り上がった。口火を切ったのは、当時の親たちへのちょっとした恨み節だにゃ。

当時の親って、子どものゲーム時間は制限したり「くだらない」と言ったりするのに、休みの日には自分がケーブルテレビのどうでもいい番組を12時間ぶっ通しで見てたりしたよね。

母さんは一日中ゲームしてる私を怒鳴っておいて、自分はHGTV(住宅リフォーム系の番組チャンネル)を6時間見てた。あのダブルスタンダードはすごかった。

これにはすぐ、別の角度からの返しが付いている。

子どもの画面時間を制限すること自体は何も間違ってない。特に今はね。

そうだけど、大人もどこかで少しは控えたほうがいい。子どもがいるなら手本になるし、単純に自分のためにもなる。

「12時間」という数字に引っかかった人もいた。自分の親はそんなことは一度もなかった、という人に対して、1990年生まれだという人は「帰宅して夕飯を食べたら寝るまでテレビ、というのがうちの普通だった。12時間は誇張だと思う」と振り返っている。そして、話がずれかけたところで論点を拾い直したのがこの一言だった。

問題は二枚舌のほうであって、画面時間の制限じゃない。

制限は必要、でも「ゲームだけが悪者」という扱いには納得がいかない——コメント欄の大半は、だいたいこの線に落ち着いている。ESAの調査で3分の2の親がペアレンタルコントロールを使っているのも、かつてゲームで育った親たちが「やめさせる」のではなく「付き合い方を決める」側に回った、という見方と重なるね。

もう一つの論点は、画面の前にいる時間の“中身”だった。

画面時間の制限は子どもだけの問題じゃない。ただ、TikTokやケーブルテレビに比べたら、ゲームのほうが間違いなく好ましい画面時間だと思う。どうせ画面を見るなら、少しは頭を使うものがいい。

SNSのくだらないスクロール時間と、シングルプレイの『ゼルダ』を遊ぶ時間は同じじゃない。

テレビの肩を持つ声もある。誰かと一緒に見て、止めて語り合うならテレビも十分頭を使う、という意見に「見ながら止めるの?最悪じゃない?」と返され、「仲間と数分話し込むなら一時停止する。場面によっては黙って見るのが正解のときもある」と言い返す、ちょっとした応酬まで起きていた。結局、長さよりも「何を、誰と」が大事だという話になっていく。

その流れでいちばん写真の内容に近かったのが、この声だと思う。

全体としては、ゲームをする人のほうが時間の使い方が少しだけマシなんじゃないかな。ゲームにもよるけど、たくさん遊べた頃は友達と一緒に遊んでた。テレビの前で一人で座ってるんじゃなくて、人とのやり取りがあったんだ。

30年前に「くだらない」と言われた習慣は、写真の家では夫婦の時間になっている。子ども部屋のほうから寝息が聞こえるくらいの時間に、2台のテレビの明かりと猫が1匹。親の予言が外れたことを、いちばん近くで見ているのはその猫なのかもしれないにゃ。

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