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『Stellaris』大型DLC「Willpower」11月23日発売、思想を銀河へ広めるイデオロギー制が登場

投稿: 2026/10/23by tobariware約9分で読めます
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国境は地図に引いた線にすぎないけれど、思想にはそんな線がない。『Stellaris』の新しい拡張「Willpower」は、この考え方をそのままゲームの仕組みにしたDLCだよ。

Paradox Interactiveは10月21日に公式の開発日記#437を公開し、発売日を11月23日と明かした。同じ日には、無料アップデートのバージョン4.6「Corona Borealis」も配信される。開発はAbrakam Entertainmentが担当し、DLCディレクターはGary Morris氏が務めている。

対応はPC(Steam/GOG.com/Microsoft Store)。Steamでの価格は3,390円で、日本語にも対応する。2026年に出る5本のDLCをまとめた「Stellaris: Season 10」にも含まれ、こちらを持っていれば配信と同時に遊べるにゃ。

狂信的な派閥が、帝国にイデオロギーを迫ってくる

Willpowerで最初に目に入る変化は、狂信的な派閥の登場だね。資源の産出が増える代わりに、要求が満たされないと支持がどんどん下がっていく。ゲーム開始時から狂信的な志向を持つ帝国なら最初から存在するし、そうでなくても、支持と承認の高い状態が長く続いた派閥は狂信化することがある。

その派閥が力を持つと、自分たちの志向を国全体のイデオロギーとして採用するよう求めてくる。採用は無料ではなく、影響力を毎月支払う必要がある。いつ採用するかは派閥の管理画面から自分で決められるので、タイミングを選べる作りになっている。

採用したイデオロギーは、専用のマップモードで銀河の上に広がりとして表示される。広がりの強さを左右するのは、結束の産出、アメニティ、交易など。幸福で生産的な信奉者が多いほど、遠くまで速く届く仕組みだよ。勢力圏が他国にかかれば、その国の住民にも志向が浸透し、こちらの思想を支持する派閥が生まれていく。自国の外でも、浸透した星系では領有権の主張や星系基地の影響力コストが下がり、星系基地の維持費も軽くなる。

イデオロギーには専用の旗が付き、名前も自由に変えられる。生みの親の帝国は、イデオロギーの「権威」として教義を定められる立場に立つ。教義は基本3つまでで、後のスロットほど効果が強くなる。弱いうちに採るか、強い枠まで取っておくかの判断が要るわけだね。ほかの帝国が同じイデオロギーを採用すれば、権威側の恩恵が増え、相手からの印象も良くなる。ただし、採用した側の勢力と外交上の重みが上回れば、権威の座はそちらへ移る。

危ういのは「勢い」が落ちたとき。勢いはイデオロギーの強さが最近どう推移しているかを表す指標で、マイナスに入ると悪い効果がかかり、最悪の場合はイデオロギー反乱が起きる。対立するイデオロギーが生まれたり、複数の植民地がまとめて離反したりする可能性があるとされている。思想を広めるほど、自分たちがその思想に忠実かどうかを国内から問われる、という緊張感が全体を通っているにゃ。

銀河殿堂は、移設して前線へ押し出せる

イデオロギーの象徴になるのが、新しい巨大建造物の銀河殿堂。イデオロギーを採用して強さが一定に達すると、研究で建てられるようになる。志向ごとに別の3Dモデルが用意されていて、生物系のデザインもあるそうだ。

植民地の軌道上に置けば、その惑星の産出とイデオロギーの浸透力が高まる。効果の一部は志向によって変わり、平等主義の殿堂なら真下の植民地の人口の政治力が増える。植民地でなくても、自国が支配する天体の周りなら置けるので、国境の外の特定の方向へ思想を押し出す使い方もできる。殿堂はエネルギーを払えば移設でき、移設のクールダウンは10年だよ。

殿堂には「チェンバー」というモジュールの枠があり、反対の志向でなければ好きなものを選べる。権威主義の帝国は、平等主義をテーマにした福祉のチェンバーを付けられない、といった具合。ほかにも、星系基地に建てて結束を生み、浸透の伸びを底上げするイデオロギー・ビーコンや、植民地に1つだけ建てられる志向の建物が加わる。志向の建物は専用の社会学技術で2段階まで強化でき、ここで文化労働者の職業が復活する。

遊牧帝国もイデオロギーを持てるけれど、方式は少し違う。浸透は方舟から直接ではなく中継拠点を通して広がり、その強さは方舟の強さで決まる。殿堂も単独の建造物ではなくモジュールとして建てる形だ。

集合意識は「ひとつの心」ごと揺さぶられる

集合意識の帝国では、ドローン1体ずつを説得することはできない。全員が同じ意識を共有しているので、イデオロギーに従うときは丸ごと従い、従わないときは丸ごと従わない。外の思想が自国の星系に入り込むと、帝国は「逸脱」の状態になり、それが積み重なると相手の考え方に染まる可能性がある。逸脱が多いほどイデオロギーの強さが下がり、勢いが危険な水準まで落ちることもあるそうだ。

もともと志向を持たない集合意識は、イデオロギーの作り方も独特。独立した帝国と接触して志向という概念を知り、特別なプロジェクトを完了させることで、ハイヴマインドは「本能」を、機械知性は「指令」を定めるようになる。教義も帝国の種類に合わせて変わり、通常の帝国で専門職の産出を上げる教義は、集合意識では複合ドローンの産出を上げる形になる。

機械知性だけが選べる新しい起源が「失われた創造者」。自分を造ったのは誰なのか、なぜ造られたのかを探して銀河を巡る話で、割り当てられた先駆種族によって説明も結末も変わる。開始時はマイナスの特性「冗長モジュール」を抱えていて、探索の途中でこのモジュールを本来の役割に戻す機会が来る。最後には特別なイデオロギーを生み出すこともできるそうだよ。

戦わずに銀河を取る野望「意志の力」

新しい野望「意志の力」は、武力ではなく思想で銀河を制する道。銀河全体を自分の信奉者に変え、すべての没落した帝国を打ち破れば勝利になる。古くから変わらない没落した帝国だけは説得が通じないので、そこだけは別の手段で片付ける必要がある、ということだね。

思想をめぐる争いは外交にも広がる。他国が自国の教義を採用することもあれば、連邦法で同盟の公式な理念を定めることもできる。銀河共同体では、対立する教義を公の場で非難できるようになる。諜報作戦で浸透力を操作し、思想が根付いた土地で反乱をあおることもでき、それでも足りなければ新しい開戦事由を掲げて、戦争でイデオロギーを押し付けることもできる。

DLCの中身は、公式の開発日記#435でこう列挙されている。

公式の開発日記より・日本語訳

  • イデオロギー
  • 銀河殿堂
  • 野望:意志の力
  • イデオロギー外交と諜報のアップデート
  • 3つの新しい起源:黄金世代、失われた創造者、偉大なるモザイク
  • 5つの新しい狂信的国是
  • イデオロギーの隆盛・衝突・分裂を追う40以上のイベント
  • 主要な狂信的志向を体現する8人のイデオロギーのパラゴン
  • イデオロギーの建造物
  • 審問官の艦船セットと都市セット
  • 審問官のアドバイザー
  • Martin Hallによる新曲4曲

残りの2つの起源は、ゴールデンアカデミーで育てた学生を次代のリーダーとして登用する「黄金世代」と、国是を1つ多く持った状態で決まった筋書きなしに始める「偉大なるモザイク」。また、Willpowerを持っていれば「Shared Burdens」と「Oppressive Autocracy」の2つの国是も使えるようになり、『MegaCorp』や『Galactic Paragons』を持っていなくても、すべての狂信的志向に狂信的国是が1つずつそろう。

シーズン10で予定されていたシナリオ機能は、今回の4.6には入らない。開発日記#435によると、仕組みとシナリオそのものを磨くために延期され、2027年第1四半期予定のバージョン4.7「Capricornus」に回された。ゲームディレクターは「今すぐではなく、正しく出したい」と書いている。11月23日に届くのは、思想の拡張と4.6の本体アップデートの組み合わせだけ、ということになるにゃ。

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