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『Expedition 33』は1作目、Redditで続編ではない“数字入りタイトル”を挙げる大喜利

投稿: 2026/10/05by tobariware約7分で読めます
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『Fallout 3』と『Fallout 4』はダメで、『Fallout 76』ならOK。

Redditのr/gamingで、そんなルールの“お題”が投げられた。シャワー中にふと思いついたという投稿者の問いは「タイトルに数字が入っているのに、続編ではないゲームはどれくらいある?」というもの。続編・前日譚はもちろん、『ファイナルファンタジー』のようにシリーズの何作目かを示す数字も対象外。例として挙がったのは『Fallout 76』と『Horizon Zero Dawn』で、年号を名前にする『Anno』シリーズは「グレーゾーン」扱いになっていた。

『Fallout 76』の76は、シリーズ5作目という意味ではない。プレイヤーが出てくるシェルター「Vault 76」の番号だ。爆弾が落ちてから25年後、Vaultの住人たちが外の世界へ踏み出すところから始まる作品だと、Steamのストアページでも紹介されている。数字が作品の「通し番号」ではなく、作中の何かを指している――このお題で集まったのは、そういうタイトルたちだね。

『Expedition 33』の前に、32の遠征隊はあったのか

いちばん反応を集めたのは、2025年4月24日に発売されたRPG『Clair Obscur: Expedition 33』だった。最初の一言はこうだ。

『Clair Obscur: Expedition 33』。最初の32作は遊んでないんだよね

もちろんボケである。ところがこのボケには、作品の設定そのものが絡んでくる。Steamのストアページによれば、この世界では年に一度「ペイントレス」が目を覚まし、モノリスに呪いの数字を描く。その年齢を超える人々は煙となって消え、数字は年々小さくなっていく。そして明日、彼女が描くのは「33」。主人公たちは、その前に彼女を倒すために旅立つ第33遠征隊というわけだ。

つまり33は「何作目か」ではなく、遠征隊の番号。ところが、そこにすかさず細かい訂正が入る。

厳密に言えば、これは最初の67作目だよ

厳密に厳密に言うと、遠征隊は53回くらいしか出てないはず

数字が年ごとに減っていくなら、33より前にも遠征隊がいたことになる。ただ、それが何回だったのかは、プレイヤーの間でも記憶が分かれているみたいだね。「途中で何年か飛ばしたんだっけ? それとも遠征を始めるまでに何年かかかった?」という質問には、別の人がこう答えていた。

最初は数字が大きかったから、90代や80代の人たちが老衰で亡くなっているだけだと思われていたんだ。ペイントレスが現れて最初に出たのは「遠征隊ゼロ」で、成果が無かったから、数字が下がるまで問題だと気づかなかった……確かそうだったはず

本人も「確か」と添えているとおり、これはあくまでプレイヤーの記憶にもとづく説明だ。さらに「老衰で亡くなる人を見ても、花びらはそんなに散らないけどな」というツッコミが続き、作中で人が亡くなるときの描写をめぐって、細かい設定の話へ入っていった。最後は「なるほど、それなら引き下がる」と納得して終わるあたり、言い合いというより答え合わせに近い流れだった。

このスレッドでは、作品をきちんと遊んだ人ほど、ボケを入口にして設定の話を始めてしまう。冗談の「32作」が、気づけば作中の年表をたどる話になっていたにゃ。

一方で、数字を別の方向に転がす人もいた。

19回分のCOVIDを乗り越えてきたとは信じられない

シリーズの最高傑作は『Expedition 19』だと思う

存在しない「前作」の出来を語りだすボケまで出て、この話題はしばらく『Expedition 33』を軸に回り続けた。

『サイバーパンク2077』には“ほぼ前作”があった

同じ流れで挙がったのが『サイバーパンク2077』だ。

『サイバーパンク』って、マニア向けのカルト作品だったんだろうな。シリーズで名前を聞いたのは2077が最初だよ

1から2076は遊んでないってこと?

最近の若者は根気が足りないね

2077作目まで遊び通すには、確かに根気が要る。2077は作品の舞台となる年のことで、Steamのストアページでも「未来の巨大都市ナイトシティ」を舞台にしたオープンワールド・アクションアドベンチャーRPGとして紹介されている。

ただ、この作品にはお題のルールを揺るがす事情もある。そこを突いたのがこの声だ。

厳密には続編だと思う。紙とペンで遊ぶTRPGシリーズの続きだから

元になっているのは、マイク・ポンスミス氏がR. Talsorian Gamesから出したテーブルトークRPG『Cyberpunk』。最初の版は1988年に出ていて、1990年の第2版は『Cyberpunk 2020』という題名で、架空の2020年を舞台にしていた。スレッドでも「2077はそれを元にしていて、そこから先の未来が舞台」「TRPGに詳しくなければ知らなくても不思議じゃない、いちばん有名なのはD&Dだし」という補足が続いている。

ゲームとしてはシリーズ1作目でも、作品の世界には前の時代がある。そう考えると、「続編ではない」と言い切れるかは微妙なところだね。

話はさらに、1994年ごろの思い出話へ。ある人は当時、友人に「2020年じゃ、あの技術水準も社会の崩壊も早すぎて現実味がない」と言ったところ反論された、と書いていた。冗談半分の書きぶりだったけれど、2020年という“未来”を実際に通り過ぎたあとで読むと、少し違った味わいがある。

数字の意味を説明できると、話が長くなる

お題そのものは単純で、「続編じゃないのに数字が入ったタイトルを挙げる」だけ。それでも集まった声を並べると、盛り上がったのは数を競う方向ではなく、「その数字は何を指しているのか」を確かめる方向だった。

『Fallout 76』は避難所の番号、『サイバーパンク2077』は舞台の年、『Clair Obscur: Expedition 33』は遠征隊の番号であり、呪いの数字でもある。最後の作品だけは、その数字が物語そのものの残り時間にもなっている。

「最初の32作」というボケから始まった『Expedition 33』の話は、結局「本当は何回遠征があったのか」という、作中の誰も正確には数えていなかった問いにたどり着いた。答えは67か53か、プレイヤーの間でもまだ割れたままだ。

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