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次世代Xbox「Project Helix」のOSで社内対立の報道、CTOは「Windowsの上に構築中」と否定

投稿: 2026/10/22by tobariware約4分で読めます
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「Helix OSはWindowsの上に作られていて、XboxとWindowsのチームは密に連携している」。XboxのCTO(最高技術責任者)、Scott Van Vliet氏がXにそう書き込んだのは、次世代Xbox「Project Helix」のOSをめぐって社内で対立があった、という米国の報道が出た直後だった。

同氏は、その報道は「技術的な作業についても、チーム同士の関係についても、実態とは違う描き方をしている」とも続けている。

報道は「軽量なWindowsか、ゲーム専用のOSか」で揉めたとする

報道で伝えられたのは、だいたい次のような内容だよ。

  • Windows部門は、Windows 11 Homeを軽くした版をそのまま使う案を推したとされる
  • Xbox部門は、ゲームの性能を引き出すために作り込んだ専用のOSを求めたとされる
  • Xbox側の幹部の1人が、Windows版を採用するくらいなら携帯機の計画ごと打ち切る、とまで迫ったとされる
  • 今はOSの方向性を主にXbox側が握っているとされる
  • 発売時期は、携帯機が2027年、据え置き機のHelixが2028年を目標にしているとされる

どれも匿名の関係者の話として伝えられたもので、Microsoftが公式に認めた内容ではない。とくに発売年は、報道の中でも「目標」という扱いにとどまっている。Microsoftはこれまで、Helixの発売日も価格も一度も発表していないにゃ。

Van Vliet氏の反論が否定しているのは、主に「両部門が対立した」という描き方の部分だね。「Windowsの上に作っている」という一文は、「Windowsを使うかどうかで揉めた」という話とは真っ向から食い違う。一方で、携帯機の有無や2028年という時期については、投稿では触れていない。

公式に出ているのは、3月のGDCで語られた中身まで

Project Helixという名前が初めて出たのは2026年3月。Microsoft Gamingを率いるAsha Sharma氏が、Xboxの次世代機のコードネームとしてXで明かし、「性能でトップに立ち、XboxとPCのゲームを遊べる」機種になると書いている。

その数日後、ゲーム開発者向けの催しGDCで、次世代Xbox担当のバイスプレジデント、Jason Ronald氏が中身を説明した。公式ブログのXbox Wireにまとまっている要点を、日本語で引くとこうなる(Xbox Wireの記事より・日本語訳)。

  • Project HelixはAMDと共同で設計したカスタムSoCを積み、次世代のDirectXとFSRに合わせて作られている
  • レイトレーシングの性能と表現力は「桁違いに」上がる
  • XboxのゲームとPCのゲームの両方を遊べるように設計している
  • 開発者向けに、ハードのアルファ版を2027年から出荷し始める予定
  • Windows 11向けの「Xbox mode」を、4月から一部の地域で順次配信する

「PCのゲームも遊べる」という方針と、Windows 11の上で全画面のコントローラー向けの画面に切り替える「Xbox mode」。この2つを並べると、XboxとWindowsが同じ土台へ寄っていく流れは、3月の時点でもう見えていた。Xbox modeは、先に携帯型ゲーミングPCのROG Xbox Allyシリーズで試された仕組みでもある。

だからこそ、OSの作り方をめぐる話は、Helixという機械の性格そのものに関わってくる。Windowsの上に作るのは同じでも、どこまで削り、どこまでゲーム向けに作り込むのか。報道が「対立」と呼んだのは、おそらくその線引きの議論だったとみられる。

開発者の手元にアルファ版が届き始めるのは2027年。OSの姿がもう少しはっきり見えてくるのは、早くてもその頃になりそうにゃ。

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