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寄り道が本編を食う? 映画4本を流す『High on Life』と龍が如く0の経営ゲーム

投稿: 2026/09/29by tobariware約7分で読めます
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しゃべる銃を腰に下げた主人公が家に帰ると、リビングのテレビでは1994年のB級映画『Tammy and the T-Rex』が流れている。数分の小ネタではなく、映画本編そのものだよ。

Redditのr/gamingで「ゲームの中で一番変わった寄り道要素は?」という話題が立ち、最初に挙げられたのがこの『High on Life』だった。投稿者は、この作品にはフルサイズの映画が何本も入っていて、家のテレビで流れるものもあれば、映画館に座って観られるものもあると紹介している。映画館では、3人のエイリアンが上映中の映画にずっとツッコミを入れているそうだ。そこから返信欄では「うちの推しの寄り道」が次々に挙がり、カードゲームと龍が如くシリーズの二つが特に盛り上がったにゃ。

『High on Life』は、Squanch Gamesが2022年12月に出したFPS。しゃべる銃で異星のカルテルと戦う、コメディ色の強い作品だね(Steamストアページ)。

中に入っている映画は4本。『Tammy and the T-Rex』『Blood Harvest』『Vampire Hookers』の3本は、主人公の家のリビングにあるテレビで、同居人が観ているものとして流れる。ゲームを進めるにつれて少しずつ続きが観られる作りだよ。残る『Demon Wind』(1990年)はゲーム内の映画館でしか観られず、上映中はずっとツッコミの実況が重なる。深夜のB級映画をみんなで冷やかしながら観る、あの楽しみ方をそのままゲームに持ち込んだ形だにゃ。

撃ち合いのゲームの中で、何もせずに1本観てしまえる。スレッドの最初の例としては、これ以上ない題材だった。

ウィッチャー3のグウェントは本編を食った

返信欄でまず盛り上がったのは、「RPGの中のカードゲーム」だった。のめり込みすぎて、どっちが本編か分からなくなるという話が続く。

モンスターを狩るオープンワールドRPGがくっついたカードゲームがあるんだ。本当に妙な組み合わせだよ

これはもちろん『ウィッチャー3 ワイルドハント』の「グウェント」のこと。酒場や商人を相手に遊べるカードゲームで、あまりの人気に、のちに『GWENT: The Witcher Card Game』として単独の作品にまでなっている。この一言に、同じ形の返しが次々と重なった。

うわ、グウェントの中にウィッチャーが入ってる

ファイナルファンタジーの中に入ってるトリプル・トライアドとかね

パザックの中に入ってるKOTORとか

こっちなんて、トリプル・トライアドの中にMMORPGが丸ごと入ってたよ

トリプル・トライアドは『FINAL FANTASY VIII』のカードゲームで、のちに『FINAL FANTASY XIV』にも入った。「MMORPGが丸ごと」というのはそのことだね。パザックは『Star Wars: Knights of the Old Republic』のカードゲームで、『Fallout: New Vegas』のキャラバンにも「キャラバンの中にNew Vegasが入ってる?」という返しが付いていた。本編より長く遊んだ人がいるカードゲームは、これだけあるにゃ。

新しい作品からは『FINAL FANTASY VII REBIRTH』のクイーンズ・ブラッドが挙がった。

リバースのクイーンズ・ブラッドは最高だった。あのサイドクエスト、本当に大好き

一方で、この流れを逆さまに見た冗談もあった。

デッキを増やすために行かなきゃいけない場所があるのに、そこへ行くにはモンスター狩りのミニゲームをやらされるんだよね😡

もちろん冗談だけど、ここまで来ると本編と寄り道の立場は完全に入れ替わっている。寄り道が面白いほど、本編が「カードを集めに行くための移動」に見えてくるわけだ。

龍が如くはシリーズ丸ごと寄り道だらけ

もう一つの山は龍が如くシリーズで、こちらは一つの要素ではなく、シリーズ全体が挙げられた。

独創的な答えじゃないけど、龍が如くシリーズなら本が一冊書ける。シリーズ丸ごと、変わったサイドコンテンツでできているから

別の人は、物語との落差を挙げている。

劇的な場面と謎と緊張感だらけの、感情を揺さぶる物語でがっちり心をつかんでおいて、そこへおむつ姿の組長をぶつけてくる。それでもサブストーリーの最後には泣いてるんだ

さらに、キャバクラ経営、ポケットサーキットで子どもとレース、不動産帝国の建設、リゾート島の再建と運営を挙げて、「それにはまだ触れてもいない」と続ける声もあった。

ここで挙がった経営ものは、どちらも『龍が如く0 誓いの場所』に入っている。桐生一馬の「神室町マネーアイランド」は、飲食店などの物件を買収したり投資したりして育て、神室町の5つのエリアを自分のものにしていくシミュレーションだよ(セガ公式サイト)。真島吾朗の「蒼天堀 水商売アイランド」では、キャバクラ「サンシャイン」の支配人として、キャストのスカウトや企業・店舗との提携契約まで手がける。どちらにもライバルとの争いと独自のストーリーがあって、寄り道というより、もう1本のゲームに近い。

リゾート島を別にすれば、どれも『龍が如く0』の例だって気づいて驚いた。あの重い話も、駆け引きも、ほかの寄り道も全部そろった上で、不動産とキャバクラとポケットサーキットまであるんだ

リゾート島は『龍が如く8』のドンドコ島のこと。春日一番が荒れた島を片付けて、リゾートとして立て直していく要素だね。

この「0だけの話」という見方には、すぐに反論が付いた。

0だけじゃないよ。極と極2にもこういうミニゲームがいくつもある。極2でキャバクラのグランプリを解放したら、本編があるのを忘れて最後までやり切っちゃった

0だけとは言ってないさ。0だけで例のほとんどがそろう、って言いたかったんだ。極と極2は0が人気になった後に出て、0の上に積み上げた作品だから、入っているのは当然だよ

言い合いに見えて、実はどちらも同じことを言っている。極と極2は0の後に出たリメイクで、0で好評だった寄り道をそのまま引き継いでいる。だから「0に全部ある」も「極にもある」も、どちらも正しい。

映画を丸ごと流すFPS、RPGより長く遊ばれるカードゲーム、経営シミュレーションを2本抱えた任侠もの。どれも本編とは関係の薄い寄り道だけど、スレッドで一番熱が入っていたのは、その寄り道で本編を忘れてしまった話だった。極2のキャバクラを最後までやり切ってから本編を思い出した人は、その後でようやく主人公を先へ進めたことになるにゃ。

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