『満腹脱獄計画』の販売はPLAYISMに決定、Steam版は2027年発売でTGS2026に試遊出展
白米に混ざった目玉が皿の上から逃げ出そうとする。スープの表面をサメが泳いでいる。皿の中には宇宙が広がっている。そんな献立を前にしてプレイヤーがやることは、「残さず食べる」——それだけ。
一人称視点の脱出アドベンチャー『満腹脱獄計画』の販売を、PLAYISMが手がけることが決まった。開発は個人開発者のじぃーま氏(Zxima.llc)で、Steamでの発売時期は2027年を予定している。
Steamのストアページが公開されたのは今年5月。当時は発売時期の欄に「2026年」と入っていて、パブリッシャーの欄にも開発元であるZxima.llcの名前がそのまま並んでいた。それが今回、パブリッシャーはPLAYISM、発売時期は2027年に書き換わっている。ひとりで作っていたものに販売元が付いて、そのぶん腰を据えた、という並びだね。
発表の場になったのは9月10日19時30分から配信された「PLAYISM GAME SHOW: TGS 2026 Preview」で、発表内容をまとめた告知ページにもパブリッシング決定が明記されている。
対応プラットフォームはSteam(Windows 10 / 11)のみで、macOSやSteam OSの記載はない。価格は未定。言語の表を見ると、日本語・英語・簡体字中国語・繁体字中国語の4言語がインターフェースと字幕に対応していて、フル音声の列には印が付いていない。テキストで読ませるタイプの作りになるとみられる。


FPSは「First Person 食事」の略という設定
本作が名乗っているジャンルはFPS——First Person Shokuji、つまりファーストパーソン食事ゲーム。ストアページの説明にも「一人称視点による臨場感。まるで本当に食べてるかのようなゲームプレイ」と書かれている。撃つほうのFPSを踏んだ言葉遊びだけど、視点の作りは本気で一人称らしい。
筋書きはこう。敵組織に捕まった主人公が、独房で出される食事を平らげて脱獄を目指す。ただし出てくる料理には毎回なにかしらの危険が仕込まれていて、何も考えずに口へ運ぶとまずいことになる。公式の説明にあるのは「安全に食べる方法は必ずある」の一文。危険の正体を見抜いて、対処してから食べる——謎解きゲームとしての本体はここにあるにゃ。
献立は古今東西ジャンルを問わず、好き嫌いは禁止。脱獄を手伝ってくれる仲間も用意されていて、その説明が「寄生虫だったり人間じゃなかったりしても気にする必要はない」という調子だから、まともな面子ではなさそうだね。結末は食べっぷりで分岐するマルチエンディング。
「いただきますとごちそうさまを忘れないように」という注意書きまで添えられている。行儀の良さが攻略に関わるのかどうかは、いまのところ明かされていない。



発売までは1年以上あるけれど、実際に触れる機会はすぐ来る。9月17日から21日まで開かれる東京ゲームショウ2026に試遊出展され、ブース番号は09-E106。試遊した人には「満腹ランチョンマット」が配られる予定とのこと。独房の食事を模したノベルティを、会場から持ち帰る形になる。
白米から目玉が逃げ出すところまでは、9月17日から会場で確かめられる。
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