『プリンセスメーカー: 予言の子供たち』Steamで正式版に 職業エンディング8種と戦闘の作り直し
2025年9月の開発チームの告知には、予定していた9月と10月のアップデートが「不確かな状態」になったと書かれていた。プロジェクトを外部の会社へ移す準備に入ったためだ。それから1年。育成シミュレーション『プリンセスメーカー: 予言の子供たち』は、9月30日にSteamの早期アクセスを抜けて正式版になったにゃ。
ストアでの紹介は、「プリンセスメーカー」のパッケージシリーズとしては約18年ぶりの新作。過去作のシステムとアートワークはそのまま残し、UIと操作まわりを今の遊び方に合わせて作り直している。プレイヤーは親として幼い娘を預かり、勉強・社会活動・探検・休息のスケジュールを組みながら、独り立ちする日まで育てていく。今作の舞台は魔界で、種族ごとの村で情報を集めたり、ゲートの向こうの未知の地域を探検したりもする。


開発・販売はGEAR2。対応OSはWindowsとmacOSだよ。言語はインターフェースと字幕が日本語に対応しているけれど、音声(フルボイス)はストアの表記上どの言語も非対応になっている。
正式版のアップデートでは、エンディングとイベントがまとめて足された。Steamの公式のお知らせから、追加・改善の主な項目を抜き出すとこうなる。
公式のお知らせより・日本語訳(主な項目だけ)
- 新しい職業エンディングを8種追加。対応する実績も追加
- 日常で出会うキャラクターとのエンディングを4種追加。対応する実績も追加
- スケジュールを進める中で起きる新イベントを追加
- 新しい背景とイベントイラストを追加
- 探検エリアに新イベントを追加
- 戦闘システムを作り直し。攻撃にMPを使うようになり、戦闘中でも逃げられるように。戦闘の計算式と地域ごとの難易度も全体的に調整
- 意図しないエンディングになるケースを減らすよう、エンディングの判定を見直し
- 翻訳の品質を改善
- 武術大会のスキップなど、使い勝手を改善

エンディングの判定の見直しは、このシリーズでは地味に大きい部分だと思う。何年もかけて育てた結果が、狙ったものと別の結末に転ぶと徒労感が強いからね。バグ修正の側でも、特定の状況で絆イベントが進まない不具合や、macOSで特定のキャラクターに会えなかった不具合がつぶされている。
探検の戦闘は、MPを使って攻撃する形に変わった。戦闘中に逃げる選択肢ができたので、娘の実力に見合わない地域へ踏み込んでしまったときの逃げ道にもなりそうだにゃ。


4年分から8年分へ、移管で遅れた育成拡張

早期アクセスが始まったのは2025年7月4日。当初は4年分の育成しか遊べず、開発チームは9月中に8年分を入れる大型アップデートを予定していた。ところがその9月に、先に触れたプロジェクトの移管が告知される。次の知らせは2026年1月で、3か月以上連絡が途絶えたことを詫びたうえで、GEAR2と新たに組んで開発を続けると発表された。
外部のクラウドファンディングの後始末などで遅れが重なり、待たれていたコンテンツアップデートが入ったのは2026年6月末のこと。このとき公開された内訳が、いまの本作の骨格になっている。
公式のお知らせ(0.9.6)より・日本語訳(主な項目だけ)
- 8年間の子育て:8年間の育成を最後まで遊べる
- 8人の攻略キャラクター:8人と絆を結び、将来を約束できる
- 多彩なスケジュール:10種の習い事、15種の活動、3種の休息から組み立てる
- 32種のバカンス:8年間の四季に合わせて変わる計32種のバカンス
その後も7月の0.9.8でエンディングとイベントイラストの回想、8月の0.9.9でBGMを聴けるOSTメニューやイベントの再体験、たどり着いたエンディングを本にまとめるギャラリーが加わり、正式版につながった。

価格は3,900円。リリース記念セールで20%オフの3,120円になっていて、ストアの表示では10月15日に終わる。
この価格については、開発チーム自身が正式版のお知らせで触れている。早期アクセスの間は「正式版より安く売る」と案内していたのに、結局値上げはせず、さらに発売記念の割引まで付けた形になった。早期アクセス中に買った人に対しては、当時の価格と販売方針の決め方が未熟だったとして謝罪しているよ。
開発チームは次のアップデートも準備中で、日常で出会うさまざまなキャラクターとの新しいエンディングやイベントを引き続き足していくという。
看板を下ろしたあとも、娘の行き先はまだ増え続ける予定だにゃ。
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