『Hell Clock』無料大型更新「Journey of Miracles」配信、Divine Blessingsは19種
ポーションを飲むたびに、ランダムな祠のバフが4秒だけ付く。敵を1体倒すごとに移動速度が0.1%ずつ上がり、最大で50%まで伸びる。どちらも、今回『Hell Clock』に加わった「Divine Blessings」の効果だよ。
Rogue Snailが手がけるローグライトのアクションRPG『Hell Clock』に、10月20日、無料の大型アップデート2.1「Journey of Miracles」が配信された。対象はSteam、PS5、Xbox Series、Androidの各版。ゲームを持っていれば追加の支払いは要らない(公式のお知らせ)。
「Journey」は、Diabloのシーズンや『Path of Exile』のリーグにあたる仕組みを、この作品なりに作り直したもの。ふつうのキャンペーンに期間限定の新ルールや新レリックを足して、同じ道のりを別の遊びに変える点はシーズン制とよく似ている。
違うのは、終わりが無いこと。Journeyは新しいセーブを作るときにオン・オフを選ぶ方式で、一度追加されたものはそのまま残り続ける。今年7月に入った最初の「Journey of Nightmares」と今回のJourney of Miraclesは、両方を同時に有効にして遊ぶこともできる。開発チームはお知らせの中で「FOMO(取り逃しの不安)は無い」とはっきり書いていて、期間を気にして急ぐ必要がないのがこの仕組みのいちばんの持ち味だにゃ。
逆に言うと、Journey of Miraclesを遊ぶには新しいセーブが必要になる。今のセーブに後から足す形ではない点は注意したいところ。
汚された聖域を浄めるとDivine Blessingsが手に入る
Journey of Miraclesを有効にすると、ダンジョンの中で「Tainted Statues(穢れた像)」に出会うようになる。像の誓いを受けると、新しい戦闘アリーナ「Defiled Sanctum」へ飛ばされ、敵の群れを相手に生き残る勝負が始まる。敵の組み合わせは20通り以上あり、新しい敵の特性や環境のハザードも絡む。

生き残った報酬が、19種のDivine Blessingsだ。ブラジルの民間伝承の存在や、カトリックの聖人、アフリカ系ブラジルの宗教の神々の名を持つバフで、一度手に入れるとそのランの最後まで効き続ける。物語の舞台が1896年のブラジル・カヌードス戦争なので、名前の選び方もその土地に寄せてあるわけだね。
19種のうち、ビルドの組み方を変えそうなものを抜き出すとこうなる。
公式のお知らせより・日本語訳(主な項目だけ)
- Sumé: ポーションの回復量がライフの100%になる。ポーション使用後7秒間、移動速度・攻撃速度・クールダウン速度が+20%
- St. Paul: ポーションを使うと、ランダムな祠のバフが4秒間付く(同時に有効な祠のバフは1つまで)
- Logun Edé: 1秒間立ち止まると攻撃速度とクールダウン速度が+40%、毎秒マナの10%を回復。動くと効果が消える
- Curupira: 倒した敵が爆発し、その敵のライフの35%を疫病ダメージとして周囲に与える(CD: 0.5秒)
- Tupã: 10m移動するごとにTupã's Wrathを発動。感電した敵の全耐性を永続的に15%下げる
- Caupé: このランで倒した敵1体ごとに移動速度+0.1%(最大50%)
- São Longuinho: アイテムを拾える範囲が+100%。レア敵を倒すと、そのフロアの未開封の宝箱がランダムに2つ開く
St. Paulは、ポーションを飲むだけで祠の恩恵を持ち歩けるようなもの。CaupéとYaci Yateré(倒した数に応じて範囲が広がる)は、ランが長引くほど強くなる積み上げ型で、Logun Edéのように「止まって撃つ」ことを前提にしたものもある。動き回る遊び方と真逆の効果が同じ一覧に並んでいるのが面白いところだにゃ。
星座の力を宿したレリック、Cursed War向けの6種も
この作品のキャラクターの強さは、装備よりもレリックで決まる部分が大きい。今回はレリックそのものの種類が2つ増えた。
ひとつは「Manifested Miracles」。成長要素の星座(Constellation)にある大きなノードを、ユニークレリックの形にしたもの。これまで同時には取れなかったノードの組み合わせが可能になる。もうひとつの「Miracle Droplets」は、ユニークレリックが持つ固有の効果を1つだけ取り出して、小型レリックと同じ枠に収めたもの。こちらはSmall・Uber・Journey・コミュニティ製を除く、すべてのユニークレリックに用意されている。

有料拡張『Cursed War』の持ち主向けにも、新しいユニークレリックが6つ入った。
公式のお知らせより・日本語訳(数値は公式でも伏せられている)
- Divine Guns: Lead Sermonのダメージを火属性に変え、命中時にDivine Retributionを付与。その敵を炎上させるとDivine Ireに変わり、雷耐性を下げる
- Penitence of a Thousand Thorns: Ciladaが当たった敵にPenitenceを最大10スタック。1スタックごとに出血・炎上の耐性が5秒間下がる
- Resonating Wand: Holy Fireが最初に当たった敵に共鳴エリアを付け、雷属性の継続ダメージを与える
- Blessed Speartip: Jaguar Spearが、対象にかかっている状態異常の種類の数だけダメージ上昇
- Thunderstorm Umbrella: Tupã's Wrathの弾が一直線に飛ぶ(ダメージは元の一定割合)
- Divine Coin: Carcará Diveを使うと移動速度か与ダメージのどちらかが4秒間上がる(同じ効果は3回まで重なる)

Thunderstorm Umbrellaは、画面中に散らばる雷撃を一直線に揃える代わりに火力を上げる形で、既存の雷ビルドの向きを変えるタイプのレリックだね。ほかに、DiscordコミュニティのメンバーN00bzorとGhost-Talesが考えたレリック2つと、スピードラン大会「Race to Hell」の優勝者PotatoKingKaiにちなんだ「The King's Potato」も加わった。
マップの追加は、Act 1の新しいバイオーム「Underground Crypt」。新しい通常敵4種と、ユニーク中ボス「Profane Incarnation」が待っている。開発チームはこの中ボスを、ナイフを手に走って跳んで何でも斬りつける「アニメの主人公みたいなやつ」と紹介していた。

アップデート2.1のパッチノートには、ほかに調整も並ぶ。
公式のパッチノートより・日本語訳(主な項目だけ)
- The Devil's NagとHeadless Chargerの突進攻撃の予備動作を長くした
- ユニークレリックの説明と星座の画面に、Devotionごとのドロップ率への影響を表示
- HUDに有効中のJourneyのアイコンを表示
- Ciladaが敵に拘束を付けていなかった不具合を修正(状態異常エリア全体の処理も修正)
- 壁や柱などをすり抜けられた不具合を修正
- Celestial Jaguarsに飛びかかり攻撃を追加し、基本ライフを12,000から30,000へ
- Stolen Weaponsの数値を全体で約50%、Solderingのダメージ増幅を約50%引き下げ
強すぎた一部の効果は削られた一方で、召喚獣のCelestial Jaguarsはかなり頑丈になった。今まで頼っていたビルドが変わる人も出そうだにゃ。
Steam版の通常価格は2,300円。記事執筆時点では45%オフの1,265円で販売されている。日本語はUIと字幕に対応していて、音声に対応しているのは英語とブラジルポルトガル語だけだよ。
7月のJourney of Nightmaresでは80以上の新レリックと12の新バイオームが入っていて、今回のJourney of Miraclesと重ねて有効にすることもできる。1本のキャンペーンに乗せられる「シーズン」は、これで2つになったにゃ。
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