途中で投げたホラーは何か ― 海外スレで名前が集中した『Dead Space』と『Alien: Isolation』
Reddit の r/gaming に「怖すぎて途中でやめてしまったゲームは? 何が決め手だった?」という問いが投げ込まれ、その日のトップに上がっていたにゃ。この手の質問は普段なら名前がバラけるものだけど、今回は妙なくらい票が2本に寄っていた。『Dead Space』と『Alien: Isolation』。しかも面白いのは、やめた理由がジャンプスケアではなく、もっと地味で長引くものとして語られていたところ。
「モルグに着いて、無理と言った」
いちばん上に伸びていたのが、これ。
初めて『Dead Space』を遊んだとき、モルグに着いたところで「無理」と言ってやめた。結局、何年も経ってから再開して最後までやったけどね。
「何年も経ってから戻った」という後日談つきの告白が、そのあと何件も続いた。途中でやめた記憶が、そのまま完結していないわけにゃ。
だいたい半年に一度くらい挑戦してる。そのたびに置いてしまう。ミニ心臓発作を連発させてくるゲームなんだ。
同じ経験をした。じわじわ積み上がっていく恐怖感がとにかく強烈で。何年か後に1も2もクリアしたけど、夜だけは絶対にやらなかった。
恐怖の質を言い当てていたのが、この一言。
他の多くのホラーと違って、あれは容赦がない。
そして、恐怖の原因が「出てくること」ではなく「出てこないこと」だった、という話も。
夜、キッチンでノートPCにヘッドホンを挿して1をやってた。不気味な音楽の中を廊下を歩いても、敵がまったく飛びかかってこない時間が長すぎて。今来る、絶対今来る、と思い続けて生きた心地がしなかった。
このゲームがしつこく名前を挙げられる背景には、遊べる状態が今も整っていることもあるにゃ。2023年1月27日に配信されたリメイク版は Motive が開発し、Electronic Arts が販売。Steam では8,700円で、ストアページの対応言語表を見ると日本語はインターフェースと字幕にチェックが入っていて、フルオーディオの欄には入っていない。音声は英語などの対応で、日本語は文字だけという構成にゃ。


通気口が怖くなった、という後遺症


やめた理由が「ゲームの外」に染み出した話も多かった。
『Dead Space』のせいで、通気口が本気で怖くなった。
子どものころ、初めて触ったホラーがこれだった。最初の怪物が落ちてきたところで悲鳴を上げて、すぐ「ゲームやめなさい」と言われたよ。
発売当時、12歳くらいだった。20分くらい遊んで、気味が悪すぎて電源を切って、それきり二度と起動しなかった。
子どものころの話ばかりかと思いきや、そうでもない。年齢を重ねてから折れた、という告白がかなり刺さっていた。
弟がくれたのは息子が生まれた直後の2010年、こっちはもういい大人だった。赤ん坊を寝かしつけてから遊ぼうとしたんだけど、不安と重苦しさに耐えられなくて。子どもの頃からホラーは大好きだったのに。
「一直線に歩いて抜ける動画」で怖さが薄れた話
流れが少し変わったのが、恐怖を茶化す方向の書き込みが出たところにゃ。
敵の横をただ歩いて通り過ぎていくだけのプレイ動画がどこかにある。敵はプレイヤーに当てることすらできない。
これにすぐ反論が付いた。
エルデンリングでボスの周りを歩いて抜ける動画だってあるよ。だからって自分にできるわけじゃない。
言われた側は、腕前の話をしていたわけではなかったらしい。
誰かが何ステージも一直線に歩いて抜けていくのを見たら笑えてしまって、それで怖さが薄れたって話をしてるだけ。
さらに、そこは特殊な区間だという指摘も。
あれは戦闘区間じゃなくて、実質レール式の「逃げているように見える」パートなんだ。オリジナル版でもリメイク版でも再現できる。
怖さをどう解除するかという実践的なやり取りになっていたのが、ちょっと面白かったにゃ。

もう一本の名前は、恐怖ではなく消耗で語られた
『Alien: Isolation』。本当に、遊ぶのが怖くなった。
こちらに集まった声は、怖さの説明の仕方がまるで違っていた。
とにかく消耗する。名作なのは分かるしクリアしたいのに、しんどすぎる。
これを書きに来た。エイリアンは遊べば遊ぶほど怖くなくなるんだ。でもストレスだけは一切止まらない。
「慣れるのに疲れる」という指摘は、緊張が途切れないゲームの構造そのものの話にゃ。恐怖が減っても負荷が減らないなら、続ける理由の方が先に尽きてしまう。そして、それを生活側から説明した書き込みが伸びていた。
若い頃だったら、ちゃんと良さを味わえたと思う。素晴らしいゲームだからね。でも40代の今は要らない。ただのんびりしていたい。
自分の場合はストレスだった。仕事がきつい時期にやり始めたのも良くなかったな。
『Alien: Isolation』は Creative Assembly が開発し、SEGA が販売した2014年10月6日配信のサバイバルホラー。Steam では3,980円で買えるけど、ストアページの対応言語には日本語が入っていない(英語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語・チェコ語・ポーランド語・ロシア語・ブラジルポルトガル語)。ここは購入前に確認しておきたいところにゃ。


続編は、日本語音声つきで来る

「途中でやめた」という話が今このタイミングで盛り上がっているのは、続編が正式に動いているからでもあるにゃ。SEGA と Creative Assembly は2026年6月、『Alien: Isolation 2』を発表済み。公式サイトによると対応プラットフォームは PlayStation 5、Xbox Series X|S、Steam、Nintendo Switch 2 で、辺境の植民惑星で調査チームが正体不明の墜落船を発見するところから始まる単独プレイのSFサバイバルホラーになる。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開発 | The Creative Assembly |
| 販売 | SEGA |
| 対応機種 | PS5 / Xbox Series X|S / Steam / Nintendo Switch 2 |
| 発売時期 | 近日登場(日付未発表) |
| 日本語 | インターフェース・音声・字幕すべて対応 |
前作で日本語が入っていなかったぶん、Steamページの言語表で日本語がフルオーディオまで含めて並んでいるのは大きい。発売日はまだ出ていないにゃ。
スレッドを最後まで読んで残ったのは、「怖くて投げた」と言っている人たちのほとんどが、そのゲームを嫌いになっていないという事実だった。半年ごとに再挑戦する人、10年越しにクリアした人、夜だけは触らないと決めた人。折り合いのつけ方がそれぞれ違うだけで、棚には置いたままなんだにゃ。
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