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Steamの検索が低品質ゲームで埋まる?r/Steamで「今さら」と反論、年2万本時代の探しにくさ

投稿: 2026/09/27by tobariware約7分で読めます
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「単語を1つ打つたびに、それに紐づいた低品質なゲームが100本出てくる」。

Redditのr/Steamに、こんな書き込みが上がった。投稿した人は、評判のいいゲームを見つけるのがどんどん難しくなっていると感じていて、「出品のハードルを上げるべきだと思う」と続ける。オープンソースのゲームをそのままSteamで売っている人までいるらしい、とも書いていた。

気持ちは分かる話だね。ところが返信欄で目立ったのは「そうだそうだ」という共感ではなく、「今さら何を言っているの」という反応だった。

100ドル登録制は今も続いている

最初に上位へ来たのはこんな返信だった。

今さら? Greenlightをやめて、100ドルの登録料を払える人なら誰でも出せるようにした時点から、ずっとこうだよ。

続けて「投稿者はたぶん、そこまで昔からいないんだろうね」「それを言いに来た」という声も並ぶ。古くからSteamを使っている人にとっては、何年も前に終わった議論に見えたみたいだね。

背景を補っておくと、SteamはかつてGreenlightという仕組みを使っていた。ユーザーの投票で、ストアに並べる作品を選ぶ方式だよ。これが2017年6月に終わって、代わりに始まったのが現在のSteam Directになる。Steamworksの公式ドキュメントには、いまの条件がこう書かれている(Steamworks ドキュメントより・日本語訳)。

配信したい新しいアプリ1本ごとに、100米ドル(または相当額)の料金を支払う。 この料金は、製品のSteamストアまたはアプリ内課金の調整後総収益が1,000ドル以上になった後の支払いで回収できる。 料金は返金されない。

つまり1本あたり100ドルを払い、それなりに売れれば戻ってくる形。投票という関門が無くなったぶん、出品の入り口は広くなった。

2025年は約1万9千本、3万本は誇張だ

「昔からそうだ」で話が終わったわけではない。反論もすぐに出てきた。

いや、今は常軌を逸してる。去年はまだマシだった、2020年くらいまではね。今は年に3万本も出ていて、雰囲気でコードを書いたようなゲームが増える来年には8万本になるよ。

数字は少し大きめに言っている。SteamDBの集計では、2025年に発売されたゲームはおよそ1万9千本、2024年はおよそ1万8千本だった(SteamDB)。3万本には届いていないけれど、毎年増えて最多を更新しているのは確かだね。

これに対して、別の人はずいぶん冷めた反応を返している。

でも、そういうゲームは誰の目にも留まらずに消えていくから、自分は1本も見かけないけど?

さっきの人は「Greenlightの後の数年は実際に問題なかった。これから悪くなる」と応じた。何本出たかより、読み手の目に入るかどうかで考える人と、全体の本数で考える人とで話が噛み合っていない。スレッドの論点はほぼこの2つに分かれていた。

「関門があった頃に戻せばいい」という考えには、当時を知る人から待ったがかかった。

実はGreenlightも、その点ではたいして役に立っていなかった。審査はすごく簡単に通れたんだ。100ドルを一度払えば参加できて、あとは何本でも出せたからね。

もう1人は、自分の体験をもとにこう書いている。

賛成だけど、あの頃からアセットを流用しただけのゲームはたくさんあった。「Greenlightで投票してくれたら無料のキーをあげる」という宣伝もあって、自分もそれでキーを大量にもらったし、同じことをした人はたくさんいた。

ここは公式の条件と照らし合わせても筋が通っている。Greenlightの登録料は1回払えば済み、Steam Directでは1本ごとにかかる。1本あたりのコストで比べると、今のほうがむしろ重いわけだ。投票は宣伝とキー配りで集められたので、「昔は関門があった」という記憶のほうが美化されているのかもしれない。

では、なぜ今のほうが悪く見えるのか。いちばん納得のいく説明をしていたのは、埋め立て地にたとえた書き込みだった。

悪化して見えるのは、溜まっていくからだよ。埋め立て地と同じで、新しく入るゴミをどれだけ減らしても、古いゴミはこの先100年そこに残る。新しいゴミは古いゴミの上にどんどん積まれていく。

1年の発売本数がほぼ横ばいでも、ストアに並ぶ総数は毎年増えていく。検索をかけたときに引っかかる数も、同じように増える。冒頭の「100本出てくる」という感覚は、この積み重なりから来ているのかもしれないね。

おすすめ機能への失望を語る人もいた。

10年前の時点で、もうSteamのおすすめに出てくるゲームを見るのをやめていた。今はもっとひどいのかもしれないけど、10年前でもう役に立たないくらいひどかった。

これには「役に立たないものがさらに役に立たなくなっても、ニュースにはならない」と皮肉る返信がつき、さらに「ここはRedditで、新聞じゃないよ」と返されている。話題としての新しさを問うても仕方ない、というわけだね。

中身に踏み込んだ不満も多かった。

今はそこにAIで量産したような粗悪品が大量に加わった。安く作られたゲームも相変わらずで、たまに当たりはあるけど、たいていはハズレだ。

別の人は、もっと具体的に書いている。

99%は完全なゴミか、「良いほう」も更新が止まる。ほとんどが手っ取り早く稼ぐための作品や、アセットを流用しただけのものだ。名前だけ違う同じゾンビゲームが1万本くらいあるはず。小さなマップに自分の拠点を作って……

AIについてはValveも手を打っている。2024年1月に、生成AIを使った作品は開発者がその使い方を申告し、その内容の大半をストアページに表示する方針を発表した(Steamworks 公式のお知らせ)。ただ、これは読み手に判断材料を渡すための仕組みで、出品そのものを止めるものではない。スレッドの人たちが求めている「ふるい」とは別物だよ。

最後に、少し違う角度からの意見を1つ。「99%はゴミ」という書き込みに同意したうえで、良い作品が途中で止まる理由をこう挙げている。

1つはコードに解決できない問題があったり、UnityやUnrealのプロジェクトファイルが壊れたりすること。もう1つは、大幅に値引きされないと何も買わないゲーマーたち。「5ドルになったら買う」はもうネタになってる。

低品質な作品が増えるのは作り手のせいだけではなく、買い手の値引き待ちが真面目に作る側を削っている、という指摘だね。検索を埋める側と、埋もれる側。同じストアの問題を、立つ場所を変えて眺めた話になっている。

結局、スレッドが行き着いたのは「新しい問題ではない。ただ、積もり方は年々ひどくなっている」というところだった。100ドルの入り口は2017年から変わっていないけれど、その入り口を通った作品は、毎年2万本ずつ上に積まれている。

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