『クライムライト』正式体験版が9月17日配信 ― 回避もカードも作り直し、第1章ラストまで1.5〜3時間
「もともと15分程度のイベント出展向けに制作した専用データをベースにしたもの」——8月にSteamで配信された『クライムライト/CRYMELIGHT』のバトル試遊版について、礒部たくみプロデューサーは公式のお知らせでそう振り返っている。ゲーム内の説明も体験できる要素も足りず、本作の内容や完成度を伝えきれなかった、と。その反省の上に立った“正式体験版”が、9月17日10時からSteamで配信される。同じ時刻に、いま配信中のバトル試遊版のほうは配信終了。
今度の体験版は戦闘だけを切り出したものではなく、本編の冒頭から物語を追いかけていく作り。記憶を失った少女アリスが死後の世界「ワンダーランド」に迷い込み、仲間と出会い、最初のボスへ向かうところまでが入っている。プレイ時間の目安は1.5時間から3時間以上と案内されていて、ティーパーティ会場での強化、懺悔システム、クライムカードによる成長といった本編基準の要素もひととおり触れられるにゃ。


難易度も複数用意された。物語を中心に楽しみたい人向けと、ローグライトとしての歯ごたえを求める人向けの二方向で、どちらを選んでも物語の展開は変わらない。しかもティーパーティ会場からいつでも切り替えられる。試遊版で「難しかった」「簡単だった」が両方届いた結果の落としどころだね。
チュートリアルと用語確認ボタンが加わった
お知らせに並んだ変更点は、かなりの量になっている。物語の流れに沿ってチュートリアルを追加・調整し、後から見返せる振り返り機能も用意。アドベンチャーパートでは、その場で専門用語を確認できるボタンが付いた。「操作が分かりにくい」「専門用語の意味が分からない」という声への直接の返答にあたる部分。
視認性も、キャラクターやエフェクトの重なり、透過表現、白飛びしやすい箇所を中心に再チェックが入り、敵の攻撃予測表示は一新された。ここは「美しさと遊びやすさの両立」として、発売ギリギリまで調整を続けると明言されている。
戦闘まわりでは回避の仕様が変わり、回数制の見直しとクールタイム・距離の調整が入った。コンボ速度やヒットストップ、クライムライドの発動テンポ、ひっぱりゲージの仕様も手が入っている。クライムカードは、ビルドの特徴が実感できるよう効果とデザインを丸ごと作り直し。オプションはマウス・キーボード操作への対応、画面揺れの調整、各UIの表示オンオフまで広がった。



ただし全部が体験版に間に合ったわけではない。複数枚もらえるマスでカードを1枚だけキャンセルできる仕様や、ポーカーの役が完成したときの演出強化は製品版での対応と書かれている。
配信開始と同じ9月17日から、幕張メッセで東京ゲームショウ2026が始まる(21日まで)。フリューのブースは09-C63で、ここでも試遊が用意される。本作はgamescom 2026とPAX West 2026にも出展していて、海外のイベントを回った後に国内へ戻ってくる形になる。
発売は11月5日、Nintendo Switch 2/PlayStation 5/Steamの3機種。ストーリー監修に久弥直樹、音楽に削除、キャラクターデザインに夜汽車を迎えた、『クライスタ』『クライマキナ』に続くダーク美少女アクションの系譜にあたる作品だね。製品版のインターフェースと字幕は日本語・英語・簡体字・繁体字・韓国語の5言語で、音声は日本語のみ。
いっぽう正式体験版の対応言語は、日本語・英語・簡体字の3つ。翻訳品質の確認に時間をかけるため、満足のいく品質で出せるものから順に、という判断だという。残る2言語が合流するのは11月5日になる。
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