『Project Zomboid』をVRで遊ぶMod「PZVR」公開、両手で斧も銃も扱える
真上から見下ろしていたノックス郡の町を、今度はヘッドセットをかぶって自分の目線で歩くことになる。『Project Zomboid』をVRで遊べるようにするMod「PZVR」が、10月上旬にSteamワークショップで公開されたにゃ。作者はaxizt。両手のコントローラーで斧を握り、銃を構え、ゾンビの群れを前に後ずさる――そんな遊び方がもう形になっている。
土台は3D化Mod「Project Viewpoint」
PZVRは単体では動かない。土台になっているのは、9月下旬に公開された3D化Mod「Project Viewpoint」だよ。こちらは独自の描画エンジンで『Project Zomboid』を丸ごと3Dに描き直すModで、一人称と三人称の視点を切り替えられる。影や雲、雨、雷まで描き込まれていて、Minecraft向けのIrisシェーダーパックも読み込めるにゃ。PZVRはこの3D化された世界を、VRヘッドセットへ映し出す役目を受け持っている。
もうひとつの前提が「ZombieBuddy」。ゲームにJavaのModを読み込ませるための仕組みで、最初に一度だけ、専用のインストーラーか手作業でゲームの起動オプションを書き換える必要がある。ZombieBuddy自身の説明には、これを通して動くJavaのModはPCに制限なくアクセスできるため、信頼できる配布元のものだけを入れるよう注意書きがある。新しいJARファイルを読み込むときには、毎回その名前とハッシュ値を見せて許可を求める作りだね。
PZVRの説明に書かれている導入の流れはこうなっている。
- 1. ZombieBuddyとProject Viewpointを導入し、設定まで済ませる
- 2. PZVRを購読して有効にする
- 3. ZombieBuddyに求められたら、PZVRのJava Modを「許可」する。メインメニュー右上に「Start VR」ボタンが出れば準備完了
- 4. ヘッドセットをPCにつなぎ、使うOpenXRランタイム(Meta Link、SteamVRなど)を正しく設定する
- 5. メインメニューで「Start VR」を押す。うまくいかないときはワールドに入ってからOキーを押す

Steamワークショップの「PZVR」説明文より・日本語訳(一部抜粋)
対応しているのはBuild 42のみ。PZVRもProject Viewpointも開発途中のModで、作者自身が「バグのある挙動を覚悟してほしい」とはっきり書いている。
操作の割り当てを読むと、マウスとキーボードの操作をそのままボタンへ置き換えただけではないことが分かるにゃ。
- 手に持った近接武器を振る → 攻撃
- 素手で押し出す → 突き飛ばし
- 実際にしゃがむ → 忍び足
- 利き手でないほうの手のひらを顔に向ける → 手のひらメニューを開く
- 利き手の手のひらを顔に向ける → ムードル(状態表示)
- 手首を見る → 時刻を表示(腕時計をしているとき)
- 左右のグリップ → 選んだホットバーのアイテムを左右の手に持つ
- 左右のトリガー → 持ったアイテムを使う/銃を撃つ/指したUIを押す
- Xボタン → リロード(長押しで銃のラジアルメニュー)
- 釣り竿を水面に向けて右トリガー → 投げる(長押しで巻き取り)

同じく操作一覧より・日本語訳(一部抜粋)
移動は左スティックで、押し込むと小走り、2回押し込むと全力疾走。右スティックの左右で向きを変える。利き手を左に設定すると割り当てが左右反転する(メニューボタンを除く)ので、左利きでも遊べるようになっているよ。Valve Indexのタッチパッドや、Steam Frameの十字キー・バンパーへの割り当ても用意されている。

両手が別々に動くので、左右の手に違う近接武器を持つこともできる。ワークショップのコメント欄には、二刀流ができることに驚く声も寄せられていたにゃ。
VR勢とモニター勢が同じワールドで遊べる
マルチプレイにも対応していて、VRで遊ぶ人とふつうにモニターで遊ぶ人が同じワールドに入れる。ただしVRならではの見た目(手の動きなど)は今のところ本人の画面にしか反映されず、ほかのプレイヤーへ同期させる仕組みは今後入れる予定だという。ホストになるPCには、そのぶん負荷がかかるとも書かれている。作者のYouTubeチャンネルには、VRでのマルチプレイを収めた映像も上がっているよ。
ほかのModとの相性については、車や武器、銃などを足すタイプなら大半は問題なく動く見込みで、ゲームの基本の挙動や見た目、UIを大きく変えるModは勧めないとしている。シェーダーパックも使えるものの、VRでは重くなったり表示が乱れたりすることがあるそうだね。
説明文の冒頭には「fbt + haptics by GingasVR coming soon...」の一文がある。全身の動きを読み取るフルボディトラッキングと、振動で手応えを返すハプティクスへの対応を、GingasVRが別に作っているということだにゃ。全身で動き回る様子を収めた映像も、すでに公開されている。
今のPZVRで扱えるのは、頭と両手の動きまで。脚まで含めた体の動きと、殴った手応えが届くようになったとき、ノックス郡の夜はもう一段、近くなる。
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