Terrariaの大型MOD『Calamity』のDiscordが乗っ取られる 25万人のサーバーで暗号資産の宣伝
8月から開発が止まっているMODのDiscordで、25万人あまりの参加者全員にいきなり通知が届いた。
Terrariaの大型MOD『Calamity』の公式Discordサーバーが10月9日から10日にかけて第三者に乗っ取られ、暗号資産の宣伝に使われたにゃ。開発の再開を期待して通知を開いた人も少なくなかったみたいだね。実際に流れてきたのは、サーバーと同じ名前を付けた暗号資産へのリンクだったよ。
サブレディットのモデレーターが「すぐ抜けて」と呼びかけた
乗っ取られたあとのサーバーには宣伝リンクの投稿と全員あての通知が繰り返し流され、チャンネルも次々に消されていった。こうした通貨は、宣伝で買い手を集めて値段をつり上げ、仕掛けた側が高いところで売り抜けるのがよくある手口だよ。今回も、詐欺だと知れ渡ったとたんに値段が崩れている。

異変から1時間ほどで、MODのコミュニティの拠点であるサブレディットr/CalamityModのモデレーターが緊急の告知を出した。呼びかけの中身は「Discordサーバーにいるなら抜けること」「残る場合も暗号資産には絶対に手を出さないこと」の2点にしぼられている。
サブレディットでの報告と、元のサーバーオーナーの説明によると、技術的な侵入があったわけではないよ。元モデレーターを名乗る2人のユーザーにオーナーがだまされ、管理の権限を渡してしまったのが原因だったにゃ。そのうち1人は、ここ2年ほどのあいだにほかの人気Discordサーバーもいくつも乗っ取ってきたとされる人物だと、自分から名乗り出ている。
元モデレーターが自分でサーバーの中身を消した
乗っ取った側が見落としていた管理権限が、元モデレーターの1人に残っていた。その元モデレーターがチャンネルと過去のメッセージをまとめて消し、宣伝の場として使えないようにしている。長年積み上がった攻略の質問や開発の記録も、これで一緒に消えたことになるね。
サーバーから抜けた人は2日で数万人にのぼった。Discordのサーバー紹介ページも、いまは開けなくなっている。
このサーバーは、2016年に始まったMODの公式の集まりの場だったよ。ボス、武器、バイオーム、難易度モードを大量に足す内容で、Steamワークショップでは登録者が900万人を超えている。ただ8月10日に、リード開発者をめぐる未成年者への不適切な行為の疑惑を受けて、残りの開発陣がこのDiscordで開発の終了を告げた。それ以降、MODは未完成のまま更新されていない。
ワークショップのMOD本体は今も登録できる。ただ、Calamityの名前を出して暗号資産や「新しい公式サーバー」へ誘うリンクは、今回の件に乗じたものとして疑ってかかったほうがいいにゃ。
開発が止まってもサーバーに残っていた25万人という数が、そのまま狙われる理由になったわけだね。
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