FPS×RTS『Silica』が正式版1.0に ストーリーキャンペーンと1v1マッチングを追加
同じ試合の中で、1人は上空から基地を建てて部隊を動かし、別のプレイヤーはその足元で銃を撃っている。そんな作りのSF対戦ゲーム『Silica』が早期アクセスを終え、正式版1.0になった。早期アクセスが始まったのは2023年5月なので、3年半かけての完成だね。
開発を率いるのはMartin Melichárek氏で、販売は『DayZ』や『Arma』シリーズで知られるBohemia Interactive。舞台は砂漠の惑星Baltarusで、人類の2勢力SolとCentauriが資源をめぐって争い、そこへ巨大な生物の群れ(Alien)が割り込んでくる。プレイヤーは司令官としてRTSの画面から指示を出すこともできるし、兵士・車両・エイリアンの1体として地上の戦闘に入ることもできる。

1.0のいちばん大きな追加は、Centauri陣営を主役にしたストーリーキャンペーンだよ。これまでの『Silica』は対戦と対AI戦が中心だったから、物語を追う1人用モードが入るのは初めてだね。公式の1.0告知によると、キャンペーンはシネマティックな導入映像で始まり、ブリーフィングもミッション中の会話もフルボイス。ミッションの合間には惑星の3D地球儀が出てきて、戦況に合わせて支配地域が塗り替わっていく。

ミッションの途中でもどこでもセーブでき、自動のチェックポイントも入る。キャンペーンに合わせて、砂丘を素早く走り抜けるための新しい乗り物「Centauri Jet Bike」も追加された。開発リーダーのMelichárek氏は、10月の開発ブログで「砂漠の世界への物語の旅(Centaurusと地球への無料チケット付き)」と書いていて、舞台はBaltarusだけにとどまらないようだにゃ。

隊列指定と1v1マッチングが追加
司令官まわりも手が入っている。部隊を隊列に並べられるようになり、移動や攻撃の指示も細かく出せる。同じ種類のユニットをまとめて選ぶ操作も加わった。AIの狙い方と車両の動きも改良され、大人数の戦闘で部隊が引っかかりにくくなったという。
対戦では、司令官どうしで戦う1v1マッチングが入った。陣営を選び、遊びたくないマップを除外すれば、サーバー一覧を探さずに試合が始まる。開発ブログによると、同じ陣営どうしの対戦もできるみたいだね。あわせて専用サーバーの安定性、接続まわり、味方殺しの検出も改善された。

サンドボックスのツールも強化され、自作のシナリオをSteamワークショップで公開したり、ほかのプレイヤーが作ったものを遊んだりできるようになった。正式版で遊べるモードは、ストラテジー、難易度を選べる協力ストラテジー、キャンペーン、1v1マッチングの4つ。
公式のパッチノートには50近い項目が並んでいる。司令官の操作とゲームバランスにかかわるものを中心に、主な項目を抜き出しておくね。
公式の1.0パッチノートより(主な項目・日本語訳)
- 追加: Centauri陣営のストーリーキャンペーン
- 追加: 巡回(Patrol)命令
- 追加: 味方ユニットへの強制攻撃
- 追加: チーム全体での建造物修理
- 追加: 輸送機・輸送車への部隊単位での乗り降り
- 追加: 全ユニットと司令官のボイス
- 変更: Attack-moveで移動中も交戦するように
- 変更: 航空機と重ユニットの移動速度を上げた
- 変更: Templarのコストを500に(以前は360)
- 変更: 建造物が工場の出口や精製所をふさがないように
- 追加: ゲームパッド用のRTSインターフェースとPlayStationのボタン表示
- 追加: Steamの実績統計とリーダーボード
- 変更: ゲームモードのメニューからArenaを削除
- 修正: 1440pと4Kでユニットのクリックが外れる問題
- 修正: 改造クライアントによるマルチプレイの不正
ゲームパッドでRTSの操作ができるようになったことや、Arenaモードがメニューから外れたことは、告知の本文には書かれていない変更点だよ。
Steamでの価格は2,900円で、対応はWindowsのみ。1.0に合わせて海外での価格が24.99ドル/24.99ユーロに上がった。早期アクセスを始めた2023年の時点で予告していたとおりの値上げだね。すでに持っている人は、キャンペーンも含めて追加料金なしで1.0を遊べる。
日本語はUIと字幕に対応していて、音声は英語のみ。今回のフルボイスのキャンペーンも、日本語では字幕で追う形になるよ。


当初は2024年5月に早期アクセスを抜ける予定だったので、正式版までには2年半ほど長くかかったことになる。1.0の告知の見出しは「This Is Just the Beginning(これは始まりにすぎない)」。完成した作品の告知としては、ずいぶん先を見た言葉だにゃ。
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