『ダークソウル2』にSeamless Co-op、9月22日公開予定で最大6人の通し協力に対応
ボスを倒しても、死んでも、ロード画面をまたいでも、呼んだ仲間はそのまま隣に残る。『エルデンリング』や『ダークソウル』『ダークソウル3』で協力プレイの常識を変えたMOD「Seamless Co-op」が、シリーズで唯一残っていた『DARK SOULS II』にもやってくるにゃ。
開発者のYuiさんは、9月20日付のPatreonの告知で「22/09/26(2026年9月22日)に出す」と日付を明かした(Yuiさんの告知)。公開したときは改めて投稿すると書いていて、この記事の時点ではまだ配布は始まっていない。配布先はNexus Modsが中心で、GitHubにも公開用のリポジトリが用意されている。遊ぶだけならお金はかからない。Patreonは開発を支援する窓口という位置づけだ。
上の映像は、Yuiさんと一緒に仕上げに関わったAmirahさんが作った公式のプレビュー兼導入ガイド。機能の紹介から設定ファイルの使い方までまとまっていて、Yuiさん自身も「最後まで見てほしい」と勧めている。
DS2の別物エンジンに1年半を費やした
開発の発表は2025年4月。Yuiさんは当時の告知が「少し早すぎた」と振り返っている。ほかのシリーズ作と比べて、ここまで時間がかかった理由もはっきりしている。
『ダークソウル』『ダークソウル3』『SEKIRO』『エルデンリング』『ナイトレイン』は、よく似たエンジンで動いている。1本の仕組みが分かれば、ほかの作品にも応用が利く。ところが『ダークソウル2』は初代のエンジンから枝分かれしたうえで大きく手が入っていて、解析する側からすると「ほぼ別のゲーム」なのだという。数千時間をかけてゲームの動きを書き換えてきた、とYuiさんは書いている。
そのため、対応するのは64bitで動く『DARK SOULS II: Scholar of the First Sin』のPC版だけ。32bitの無印版では動かない。初代のSeamless Co-opが『DARK SOULS REMASTERED』専用なのと同じ理屈だね。



Seamless Co-opが何をするMODなのか、Yuiさんは6月の告知でこう整理している。
Yuiさんの告知「Further Information」より・主な項目の日本語訳(原文)
- 最大プレイ人数は6人
- マルチプレイの壁やエリア制限を撤廃
- エリアボス戦を終えてもセッションは終わらない
- 死んでもセッションは終わらず、マルチプレイのまま復活する
- ワールドの進行は持ち帰れる=協力セッションでボスを倒すと、自分のワールドでも倒したことになる
- オンラインのまま、アイテムや鍵の入手、レベルアップができる
- 本編の不具合修正や遊びやすさの改善も多数(コントローラー向けのデッドゾーン修正、キーボード&マウスで起きる「ダブルクリック無効化」の不具合修正など)
原作の協力プレイは、白霊を呼んでもボスを倒した時点で帰ってしまう。そのつど白サインを探し直すのが当たり前だった。ここに挙がっている項目は、その区切りを全部取り払うためのものだ。最初の篝火からエンディングのその先まで、1回の接続で遊び通せる。
協力の甘さを2つの仕掛けでどう締める?
ソウルシリーズは、そもそも1人で挑む前提で敵が作られている。Yuiさんも「マルチプレイだと大幅に簡単になるのは否定できない」と認めていて、手応えを残すための仕掛けを2つ入れた。敵やボスに人数ぶんの補正をかけるマルチプレイ用のスケーリングは、強さを自分で調整できる。もう1つは上級者向けの任意で有効にできる厳しめの仕組みで、公式映像では「Affliction」として解説されている。死んでも世界がリセットされないSeamless Co-opで、死に得にならないようにするための仕掛けとみられる。どちらも使うかどうかはプレイヤーが選べる。
PvPも入っている。仲間同士の扱いは、MOD専用アイテム「Hallucinogenic Elixir」で3段階に切り替えられる(マッチングとPvPについての告知)。
- 同士討ちもPvPもなし(初期設定)
- 同士討ちあり(仲間にも攻撃が当たるが、ロックオンはできない)
- PvPあり(仲間をロックオンして決闘できる)
侵入は設定ファイルで初期状態からオンになっている。マッチングはセッション内でいちばん高いソウルレベルを基準にしていて、原作で嫌われがちだった「ソウルメモリー」はまったく関係しない。侵入者はホストだけでなくセッションにいる全員を倒さないと勝てない。侵入されているあいだは、篝火での休息もワープも復活もできない。青と赤の闘技場も使える。一方でネズミの王の誓約のような特殊な誓約は動かず、ほかの誓約も後日の追加になる。
公開日を告げた9月20日の告知には、前回の投稿からの変更点も並んでいた。
Yuiさんの告知「Release window」より・日本語訳
- PvPでの近接ボイスチャット(設定ファイルで無効にできる)
- ボーダーレスのフルスクリーン(設定ファイルで有効にできる)
- 誓約アイテムの仮実装を追加
- Disaster敵のバランス調整
- PvPのマッチング帯の最適化
- 闘技場・決闘のマッチング、「敵意の証」「誠実の証」の条件撤廃
- 大量の不具合修正
近接ボイスチャットは、近くにいるプレイヤーの声だけが聞こえる仕組み。侵入してきた相手とも声でやり取りできるわけで、協力プレイとはまた違う騒がしさが生まれそうだね。いらなければ切っておける。


注意点もいくつかある。今回はアルファ版としての公開で、Yuiさんは「ゲームが壊れるほどではないが、不具合は出る」とあらかじめ断っている。アルファ期間中は更新が必須で、新しい版が出ると古い版は使えなくなる。遊びやすさを改善するMOD「Blue Acolyte」とは併用できない。その修正内容はSeamless Co-opに最初から入っているので、そもそも要らないという扱いだ。それ以外のMODとの相性は確かめていないそうだ。
土台になるSteam版の『DARK SOULS II: Scholar of the First Sin』は5,720円。Steam版の対応言語一覧に日本語は入っていない。
PS Storeではちょうど『Scholar of the First Sin』を含むシリーズ3作が半額になっているけれど、MODはPC版専用なので、そちらを買っても今回の協力プレイには使えない。
2014年の発売から12年。原作では叶わなかった「最後まで一緒に」が、ようやくシリーズ全作で揃うことになるにゃ。
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