『CoD: MW4』マルチ解禁でスポーンとSBMMに不満、DMZは自己蘇生Possumが火種に
キャンペーンもDMZも好評で、残っていたのはマルチプレイだけだった。『Call of Duty: Modern Warfare 4』は10月23日に発売され、デジタル版の予約者向けにはキャンペーンが先週から、抽出型モードのDMZが今週から先行で遊べるようになっていた。最後に開いた対戦モードで、雲行きが変わったにゃ。
マルチプレイは、各地域の10月23日0時に順番に開く段取りだった。ところがInfinity Wardは10月23日午前9時30分、公式Xで「前倒しで開ける。#MW4は全世界でライブだ」と告知し、まだ0時を迎えていない地域も含めて一斉に解禁した。キャンペーンとDMZの先行プレイへの反響に感謝する一文も添えている。
発売前日に出た公式のローンチパッチノートによると、発売時点のマルチプレイはマップ20枚(6v6のコアマップ12枚、Ground War 3枚、Gunfight 4枚、Kill Block)、武器33種、オペレーター33人という構成。Hardcoreを含む10種類以上のモードが初日から並ぶ。Steam版の価格は9,800円で、日本語は音声まで対応している。
解禁の前後から、Xには辛い感想が並び始めた。目立ったのは、シリーズの情報を追い続けているアカウントの投稿だね。キャンペーンもDMZも良いのに、マルチは「今のところ散らかっている」と書き、理由を3つに絞っている。マップの出来がいまひとつ、ベータで指摘されたスポーンがまだ壊れている、スキルベースマッチメイキング(SBMM)が最大まで効いている、というものだ。
スポーンについては、開発側もベータ後に手を入れたと説明していた。パッチノートの該当箇所はこう書かれている。
公式のローンチパッチノートより・日本語訳
MULTIPLAYER SPAWNS ベータ以降もスポーンの調整を続けてきた。プレイヤー同士の距離の取り方、分隊単位のスポーン、Hardpointでのスポーン位置の読まれやすさについて、加えた変更をさらに詰めている。スポーンは一貫した流れを軸に組み直し、戦闘から遠く離れた場所に出ることがないようにした。
「戦闘から遠く離れない」ことを優先した結果が、遊ぶ側には「敵の目の前に出る」と映っているのかもしれない。調整の方向そのものが、ベータのころからの不満と噛み合っていないとみられる。



SBMMは、近い腕前のプレイヤー同士を当てる仕組み。毎年のように議論になる要素で、今作でも「どの試合も気が抜けない」という不満の矛先になっている。30分遊んだだけで「史上最悪のCoDになる」と書く人まで出ていて、先行プレイの好評ぶりとの落差が大きい。発売直後のCoDが荒れて、その後のアップデートで評判を戻していくのは珍しくない流れでもあるけど、今回は落差が大きいぶん目立っているにゃ。
DMZの特性「Possum」に集まる反発
先に始まっていたDMZにも火種がある。オペレーターに付ける特性(Trait)のひとつ、Warfighter系統の「Possum」だ。公式のDMZ解説では、次のように説明されている。
公式のDMZ解説ブログより・日本語訳
Possum:死亡状態からLast Stand(ダウン状態)へ自己蘇生でき、体力は最大まで戻る。1試合に1回。
DMZは、韓国が舞台の広大なマップ「Hajin」に降り、物資を集めて生きて脱出するモードで、死ねば持ち込んだ装備を失う。分隊は3人で、Squad Fillをオンにすると見知らぬ2人と組んで出撃する作りだね。ダウンさせた相手にとどめを刺すまでが撃ち合いの決着だったのに、Possumはその「とどめ」を一度だけ無かったことにする。
先行プレイが始まった翌日の10月21日には、CoDの攻略動画で知られる配信者が「死からの自己蘇生はどうなんだろう」と疑問を投げている。
掲示板やSNSで上がっている不満は、だいたい同じ場面に集まっている。敵の分隊を全滅させて屋根の上で味方の蘇生を待っていたら、倒したはずの2人が起き上がって背後を取られた。死体を漁りに来た敵が去るまでじっと待ち、気づかれないまま起き上がった。蘇生のときに音がほとんど出ないことも、「相手に気づく手段が無い」という不満につながっている。蘇生に時間をかけるか、目立つ音を鳴らすべきだという声が多い。
UAVタワーの占拠は10月23日の更新で崩れた
DMZにはもうひとつ、先行プレイの初日から不満が出ていた仕組みがある。UAVタワーだ。起動すると周囲のオペレーターと敵の位置がパルスで映り、Scout系統の特性「Overwatch」を付けていれば、起動したタワーは時間切れにならない。強い分隊がタワーを押さえると、その周りは入った瞬間に居場所を知られる立ち入れない地帯になっていた。

これを崩す変更が、発売日の10月23日午前7時50分に告知された小規模アップデートで入っている。
告知に並んだ変更は2つだけ。DMZで敵が押さえたUAVタワーを奪い返せるようになったことと、マルチプレイのFree-for-Allに最大4人のパーティで並べるようになったことだ。前者は「待ってた」「直るのが早い」と歓迎された。
ところが返信欄の多くは後者への疑問で埋まった。全員が敵同士のはずのFree-for-Allに4人で入れば、仲間同士で撃ち合わずに残りを狩れてしまう。「チームでズルができるならFFAの意味は?」という返信がその空気をよく表しているね。DMZの待望の修正と、マルチプレイの新しい火種が、1本の告知に同居した形になった。
UAVタワーには1日足らずで手が入った一方、Possumについては、ここまでのパッチノートにも公式Xの告知にも、調整の話は出ていない。
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