『Brokensides』発表、ガラスのように砕ける敵を殴るホラー格闘アクション
「ヨルンナ・パルヴァ、お前からは“カーディナル・クライム”の匂いがする……」。そんな呼びかけから始まる新作が、Steamにストアページを開いた。
『Brokensides』は、『FUNKYHEART』を手がけたjuicceによるアクションアドベンチャー。ストアでは「探索とベルトスクロールアクションの要素を持つ、シュールなホラーアクションアドベンチャー」と紹介されている。開発もパブリッシングもjuicceが担う個人制作の作品で、発売日は「未定」のままだ。
罪を償い終えたウミウシが、触れるものすべてを壊していく
主人公のヨルンナ・パルヴァは、「カーディナル・クライム」と呼ばれる罪を犯して囚われていた凶暴なシー・バニー(ウミウシ)。ようやく自由の身になった彼女が、見知らぬ土地を歩き回り、行く手をふさぐ者を片っ端から壊しながら、この世界で何が起きているのかを探っていく——というのがストアの紹介文にあるあらすじだね。
目を引くのは「敵をガラスのように砕く」という設定。ストアの紹介文でも「触れるものすべてを壊してしまう……皮肉だよね?」と、この力を本人の罪と重ねるような書き方をしている。世界は「The Muted Era(沈黙の時代)」を経て変わり果てていて、ヨルンナは「The Colorless Mother(色なき母)」の祝福によって、無意味な決まりに縛られずに済んでいるらしい。この世界の正体は、今のところ伏せられたままだにゃ。
画面づくりもかなり独特だ。赤一色に染まった荒野、ドットのかたまりで描かれた木々、線だけで組まれたワイヤーフレームの廃墟。ローポリの3Dモデルに白黒のドット絵風の顔グラフィックが重なり、昔のPCゲームの描画が崩れかけたような、落ち着かない景色が続いている。


住人はしつこく話しかけ、どこでも座れる
ストアに並んだ特徴は4つ。どれも少しふざけた調子で書かれている(Steamストアページより・日本語訳)。
- 嫌な生き物たちに出会おう。あなたが臭くても、話しかけてくれるよ!!
- 探索中は、好きな場所でポーズを取ったり座ったりできる!! たとえその資格がなくても!!
- この暗く奇妙な世界を見てみよう……前からこんなにひどかったわけじゃない、よね……?
- ガラスのように砕けるまで殴り倒せ。なぜか、何もかも台無しにしてしまう。
スクリーンショットの会話シーンを見ると、住人たちの台詞はずいぶんと物騒だ。「食べられるのを待ってるエサにしか見えない」「食べられたくないなら信者になれば」と、ヨルンナを取り込もうとする気配がにじんでいる。



会話画面では英語のテキストボックスとあわせて、画面上部に日本語の字幕が出ている。ストアの対応言語でも、日本語はインターフェースと字幕に対応、音声は非対応となっている(英語も同じく音声は非対応)。対応プラットフォームはWindowsで、最低動作環境はWindows 7以降(64bit)、DirectX 11対応のグラフィックス、ストレージ3GB。推奨はGTX 1650またはRX 570クラスと、かなり軽い部類だね。
前作『FUNKYHEART』は2025年10月に配信された3Dプラットフォーマーで、記憶をなくしたウサギのBunnがシュールな世界で目覚め、自分の正体をめぐる不穏な真実に迫る内容だった。色鮮やかなピョン跳ねアクションから一転して、今度は殴って砕くホラーへ。同じ作り手が描く「おかしな世界」は、今作ではずっと暗い色をしている。
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