PixMofu

ヘビ型ローグライト『LOOPFANG』体験版がSteamで配信中、10月のNext Festにも参加

投稿: 2026/09/26by tobariware約6分で読めます
画像

餌を食べれば伸び、自分の体にぶつかれば終わる。50年前から変わらないあのヘビゲームのルールを下敷きにして、敵の群れを「輪で囲んで消す」アクションに組み替えたのが『LOOPFANG』だよ。ウルグアイのMnD(Monk y Duck Studio)が開発・販売を手がけるローグライトで、その体験版がいまSteamで配信されている。

製品版の発売は2027年第2四半期の予定で、価格は未定。体験版は10月の「Steam Next Fest」にも参加し、会期は10月20日午前2時(=10月19日の深夜)から10月27日午前2時まで。日付は公式サイトとプレスキットに載っている(LOOPFANG 日本語プレスキット)。

対応はWindows(Steam)のみ。日本語を含む12言語に対応しているけれど、日本語で読めるのはインターフェースと字幕になる。エンジンは市販のものを使わず、C++20とraylibで作った自社製だそうだにゃ。

武器は11種、どれも自動で撃つ

プレイヤーが動かすのはヘビの頭だけ。体を作っているセグメント(節)のひとつひとつが武器で、照準を合わせる操作は無い。敵を倒してレベルが上がり、脱皮を1回使うと新しいセグメントが体に伸びる。

用意されている武器セグメントは11種類。ストアで紹介されているのはこのあたり。

  • 牙(FANG): 弾を撃つ
  • テスラ(TESLA): 雷を敵から敵へ連鎖させる
  • 霜(FROST): 近づいてきたものを凍らせる
  • 残り火(EMBER): 通った地面を焼く
  • アギト(MAW): その節が向いている方向へ散弾をばらまく

ほかに支援用のセグメントが2種ある。インベントリ画面は用意されておらず、ヘビの体そのものが持ち物の一覧という作り。

面白いのは、セグメントが隣り合った相手とだけ反応すること。霜の隣に牙を置けば、鈍った敵へ牙の弾がクリティカルで刺さる。残り火をテスラの隣に置くと、雷が連鎖するたびに着弾先が燃え上がる。テスラをヒル(LEECH)の隣に置けば連鎖のたびに体力が戻り、支援セグメントを武器2つのあいだに挟めば両方がまとめて強くなる。こうした隣同士でだけ起きる化学反応は4種類。

同じセグメントが隣り合うと1つに融合し、ティア3まで上がっていく。数値が伸びるだけでなく形も変わり、そのぶんセグメントの数は減る。体が短くなれば、あとで触れる「輪」を小さく閉じやすくなる。長く伸ばすか、融合で詰めて短くするかで、同じヘビでも動かし方がまるで変わるわけだね。

ウェーブの合間に入る「工房」では時間が止まり、並べ替えの回数を使って体を組み直せる。1マスずらしただけで、ある反応が点いて別の反応が消える——反射神経ではなく、パズルとして並び順を考える場所になっている。

頭を尾に触れさせると、輪の内側の敵がまとめて消える

ヘビゲームで自分の体にぶつかるのは負けの合図だった。本作ではそれが最大の攻撃になる。群れのまわりを頭でぐるりと回り、自分の尾に触れさせると輪が閉じ、その形が測られて、内側に捕らえた敵がいっせいに処理される。タイトルの「LOOP」はここから来ているみたいだね。

ただし評価されるのは輪の大きさではない。敵がぎっしり詰まった小さな輪のほうが、がら空きの大きな輪より稼げる。いま閉じるか、もう一周して群れを寄せるか。輪を閉じる瞬間がそのまま判断の場面になる、という作りにゃ。

押し寄せてくる敵は24種類で、どれもネット文化が元ネタになっている。無限スクロールをもじった「ドゥームスクロール・グレムリン」、「CAPTCHAクラブ」、「アルゴリズム・アイ」といった具合で、数百体単位で画面を埋めてくる。一方で章の名前はNIGREDO、ALBEDO、CITRINITAS、RUBEDOと錬金術の段階から取られていて、拾える遺物(レリック)は冷蔵庫のマグネットや乳歯、祖母のマフラー。大真面目な世界観とガラクタの落差も狙った味付けのようだ。

最初の関門になるボスは「EL DEVORADOR」。リング状の弾幕や螺旋、薙ぎ払うビームなど9種の攻撃を使い分け、フェーズの合間には再生する。立ち止まって待つ戦い方には〈刻印〉で罰が来る。

17ウェーブと5分間、どちらで遊ぶ?

モードは2つ。

  • スキルマッチ: メインのモード。全17ウェーブで、ウェーブの合間に一息つける。第7ウェーブには宝箱を抱えた中ボス、ショップ、そして並べ替え3回分の工房が来る
  • ARCADE: 5〜7分のランで、休みなく圧力が続く。ボスはちょうど5:00に現れ、助けになる工房は来ない

敗北しても、稼いだウロコは手元に残る。使い道は「巣」と呼ばれる成長ツリーで、4つの同心円に29のノードが並ぶ。どの円にも体力・ダメージ・移動速度の強化が置かれているのが特徴で、プレスキットによれば、うまくいかなかったラン1回ぶんで最初のノードが買えるそうだ。

腕に自信があるなら難度も自分で上げられる。4つの章それぞれに任意の5段階の〈危険〉を重ねられ、段階ごとに報酬も上がる。群れが強くなる段階だけでなく、ボスに新しい攻撃が加わる段階もあり、危険5を越えるとボーナスレベルの「D-HELL」が開く。ストアに挙がっている製品版の中身は、初期の体が異なるヘビ8匹(うち5匹は体のルールを1つ変える)、5段階のレアリティにわたる61種のアイテム、16種の遺物、モード・章・危険度ごとのリーダーボード、22個の実績だ。

体験版の時点で工房も巣もボスも入っている。製品版までの残り半年あまりで、11種の武器と4種の反応の組み合わせがどこまで膨らむか。そこがこのヘビの伸びしろになりそうだね。

関連記事

コメント (0)

投稿は匿名で受け付けます (通報対応あり)。

  • 最初のひとことをどうぞ🐈

    感想でも「わかる」の一言でも大歓迎。あなたのコメントがこのページの一番乗りです。