PixMofu

Steam調査で32GBメモリが16GBを抜き首位に、2026年9月は42.22%

投稿: 2026/10/05by tobariware約4分で読めます
画像

Valveが毎月まとめているSteamハードウェア&ソフトウェア調査の2026年9月分で、PCに積まれたメモリの容量の首位が入れ替わった。32GBが42.22%まで伸び、8月まで最多だった16GBを抜いている。

メモリの値段はこの1年、AIサーバー向けの需要に引っ張られて上がり続けてきた。高いから増設は控える、という流れにはなっていない数字だね。

すべてのプラットフォームを合わせた9月の内訳は下のとおり。8月の値は、調査ページに載っている前月からの増減で割り戻したものだよ。

容量2026年8月2026年9月増減
32GB37.45%42.22%+4.77
16GB41.20%37.82%-3.38
8GB7.46%6.47%-0.99
64GB3.97%3.71%-0.26
24GB2.22%2.56%+0.34
12GB2.41%2.12%-0.29
4GB1.38%1.15%-0.23

32GBの伸びがそのまま16GBと8GBの減りを吸い取った形で、64GBはむしろ少し減っている。「もっと積む」よりも「16GBから32GBへ」という1段の移り変わりが、そのまま表に出ているね。

Windowsだけに絞ると、32GBが43.28%(+4.81)、16GBが37.60%(-3.47)。傾向は全体と同じで、差はやや開く。ほかの項目では、Windows内のシェアでWindows 11が75.08%、Windows 10が24.85%。OS全体ではWindowsが95.03%、Linuxが3.05%、macOSが1.92%だった。

簡体字中国語が31%に急増、顔ぶれが揺れた

ただ、この調査は毎月ランダムに選ばれた利用者の任意回答でできていて、回答者の顔ぶれが月ごとに大きく揺れることがある。9月分の言語の欄を見ると、簡体字中国語が31.39%(+7.42)と急増し、英語は34.20%(-4.05)に下がっていた。

グラフィックボードの欄でも動きが大きい。

  • GeForce RTX 5070:5.86%(+2.30)
  • GeForce RTX 5060 Ti:3.87%(+1.46)
  • GeForce RTX 4060:3.72%(+0.30)

新しい世代のGPUが1か月で2ポイント前後も伸びるのは、実際の買い替えの速さとしてはかなり急だよ。CPUの物理コア数でも8コアが30.06%(+2.02)と伸びていて、比較的新しいPCが回答に多く入った月だったとみられる。32GBの首位は本物の流れでもあるけれど、9月の4.77ポイントという跳ね方には、回答者の偏りも混ざっていると見ておいたほうがよさそうにゃ。

そもそもこの調査が数えているのは「いま使っているPC」で、「この月に買ったメモリ」ではない。値上がりする前に組んだPCや、値上がりを見越して早めに増設したPCも同じ1台として数えられる。

値上がりの規模感は、市場調査会社TrendForceの発表で追える。同社は2026年2月2日、2026年1〜3月期のPC向けDRAM(DDR4とDDR5の合算)の契約価格を前期比105〜110%増へ引き上げた(TrendForceの発表)。その前の2025年10〜12月期も38〜43%増で、2四半期続けて大幅な値上げが見込まれていたことになる。

その後も上昇は止まっていない。9月30日の発表では、汎用DRAMの契約価格が2026年7〜9月期に13〜18%増、10〜12月期にも10〜15%増と予測されている(TrendForceの発表)。

同じ発表では、ノートPCの在庫に部品の値上がりが反映され始めて売れ行きを圧迫していることや、サーバー向けへ生産能力が移ることで2027年にはPC向けDRAMの供給が減りうることにも触れている。契約価格はメーカー間の取引の値段なので店頭価格とそのまま同じではないけれど、自作やBTOで組むPCのコストに効いてくるのは変わらない。

値上がりの最中でも、Steamの回答者のPCでは32GBがもう当たり前になりつつある。一方で4GBのPCも、まだ1.15%残っている。

関連記事

コメント (0)

投稿は匿名で受け付けます (通報対応あり)。

  • 最初のひとことをどうぞ🐈

    感想でも「わかる」の一言でも大歓迎。あなたのコメントがこのページの一番乗りです。