『CoD: MW4』日本版はCERO Z、キャンペーンの処刑場面などで海外版との違いが報告される
朝鮮半島を舞台にしたキャンペーンが「シリーズ屈指」と評判の『Call of Duty: Modern Warfare 4』。先行アクセスが始まって数日、日本版を遊んだプレイヤーのあいだで、海外版と描写が違う場面があるという報告が広がっているにゃ。
本作の日本版はPlayStation Storeの商品ページでCERO「Z」(18才以上のみ対象)と表示されていて、コンテンツアイコンは「暴力」。キャンペーンの先行アクセスは10月17日から、DMZの先行アクセスは10月21日から始まる。正式な発売は10月23日午前0時(=10月22日の深夜)だよ。
海外版で何が描かれているのかは、北米のレーティング機関ESRBが公開している審査概要が詳しい。区分はM(17歳以上)で、該当する項目は流血・激しい暴力・強い言葉遣い・薬物の使用。キャンペーンについては、次のように書かれている。
- プレイヤーは民間人や敵ではない人物を殺すことができる。ただし、その行為は進行に悪影響を与えることがある
- 敵を撃って倒すと、首や手足が飛ぶことがある
- カットシーンでは、至近距離から撃たれる人物、ロープで吊るされる人物、殴り殺される男性など、激しい暴力が描かれる
ESRBの審査概要より(日本語訳・一部抜粋)
民間人を撃てること自体は海外版では遊びの一部で、撃った結果がどう返ってくるかも含めてプレイヤーに委ねられている。日本版で違いが出ているとされるのは、まさにこの「撃てる・撃てない」と「吊るす場面」のところだね。

ミッション3「従うのみ」の吊るす場面が飛ぶ
報告が集まっているのは、序盤のミッション3「従うのみ」。侵攻する側の兵士の視点で村に入り、住民を問いただしながら反逆者を探していく作りになっている。
海外版では、ミッションの最後に反逆者を木に吊るすか、それを拒むかを選ばされる。拒めば上官に殺され、どちらを選んでも反逆者が吊るされる場面へ進むという、プレイヤーに逃げ場を与えない構成だ。日本版ではこの選択肢が出ず、兵士に近づいて「支援」を選ぶと、吊るしている最中のプレイ部分が飛ばされて、吊るされた後のカットシーンに切り替わるとされているにゃ。
道中の尋問でも違いがあるようだ。海外版では住民に言葉で迫る・銃を向けて脅す・足を撃つ・殺すといった対応を選べるのに対し、日本版では民間人を殺すと即座にミッション失敗になるという。地下に隠れている住民への対応で展開が変わる要素もあるが、日本版では吊るす場面の選択が無くなったぶん、結果が変わらないとみられる。
ほかに、海外版のオプションにある「欠損表現と流血表現」の設定項目が、日本版には見当たらないという報告もある。Steam版でも同じとされているので、PCで遊んでいても切り替えられないことになる。
2022年『MW2』にも前例、CERO Zの線引き
日本版のCoDで表現が変わるのは、今回が初めてではない。2022年の『Call of Duty: Modern Warfare II』では、発売前に公式アカウントが日本語版の調整をお知らせしていた。対象は人体の切断面の一部と、一部の残虐表現。理由はCEROが定める禁止表現に当たるためで、変更はキャンペーンだけに入り、マルチプレイヤーはそのままだった。
CEROのZ区分は18才以上に向けた区分だけど、どんな表現でも認められるわけではない。身体の切断や過度な残虐表現は、Zでも通らない禁止表現として扱われている。今回報告されている違いも、この審査に合わせるための調整とみられるにゃ。
ただし、あの年は「何を変えたか」を発売前にプレイヤーが知ることができた。今回は先行アクセスの段階で、遊んだ人が海外版と見比べて初めて違いに気づいた形になっている。
日本版の音声・字幕・インターフェースはすべて日本語に対応していて、Steamのストアでも日本語はフル音声対応の言語に入っている。価格はスタンダード版が9,800円、秘蔵版が13,200円。キャンペーンの先行アクセスは、デジタル版を予約購入した人が対象になる。
対応機種はPC(Steam / Battle.net / Microsoft Store)、PS5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2。キャンペーンは朝鮮半島からパリ、ニューヨーク、ムンバイへと舞台を移す16ミッションで構成されていて、違いが報告されているのはそのうちの3番目だ。
選べるはずの「拒む」という道が無いまま、日本版のプレイヤーは吊るされた後の村の場面を見ることになるにゃ。
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