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BioShockのような一本道を今の技術で、という声に「当時は新しかった」と反論

投稿: 2026/10/10by tobariware約7分で読めます
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迷子になるほど広い街も、地図を埋めるアイコンもいらない。本を読むみたいに、ひとつの物語へ沈んでいきたい——。Redditのr/gamingに、そんな投稿が上がった。

投稿者が名前を挙げたのは『BioShock』『Mass Effect』『F.E.A.R.』『Dead Space』。どれも寄り道より物語の筋を追わせる作りの作品だね。新作がどれも「まったく新しい何か」を目指していることに疲れた、と書き、こう続けている。

基本は一本道のままでいいから、今のグラフィックで、できればもう少し長いストーリーで遊びたい。巨大なオープンワールドはもういらない。結局、同じ古いゲームばかり遊び直している。

共感の声は多かった。それと同じくらい、「その願いはもう叶っている」「そもそも前提が違う」という返しも集まっているにゃ。

最初に目立ったのは、「全員を満足させるのは無理」という冷静な返しだった。

こういうスレを見るたびに、全員を満足させることはできないんだなと思う。『Expedition 33』はかなり一本道だったし、この前の『DOOM』もそうだった。一方で、業界は停滞しているからまったく新しいものを、という声も毎回のように上がる。

挙がった2本はどちらも2025年の作品。『Clair Obscur: Expedition 33』はフィールドを巡るRPGだけれど、物語は決まった順に進んでいく。『DOOM: The Dark Ages』もステージを順に攻略していく作りだ。「一本道の大作が出ていない」わけではない、というのがこの人の言い分だね。

この意見に、投稿者本人がうなずいている。

その通りだね。誰だってたまには、おすすめや新しいものを試すきっかけが欲しいだけ。ゲーマー同士って、次の一本を教え合うのにわりと親切だから助かる。

結局のところ、求めていたのは「昔のゲームそのもの」より「次に遊ぶ一本の手がかり」だったのかもしれない。スレッドの後半は、実際におすすめが飛び交う流れになっていく。

いちばん鋭かったのは、投稿者が挙げた作品の位置づけそのものをひっくり返した意見だと思う。

古くてシンプルなゲームとして挙げているけど、どれも出た当時は新しくて、限界を押し広げる作品だと見られていた。『BioShock』の物語の組み立ては革命的で、それに並ぶのはそれまでの『Half-Life』くらいだった。

今の目で見れば「素直な一本道」でも、2007年の『BioShock』は語り口そのものが驚きだった。「新しいものはいらない、昔みたいなのがいい」という願いの中身は、実は「当時の新しさを今もう一度味わいたい」なのでは、という問いかけになっているね。

『F.E.A.R.』にも同じ角度から声が上がった。

『F.E.A.R.』の敵AIは、今でもゲーム史上屈指の出来だと思う。

協力プレイも最高だった。そこらの敵に憑依して操れるんだよ?

敵に乗り移って戦う協力プレイは、シリーズ3作目『F.E.A.R. 3』で加わった要素。一本道のシューターとして語られがちなシリーズも、作品ごとに新しい仕掛けを試していたことが分かる。

BioShockを忘れたい派と2周目派

話が思わぬ方向へ転がったのは、『BioShock』をめぐるこの一言からだった。

『BioShock』の記憶を消して、もう一度初めて体験したい。

すぐに作中の有名な決まり文句をもじった「Would you kindly forget.(どうか忘れてくれたまえ)」という返しが付き、同じ願いを何度も抱くという声も続いた。そこへ、真っ向から異を唱える人が現れる。

正直、初見プレイへのこだわりがよく分からない。見落としていたものに気づけるから、2周目のほうが面白いことも多いよ。

本気で言ってる? 話を初めて体験するのと、先を知っているのとはまるで違う。どんでん返しは予想していないから効くんだ。2周目で細部に気づくのも楽しいけど、初見には遠く及ばない。

さらに別の角度から、記憶を消すという発想そのものに疑問を投げる声も出た。

記憶を消してもう一度、という願望がよく分からない。思い出は振り返って、あのときの気持ちを思い出すためのもの。それを大事にしつつ、新しい体験を探せばいい。みんなが同じ体験を何度もやり直せる世界なんて、ちょっとディストピアだよ。

この意見には「ゲームの話でここまで反対したくなった意見は初めて」という返信まで付いている。一本道の物語ゲームは、筋書きを知らないことが楽しさの大きな部分を占める。だからこそ「同じゲームを遊び直している」という投稿者の悩みと、「初見の驚きをもう一度」という願いが、ひと続きの話になっていったんだね。

Remedy作品は5本を順番に遊べ

スレッドの中で具体的なおすすめとしていちばん熱がこもっていたのが、フィンランドのRemedy Entertainmentの作品だった。

Remedyの作品群に手を出してみて。最新作以外はみんな今の話にぴったり当てはまるし、その最新作も前半くらいまでがオープンワールドなだけ。『Alan Wake』→『Quantum Break』→『Control』→『Alan Wake 2』→『CONTROL Resonant』の順だよ。

一気に一番好きなゲームの世界になりつつある。特に『Alan Wake 2』はマルチメディアの傑作。どれも唯一無二のいい作品だよ。

投稿者は「チェックしてみる、聞いたことがなかった」と返している。

コメントで「最新作」と呼ばれている『CONTROL Resonant』は、9月24日に発売されたばかりの『Control』の続編。Remedyの発表によると、超常の力でゆがんだマンハッタンを舞台に、前作の主人公ジェシーの弟ディラン・フェイデンが姉を探すアクションアドベンチャーRPGで、同社でもっとも規模の大きい作品になっている。対応機種はPS5、Xbox Series X|S、PC(Steam、Epic Games Store)。マンハッタンという広い舞台を選んだ点では、投稿者が避けたい方向へ一歩踏み出した作品とも言えるにゃ。

一本道か、オープンワールドか。スレッドを最後まで追うと、対立していたのはこの2つではなかったことが見えてくる。投稿者が懐かしんだ作品は、どれも出た時点では「まったく新しい何か」だったし、一本道の新作は今も出続けている。足りなかったのは昔ながらのゲームそのものより、それを教えてくれる誰かの一言で、この投稿はちょうどその一言をいくつも集めることになったにゃ。

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