義体の少女が月面を目指す『RUST MOON』など新作4本、メカACT『Dark Side Void』は10月末まで体験版
「この街では、現実に留まることさえ金がかかる」。サイバーパンクの横スクロールアクション『RUST MOON』は、そんな一文で世界を紹介している。支払いを滞らせた住民は「夢想カプセル」へ送り込まれ、秩序を保つのは機械。この街で、記憶を書き換えられた少女が自分の過去を追いかけるにゃ。
今回はこの『RUST MOON』を入口に、空中戦が売りのメカアクション、祖父の茶屋を継ぐ経営シミュレーション、何かがおかしい会社を舞台にしたホラーノベルまで、Steamで情報が出ている4本をまとめた。体験版を触れるものが3本あるので、各作品の配信状況と日本語対応はそれぞれの節に書いておくね。
『RUST MOON』の主人公は、軍用チップに人格を抑えられている
開発はmoonbell studio。ピクセルアートで描かれる横スクロールアクションで、銃・近接・チップ能力・アイテムクラフトを組み合わせて進んでいく作りになっている。
主人公は「ALPHA-7」。頭の中の記憶はうまく噛み合わず、体内の軍用チップがその記憶を「人格抑制領域」へつないでいる。無理に外せば残ったわずかな過去まで焼き切れるかもしれない、というのがストアページにある設定だ。彼女を「ALPHA-7」と呼ぶ者もいれば、「コジカ」と呼ぶ者もいるそうで、名前の呼ばれ方ひとつからして穏やかではないにゃ。

物語の手がかりは会話だけでなく、街に残された記録の中にもある。滞納通知、母親が子どもへ残した録音、冷たい言葉で書かれた行動指針。そうした断片を読み進めるほど世界が具体的になり、同時に自分の記憶が信じにくくなっていく構成みたいだね。

戦闘は間合いの読み合いが軸。ライフルで撃ち合い、ショットガンで迫る相手を迎え撃ち、刃を抜いて至近戦に持ち込む。ダッシュ、スライディング、ガードも使える。そこへ1つだけ装着できる「チップ」が加わり、時間減速で行動の隙をこじ開けたり、光学迷彩で交戦のタイミングをずらしたり、ドローンや浮遊剣を呼び出したりできる。
拾った金属・火薬・バッテリーからは、弾薬やグレネード、EMPグレネード、RPG、メディキット、エネルギーシールドを作れる。素材が限られるなかで「今すぐ火力を足すか、次の戦闘のために回復を残すか」を選ばされる仕組みだよ。舞台は街のバーやクラブから工業施設、宇宙エレベーター、宇宙ステーション、そして月面基地へと移っていく。
- 発売時期: 2026年予定
- 対応機種: Windows(Steam)
- 日本語: インターフェースと字幕に対応、音声は非対応
- 体験版: 配信中
『Dark Side Void』は人型にこだわらないメカで宇宙を飛び回る
Beyond The Light Coneが開発する、2D横スクロールの宇宙メカアクション。度重なる大戦で荒れた太陽系を舞台に、重装備の戦闘メカで敵の大群や巨大な相手と戦う。射撃による遠距離攻撃と近接格闘を織り交ぜた戦闘が特徴として挙げられていて、宇宙空間を高速で飛び回るドッグファイトが見どころだね。


機体はパーツを自由に組み合わせられ、腕の違うパイロットも育てられる。戦況に合わせて部隊の編成を組み替え、さまざまな任務に挑む流れになっている。スクリーンショットを眺めると、いわゆる二足歩行の人型だけでなく、戦闘機のような胴体を持つ機体も混じっていて、デザインの幅にこだわりが感じられるにゃ。
体験版は10月1日から公開中。開発者はSteamのお知らせで、この体験版を期間限定とし、10月31日に取り下げると告知している。公開から数日後には、体力ゲージのダメージ表示の強化や、弾薬費・修理費の引き下げ、コントローラー操作の不具合修正を含む更新も入った。
- 発売日: 未発表
- 対応機種: Windows(Steam)、コントローラーに完全対応
- 日本語: インターフェースと字幕に対応、音声は非対応(全15言語に対応)
- 体験版: 10月31日まで公開予定
『お隣茶屋です』では祖父の茶屋を継ぎ、家族の秘密を追う
BearTricks Games Studioによる茶屋経営シミュレーション。長いあいだ閉まっていた茶屋を、祖父からの招待状をきっかけに主人公が引き継ぐ。目的は大学の学費を貯めることで、お茶の調合から接客、茶業協会の審査を通るような大きな仕事まで、店のことは全部自分で切り盛りする。



最初は傷んだ状態の店内と茶園を、装飾品を買って好きなように整えていける。庭では茶葉を育てられ、常連客と親しくなると新しいレシピを贈ってもらえることも。キャリアウーマンや大物実業家など客の顔ぶれは幅広く、関係が友情や恋愛へ進むこともあるとストアページは説明している。
経営の裏では、型破りな祖父が残した問題と、何年も前に起きた出来事の真相を追うことになる。店が大きくなるにつれ手がかりが増え、最後には重大な決断を迫られるという。グッズの制作・販売やペット、支店の出店といった要素も予告されているよ。
- 発売日: 近日登場(具体的な日付は未発表)
- 対応機種: Windows(Steam)、コントローラーに完全対応
- 日本語: インターフェースと字幕に対応、音声は非対応
『Disorientation Syndrome』は無料で配信が始まった
最後は、会社を舞台にしたサイコロジカルホラーのビジュアルノベル『迷失综合征 Disorientation Syndrome』。開発は不稳定流质、販売はLiquid336Games。2026年10月16日付ですでにSteamで配信されていて、製品版も無料で遊べる。
特に取り柄のない「あなた」が、なぜか会社に採用される。上司は穏やかで礼儀正しく、同僚との仲も良い。それでも何かが噛み合わない。仕事はただ1つ、聞いたこともない奇病「Disorientation Syndrome」の治療だという。建物の中で本当に言葉を交わせるのは、上司、同僚、そして謎めいた「特別職員」の3人だけ、という設定にゃ。


選んだ選択肢で物語と人物との関係が変わり、エンディングは複数に分かれる。最後に会社から逃げ出すのか、それとも迷い込んだまま残るのか。ストアページの紹介文は、その問いで締めくくられている。配信後もギャラリーや実績の不具合を直す更新が入っている。
- 価格: 無料
- 対応機種: Windows / Mac(Steam)
- 日本語: 非対応(対応言語は中国語簡体字のみ)
4本のうち3本は日本語に対応している一方で、どれも音声は日本語に入っていない。期限が決まっているのは『Dark Side Void』の体験版だけで、公開は10月31日までにゃ。
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