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Xboxがパッケージ版ゲームの供給担当を募集、PSのディスク撤退表明後も物理版の発売を継続へ

投稿: 2026/10/19by tobariware約6分で読めます
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「Xboxゲームのパッケージ版の発売を、すべてのプラットフォームで取りまとめる」。マイクロソフトの採用サイトに10月中旬、そんな仕事内容の求人が載った。職名は「Xbox Games Supply Strategist」で、勤務地は本社のあるワシントン州レドモンド。ソニーが新作ゲームのディスク生産をやめると表明してから3か月あまりのタイミングだったこともあって、次世代Xbox「Project Helix」にもディスクが残るのではないか、という見方が広がっているにゃ。

ただ、求人の文面には次世代機の話もディスクドライブの話も一言も出てこない。書いてあることと、書いていないことを分けて見ていく。

募集しているのは、Windows and Devices Group に属する Xbox のサプライチェーンのチーム。正社員の募集で、求人の掲載期限は2027年4月までになっている。概要の欄には、担当する仕事が次のように書かれていた。

Microsoft Careers の求人「Xbox Games Supply Strategist」の概要より・日本語訳

Xbox Games Supply Strategist は、すべてのプラットフォームにおけるXboxゲームのパッケージ版の発売を取りまとめ、製品ライフサイクルのあらゆる段階でグローバルな供給配置の戦略を策定・実行し、運転資本・コスト・サービスの目標を満たせるよう在庫を配置し、それらのゲームの販売とチャネルでの展開を統括する。

製品マーケティング、財務、サプライチェーン内のさまざまなグループと緊密に連携し、供給と販売の計画を確定・管理する。

ポイントは「すべてのプラットフォーム」という言い方だね。いまのXboxのファーストパーティ作品は、Xbox本体だけでなくPS5やNintendo Switch 2でも発売されている。この求人が見ているのは「Xbox本体のディスク」に限らず、Xboxブランドのゲームをどの機種向けにパッケージで出すかという供給全体だと読める。

ここが話を少しややこしくしている。求人の中身は在庫の配置、販売チャネル、各部署との計画の調整といった物流と需給の仕事で、ハードウェアの仕様には触れていない。「Helixにディスクドライブが付く」証拠として読むには、文面が足りないにゃ。

それでもこの求人が注目されたのは、ソニーの発表があったからだ。PlayStation Blogは7月初め、PlayStation向けの新作ゲームについて、2028年1月からディスクの生産をやめると告知した。

PlayStation向けに発売されるすべての新作ゲームについて、ゲームディスクの生産を2028年1月から終了する。

この移行は、2028年1月より前にディスクで発売済み、または発売予定のゲームには影響しない。

ソニーは理由として、デジタルを好む人がディスクを大きく上回っていることを挙げている。2028年以降の新作は、PlayStation Storeや販売店でのデジタル販売に移る。

先ほどの「すべてのプラットフォーム」と並べると、少し不思議な形になる。2028年以降、PS5向けに出るXbox作品はディスクにならない。それでもマイクロソフトが物理版の担当を新しく置くのは、少なくともXbox本体やSwitch系のパッケージ、そして2027年までに出る作品の供給は続ける前提だとみられる。

ディスクを入れるとデジタル版に切り替わる仕組み

物理メディアをめぐって、マイクロソフトがここ数か月でやったことはもう1つある。8月下旬にXbox Wireで発表した「Disc to Digital」だ。対応するディスクをXbox One/Xbox Series Xに入れてゲームを起動すると、そのタイトルのデジタル版の権利を受け取れる。受け取ったあとはディスクを入れなくても遊べて、対応作品ならXbox Play AnywhereやXbox Cloud Gamingも使える。

8月末にXbox Insider向けの試験が始まり、9月末に全プレイヤーへ広がった。発表時点で対象は数千タイトル。ディスク自体はこれまでどおり使えて、告知画像の注記には、デジタルの権利はディスク1枚につき1つで取り消されることがある、と書かれている。権利はアカウントではなくディスクのほうに結び付いているということだね。

Xbox Wireの記事はこの機能を「ゲームの保存」の取り組みとして説明していて、持っているゲームを長く遊べるようにすることが大事だ、という趣旨だった。物理版を捨てる方向というより、ディスクとデジタルを両立させる仕組みに見える。

Project Helixの公式情報はまだ4点だけ

肝心の次世代機について、公式に出ている情報は多くない。3月のGDCでXboxのJason Ronald氏がProject Helixを次世代のファーストパーティ製コンソールとして紹介した内容は、次のとおり。

  • 中身: AMDと共同設計したカスタムSoCを搭載
  • 遊べるもの: Xboxのコンソール向けゲームとPCゲームの両方
  • 開発機: アルファ版のハードウェアを2027年から開発者に出荷する予定
  • 互換性: 4世代ぶんのXboxのゲームを今後も遊べるようにすると表明

このときの発表にディスクやドライブへの言及は無く、その後も発売時期・価格・ディスクドライブの有無は発表されていない。ネット上では「Helixはディスクドライブを載せない」とみる声と、外付けのドライブになるとみる声が両方出ていて、どちらもマイクロソフトの裏付けは無い状態だ。

4世代の互換性をうたう以上、手元のXbox One/Series Xのディスクをどう扱うのかは、いずれ答えが要る問いになる。Disc to Digitalで権利を受け取っておけば、ドライブが無い機種でもそのゲームを遊べる道はできている。そこにパッケージ版の供給担当の募集が重なったことで、今回の推測が膨らんだ、という流れだね。

求人票が約束しているのは、Xboxのゲームを箱で棚に並べ続ける仕事までにゃ。

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