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『A Passing in the Night』、悪魔に記憶を渡すかを1時間で決める夜の散歩ADV

投稿: 2026/09/28by tobariware約5分で読めます
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「最も大切な記憶を差し出し、苦しみから解放されたいか」

夜中に目を覚まし、散歩に出た主人公「かい」は、道で出会った悪魔からこう問われる。答えを出すまでに与えられた時間は1時間。『A Passing in the Night』は、その1時間を歩いて過ごすことそのものがゲームになっている3Dアドベンチャーにゃ。

開発は東京を拠点とする.iris、販売はPLAYISM。PC(Steam)向けに2026年の配信を予定していて、9月17日から21日まで開かれた東京ゲームショウ2026では、PLAYISMのブースで試遊版が出展されていた。

Steamのストアページに書かれているあらすじでは、選べる道がはっきり並べられている。現実の苦しみと向き合いながら、おぼろげになった記憶を守り続けるか。心を犠牲にして、現実から逃げるか。あるいは、答えを求めたまま暗闇の中を彷徨い続けるか。

どれを選ぶかでエンディングが分かれるマルチエンディング制で、会話はすべて音声付き。ストアには「死は自然の理であり、希望とは選ぶもの。恐怖こそが、お前を守る」という一文も添えられていて、明るい話ではないことはここからも読み取れる。ストアの注意書きには、うつや精神病といった心の病の描写と、露骨ではない死の場面が含まれると明記されている。

ゲームの中心になるのは、静かな夜の街をひとりで歩くこと。決まった順路をこなしていく作りではなく、迷ったらかいがどこを見ているかを手がかりにしたり、あてもなく気の向くほうへ歩いたりと、自分のペースで進めていく。

ほかの作品にはあまり無い要素として、かいの「目」を切り替える仕組みがある。英語版の紹介によると、この切り替えはかいの心の状態をそれぞれ表したモードになっていて、モードごとに違う見え方で周りを観察できるらしいにゃ。同じ街角でも、そのときの心持ちで見えるものが変わるということだね。

ただし、のんびり歩いていられるのも夜明けまで。ストアでも、準備ができていようといまいと夜は必ず明けるので、時計の確認は忘れないようにと念を押している。散歩の気楽さと、刻々と減っていく残り時間。その2つが同時に進むのが、このゲームの緊張感になっていそうだ。

夜の街にいるのは、かいだけではない。散歩の途中では、ほかの人間や亡霊とすれ違うことがある。彼らが何のためにそこにいるのかは分からず、気さくに話してくれる相手もいれば、そうでない相手もいる。

ストアの説明がわざわざ「また会える保証はない」と書いているのが印象的だね。一度きりの出会いかもしれないから、言葉選びには気を付けたほうがいい。会話の選択が結末にどう響くのかは、配信されてからの楽しみになりそうにゃ。

2026年Steam配信、音声は日英

TGSの試遊版は、悪魔がかいに問いを投げかける序盤の場面から遊べるもので、この段階ですでにフルボイスだった(PLAYISMのTGS出展告知)。

  • 対応言語: 日本語・英語・韓国語・中国語(簡体字/繁体字)。音声が付くのは日本語と英語のみ
  • 機種: PC(Steam)
  • 配信時期: 2026年予定(日付は未発表)
  • 価格: 未定
  • 最低動作環境の目安: Windows 10、NVIDIA GeForce RTX 3060またはAMD Radeon RX 7600、SSD必須。「中」設定で1080p(720pからのアップスケール)・60fpsを想定

コントローラーは完全対応。求められるGPUは散歩ゲームとしては高めなので、PCで遊ぶ予定がある人は動作環境も確かめておくと安心だね。

配信日はまだ決まっていないけど、2026年も残り3か月あまり。かいの1時間が始まるまで、そう長くはかからないはずだ。

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