『勇者パーティはぜんめつしました。』11月10日発売決定、延期を経て新トレーラー公開
しゃべれるのは「はい」と「いいえ」だけの勇者、魔力が空っぽの魔法使い、魂を人形に移された戦士、何を失ったのかさえ伏せられた僧侶。この4人から1人だけを選んでダンジョンを抜け出すRPG『勇者パーティはぜんめつしました。』が、11月10日に発売されることになったにゃ。
開発はデス組合、パブリッシングはFlashlight Games。対応はPC(Steam)で、価格はまだ発表されていない。発表に合わせて新しいトレーラーも公開されていて、製品版に入るイラストやダンジョンの中の様子が少しだけ映っている。
もともとは2026年7月22日に発売される予定だった。ところが7月10日になって、操作感の磨き込みや戦闘バランスの最終調整に時間をかけるため、「2026年第4四半期(10〜12月)」へ延期するとパブリッシャーから告知されていたんだ。今回の11月10日は、その幅のある予定がはっきりした日付になった形だね。
ウィッシュリストは5月の時点で10万件を突破していて、延期を挟んでも待つ人の多い作品だということがうかがえる。公式Xでも発売日決定の告知が出ている。
勇者パーティ4人から1人だけを連れ出す

主人公はダンジョンで消息を絶った勇者パーティの救出隊、その最後の生き残り。ようやく見つけたパーティは「加護」の力で死ぬことはないものの、全員が身動きの取れない状態にされていて、連れて出られるのは1人だけという状況から物語が始まる。
選べるパートナーはそれぞれどこかが壊れている。前向きでタフだけど「はい」「いいえ」しか言えない勇者、知識だけは残っている魔法使い、かわいい人形の体を気に入って危なっかしく暴れる戦士、「大いなる神」という得体の知れない何かに宗旨替えした僧侶。会話を重ねるうちに関係が変わっていき、それが絆になるのか、疑心や依存になるのかで物語も分かれていく。
4人のルートは完全に独立していて、別の相手の物語が見たければ最初からやり直すことになる。ボリュームについては、Steamのストアページにこう並んでいる。
ストアページの「その他ゲームの特徴」より
- テキストボリューム:40万字以上
- 想定プレイ時間:1ルート6時間。キャラごとに1ルート、計4ルート。各ルートはマルチエンディング
- イラスト枚数:400枚以上、1枚1枚描き下ろし
- 武器・アイテム数:100種類以上。ゲームの進行に応じて、出現アイテムも大きく変わる
- 選べる戦闘スタイル:目押しで戦う「決意と意思」、確率で戦う「選択と運命」の2種類から選択可能
4ルートを全部見るなら、合わせて24時間ほどになる計算だ。戦闘スタイルはどちらを選んでもストーリーに影響しないので、操作の得意不得意で選んでいい作りになっている。
武器は最後の一回で化ける

ダンジョンの戦闘はターン制のカードバトル。持っているアイテムがそのまま手札になり、敵の次の行動はあらかじめ予告される。パートナーも一緒に戦うので、瀕死から立ち上がる勇者、捨て身で暴れる戦士、回復の得意な僧侶と、誰を連れているかで戦い方ががらりと変わるんだ。ちなみに魔力のない魔法使いに「火炎の杖」を持たせても、ダメージはゼロらしい。


おもしろいのは武器の扱い方。どの武器にも使用回数があり、使い切れば壊れてしまう。ただ、壊れる「最後の一回」だけはダメージや回復量が跳ね上がり、特殊な効果が出ることもある。ふだんは自分のHPを削って斬る「ライフレスソード」が、最後の一回だけは敵からHPを吸い取る、という具合だね。
回数が残っていてもわざと砕けるうえ、敵の体勢を崩して最後の一回を叩き込むと「致命の一撃」になって、その場で倒した敵の装備を奪える。新しい武器は基本的にこうして敵から手に入れるので、物資が乏しくても使い捨てて回したほうが得な場面が出てくる作りだ。


砕いたアイテムからは「呪い」が生まれる。これを使うと、うっかり踏んだ罠や最悪の結果が出たルーレットに「あらがって」、起きたことを無かったことにできる。壊すこと自体が保険にもなるわけで、いつ砕くかの判断がかなり悩ましくなりそうだにゃ。
発売前には体験版も近く公開される予定で、1人目のボス「追放者」との戦いまでをプレイできる。製品版で選べる4人のパートナーは、体験版でも全員選べる。公開日はまだ決まっておらず、続報は公式Xとストアページで知らせるとのこと。
対応言語は日本語・英語・中国語(簡体字)で、いずれもインターフェースと字幕の対応。フルボイスには対応していない。
4人を順に送り出しても、ダンジョンを出るときに隣にいるのは毎回1人。その1人と何を分け合って帰るのかは、11月10日から確かめられる。
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