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70年代イスタンブールでケバブを配る『ALATURKA』新トレーラー公開、ウィッシュリスト1.7万件

投稿: 2026/09/30by tobariware約5分で読めます
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焼き台で回る肉を削いで、ラップに巻いて、三輪トラックの荷台へ積む。冷める前に届けて、戻ったらまた次の包みが待っている。『ALATURKA』の主人公がボスフォルスで最初にやる仕事はこれだけ。

架空の1970年代イスタンブール「ボスフォルス」を舞台にしたオープンワールドアクションで、開発はトルコのBurak Akşahin氏が1人で手がけている。9月28日にその公式トレーラーが公開され、同じ日のSteamのお知らせでウィッシュリスト登録が1万7000件を超えたことも伝えられたにゃ(Steamのお知らせ)。

主人公は叔父のドネルケバブ店に見習いとしてやってきた若者。財布は空で、目標はお金を貯めること。ところが給料はとても生活できる額ではなく、店にいれば叔父が次の分をもう積み終えている。

配達に出ると、街のあちこちで店主や警官、野良猫、それに主人公を眺めている男たちと顔を合わせる。そのうちの何人かが、店の3日分にあたる稼ぎになる夜の仕事を持ちかけてくる。違法かもしれないし、撃たれるかもしれない仕事だ、とストアの説明文にはっきり書いてある。まっとうな配達で食いつなぐか、危ない話に乗るか。その間を行き来するのが遊びの軸になっているみたいだね。

街は2つの大陸にまたがり、渋滞は動かず、カモメは鳴きやまない。仕事の合間にはカモメへシミット(ゴマ付きのパン)を投げたり、野良猫にえさをやったり、鳩を追いかけたりもできる。アイスクリーム屋とけんかする、という項目まで並んでいるのがこの作品らしいところにゃ。

作者がX上で「PS2時代の70年代イスタンブール版GTA」と説明しているとおり、見た目は角ばったポリゴンで、手触りは2000年代前半のオープンワールドに寄せてある。そのなかで作者がいちばん押し出しているのが運転の重さで、トレーラーの概要欄にも「実際に重さのある車を走らせる」と書かれている。

乗り物は三輪の配達トラック、ぼろぼろの車、当時の大柄な乗用車など。ストアの説明では物理挙動を「容赦ない」と表現していて、クラシックカーの重さを乗りこなしながら、逃走用に作られていない裏路地で警官を振り切ることになる。

配達だけで話が済むわけでもない。プレスキットには武器、地元のギャング、警察との衝突、ラグドール物理、壊せる環境といった要素が挙がっている。ストアのコンテンツ説明には暴力表現やゴア表現が頻繁に含まれることが明記されているので、そこは頭に置いておきたい。

UE5とBlueprintsで組む、予算ゼロの配信開発

開発はUnreal Engine 5で、コードはすべてBlueprintsで組まれている。作者はUnreal公認インストラクターとして本業を持ちながら、空いた時間で開発を続けてきた(公式プレスキット)。予算はゼロで、パブリッシャーもいない。作業は最初から最後までライブ配信で行い、毎週の配信で集めた意見が街づくりに反映される。Steamの説明文でも本作は「コミュニティプロジェクト」と紹介されている。

ウィッシュリストの数は、Steamのお知らせで節目ごとに報告されてきた。

  • 2026年1月5日: 開発開始から1年の開発記録で4,500件
  • 1月22日: 6,000件
  • 3月22日: 1万件
  • 9月28日: 今回のトレーラー公開と同時に1万7000件

1年目の開発記録には「しばらくSteamページを開き忘れていて、ウィッシュリストは0件だった」という一文がある。そこから9か月ほどで1万7000件まで伸びたことになる。今回のお知らせで作者は、この数字が「まだ現実のものに感じられない」と書いていた。

対応機種はPC(Steam)で、動作環境はWindows 10以降。発売日と価格はまだ発表されていない。Steamの対応言語には日本語を含む10言語が並んでいるものの、音声の対応言語としての記載はない。

叔父の店の給料は、ストアの説明文いわく「冗談」。その冗談みたいな額と、夜の仕事の3日分がどこまで離れているのかは、発売日が決まるまで分からないにゃ。

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