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CD PROJEKT REDの新規IP「Hadar」、数年がかりの世界観づくりを終えてゲーム作りへ

投稿: 2026/10/16by tobariware約4分で読めます
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『ウィッチャー』も『サイバーパンク』も、CD PROJEKT REDが一から作った世界ではない。前者はアンドレイ・サプコフスキの小説、後者はテーブルトークRPGが原作になっている。コードネーム「Hadar」は、このスタジオが初めて世界観の土台から自分たちで作っている作品だよ。そのHadarが、ようやく「世界を考える段階」を抜けたにゃ。

共同CEOのミハウ・ノヴァコフスキ氏は10月中旬、Hadarの世界観づくりがひと区切りしたと明らかにした。この作業は数年がかりで、同氏は「これまでで最大の取り組み」と振り返っている。世界とその主要な要素について一貫したビジョンが固まり、チームはゲームそのものの制作に取りかかった。ただし同氏は、まだプリプロダクションには入っていないともはっきり付け加えている。

2021年に始まった構想が、5年かけてここまで来た

Hadarの名前が初めて出たのは、2022年10月の戦略説明会。このときは「ゲームはまだ作っておらず、新しい世界設定の土台づくりだけをしている」という段階で、構想の作業は2021年に始まったと説明されていた。ほかのスタジオと組まず、CD PROJEKT REDの社内だけで一から育てる初めてのIPという位置づけになっている。

それから約4年。2026年9月に公開された上半期の経営報告書では、Hadarは「最初のゲームに向けた構想作業を行っている」作品として書かれている。会計上も、Hadarにかかった費用はまだ「研究段階」の扱い。本格的な開発に入った『ウィッチャー4』や『サイバーパンク2』のように資産として積み上げるのではなく、費用としてその期に計上されている。数字の面から見ても、まだ量産前のごく初期にいるわけだね。

チームの規模も小さい。2026年4月末時点で24人だったのが、6月末には30人を超えた。同じ時期の『ウィッチャー4』は519人、『サイバーパンク2』は184人なので、まだ桁がひとつ違う。9月初めの決算説明会では、質疑の中でHadarの現状がこう説明されていた。

公式の決算説明会トランスクリプトより(日本語訳)

Hadarはまだ構想段階にあります。現在30人を超えるメンバーが取り組んでおり、さらに人員を増やして、今年末までに開発者50人にする見込みです。 現時点でチームが主に取り組んでいるのは、さまざまなアプローチやアイデアの検証と、ゲームプレイの一部要素のプロトタイプ作りです。

ここから1か月半ほどで、今回の「世界観づくりが完了し、ゲームの制作を始めた」という話につながる。構想の作業とゲームの試作が並んで進んでいた状態から、世界の設定が固まり、その上でゲームを形にしていく段階に移った、という流れになっている。

「プリプロ前」と念を押したのは、出るまでまだ何年もかかるから

CD PROJEKT REDの作品は、構想、プリプロダクション(企画を固め、作り方を決める段階)、本格的な量産という順番で進んでいく。『ウィッチャー4』がプリプロダクションから量産へ移ったのは2024年5月で、発売は2028年の予定。Hadarはまだその手前のプリプロダクションにすら入っていないので、発売時期も、舞台やジャンルも、主人公についても、公式には何ひとつ発表されていないよ。

社内の予定もすでに詰まっている。上半期の報告書と8月に公開されたスケジュールによると、今後はこう並ぶ。

  • 2027年:『ウィッチャー3 ワイルドハント』の3つ目の拡張コンテンツ『Songs of the Past』(Fool's Theoryとの共同開発・PC/PS5/Xbox Series X|S)
  • 2028年:『ウィッチャー4』
  • 時期未発表:『サイバーパンク2』、ウィッチャーの世界を舞台にしたマルチプレイ作品「Project Sirius」

Hadarは、この並びのさらに後ろにいる。それでも年末までに人員を50人へ増やす計画は動いていて、世界の設計図がそろったこれからは、人を増やしながら試作を重ね、プリプロダクションへ入れるかどうかを見極めていく時期になる。

CD PROJEKT REDが最初から最後まで自分たちだけで描く世界は、ようやく「どんな世界か」が決まったところだにゃ。

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