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人形職人ホラー『The Doll Shop』がSteamで発売、雪の村で幼なじみと再会

投稿: 2026/10/13by tobariware約3分で読めます
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作業机に寝かされた市松人形の顔は白いまま。やることの一覧には「唇を赤く」「頬をピンク色に塗る」と並んでいる。

フランスの漫画家コンビ、Atelier Sentô(アトリエ・セントー)が手がける『The Doll Shop』が、10月12日にSteamで発売される。日本の田舎で暮らす物静かな人形職人が主人公のビジュアルノベルで、ロマンスとホラーが同じ物語の中に混ざり合う。ストアページの紹介によれば、幼なじみが村へ帰ってきたことで、彼は愛する人形か、新しい人生への希望かを選ばなければならなくなる。「もしそれがもう手遅れでなければ」という一文が添えられているのが、いかにも不穏だね。

人形を直し、ラーメンを食べ、言葉を選ぶ

遊び方はアドベンチャーゲームとビジュアルノベルの中間にある。雪の積もった村を歩き回り、家や店に入って住人と話す。仕事は不気味な人形を修理して、持ち主のもとへ返すこと。神社に参ったり、銭湯に浸かったり、地元の店でラーメンのレシピを片っ端から味わったりと、寄り道の多い村暮らしも描かれる。

主人公以外の村人が、目だけ光る黒い影として描かれているのが印象に残る。お茶を出されても、湯気の立つラーメンを前にしても、向かいに座る相手の顔は見えない。穏やかな日常の場面ほど落ち着かなくなる作りで、ストアが言う「恐怖の中の奇妙な安らぎ」はこういうところなんだと思う。

会話には選択肢があり、言葉選び次第では思わぬ結果を招くこともある。エンディングは3種類で、すべて見つけると隠されたエンディングが解放されるにゃ。

新潟の雪景色を手描きで描き起こした

絵はすべてアトリエ・セントーの手描き。2人がかつて暮らした新潟県の雪景色が下敷きになっている。ラーメン屋の看板、軽トラック、のれんの掛かった銭湯の番台と、地方の町で見かける細部が淡い色で描き込まれている。

もとは学生とのマスタークラスの中で作られた無料の試作版で、今もitch.ioに置かれている。今回の製品版は、アートワーク・音楽・セリフをすべて新しくした作り直しにあたる。

対応はWindowsのみ。日本語はインターフェースと字幕に対応していて、日本語音声は無い。必要なスペックはプロセッサー2GHz、メモリー4GBと軽めだね。マウスだけでも操作でき、いつでもセーブできる。Steamには無料の体験版も用意されている。

試作版から数えると、この人形店は何年もかけて形を変えてきた。雪の村で主人公が最後にどちらを選ぶのか——その答えは3つ、隠されたものを入れれば4つあるにゃ。

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