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『ウィズダフネ』累計売上190億円超、2周年の10月は28日間で15億円

投稿: 2026/11/03by tobariware約6分で読めます
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配信開始から2年がたった今が、売上でもいちばん好調な時期になっている。ふつうは配信直後がピークになりやすい運営型のモバイルゲームとしては、めずらしい伸び方だね。

ドリコムが10月29日に出した2027年3月期 第2四半期決算説明資料で、『Wizardry Variants Daphne』(ウィズダフネ)の最新の数字が明らかになった。主な数字は次の3つだよ。

  • 累計売上: 190億円超
  • 2026年4〜9月の売上: 前年同期比12.9%増
  • 2周年を迎えた10月1日〜28日の売上(速報値): 15億円(前年同期比16%増)

10月は、ひと月の売上として過去最高になる見込みだという。

資料には、配信開始から今までの四半期ごとの売上が並んでいる。2024年10月にスマートフォン版がスタートし、2025年3月にはSteam版も加わった。

期間売上主なできごと
2024年10〜12月21.6億円配信開始
2025年1〜3月24.8億円Steam版配信
2025年4〜6月23.0億円
2025年7〜9月20.5億円
2025年10〜12月30.8億円1周年
2026年1〜3月23.1億円
2026年4〜6月26.2億円1.5周年
2026年7〜9月22.9億円初の他社IPコラボ

8つの四半期を足すと192.9億円で、資料にある「累計売上190億円超」と合う。毎年同じ時期どうしで比べると、ほとんどの期間で前の年を上回っているのが分かる。2026年4〜9月の合計は49.1億円で、前年同期の43.5億円から12.9%増えた。

周年イベントのない7〜9月は売上が落ちやすい時期。今年はそこに初めての他社IPコラボを入れ、前年同期比で11.7%増やした。ロードマップには、コラボの相手が『ファイナルファンタジーXI』だったことと、8月に世界累計400万ダウンロードを達成したことも書かれている。

決算資料には、7〜9月のコラボを振り返る項目があった。新規ユーザー、アクティブユーザー、1人あたりの売上の3つについて、会社が自分で評価をつけている。

公式の決算説明資料より(9ページ・主な項目)

新規インストール数

  • ◯:8月に全世界累計400万DLを突破
  • △:広告投下に対する獲得効率には課題が残った

アクティブユーザー数

  • ◎:既存ユーザーの継続と休眠ユーザーの復帰が進み、アクティブユーザーが増加

ARPU(1人あたり売上)

  • ◯:前年同期比では良好だが、目指していた高い水準には至らなかった

いちばん高い評価の◎がついたのは、アクティブユーザー数だけ。今の伸びを支えているのは、新しく始めた人よりも、遊び続けている人と、いったん離れて戻ってきた人のほうみたいだね。反対に、広告で新しいユーザーを集める効率と、1人あたりの売上については、課題が残ったと会社自身が書いている。

手数料率減でウィズダフネが利益を牽引した

ストアに払う決済手数料の割合が下がっていることも、利益を押し上げている。ゲーム事業の資料では、ウィズダフネについて「決済手数料率の低下も続き、利益を牽引」と書かれている。

ドリコム全体の2026年4〜9月の業績は、売上高83億2,800万円(前年同期比1.1%増)、営業利益6億5,900万円。前の年は赤字だったので、黒字に戻ったことになる。通期の見通しも変わった。売上高は180億円から175億円に下げた一方、営業利益は10億円から13億円に引き上げている。理由として挙げられているのは、決済手数料が減ったことと広告宣伝費の使い方を効率化したことで、10月から12月の利益は2周年イベントで積み上げる計画だ。

2周年イベントは10月15日に始まった。新しい冒険者「断罪の聖乙女 アリアノート」の追加などが行われ、街なかでのキャンペーンも同時に開かれている。

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Wizardry売上が3年で百億円に届く

資料の後半では、Wizardryブランド全体の数字も公開された。ドリコムは2020年に「Wizardry」の国内外の商標権と、『Wizardry6』『Wizardry7』『Wizardry8』『Wizardry Gold』の著作権を取得している。そこから生まれた関連売上の推移は次のとおり。

  • 2023年3月期: 0.2億円
  • 2024年3月期: 1.8億円
  • 2025年3月期: 48億円
  • 2026年3月期: 100億円

ウィズダフネが配信された年度に一気に増えたのが分かるにゃ。この数字にはウィズダフネのほか、『ブレイド&バスタード』のノベルやコミック、グッズやライセンスの売上も含まれている。ドリコムは今後5年間で100億円規模の広告費などを使い、ブランドをさらに広げる方針を示した。今後の予定には、『ブレイド&バスタード』の2027年のアニメ化や、SFC版『Wizardry VI 禁断の魔筆』の移植がある。

ウィズダフネは、iOS、Android、PC(Steam)で基本プレイ無料で配信中。スマートフォン版とPC版のあいだでデータを引き継げる。

10月の売上は28日間の時点で15億円。月末までの残り3日分を足した最終的な金額は、次の決算で分かる。

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