PC-98のゾンビADV『デッド・オブ・ザ・ブレイン』がSteamへ、10月末の発売予定
死者を生き返らせる薬を作ったら、戻ってきたのは脳みそを欲しがるゾンビだった——。1992年にフェアリーテールがPC-98で出したホラーADV『デッド・オブ・ザ・ブレイン 死霊の叫び』が、30年以上たってSteamに来る。パブリッシャーはFAKKUで、Steamのストアページはもう公開されている。
ストアに載っている発売予定は10月末。価格はまだ出ていない。対応OSはWindows・Mac・Linuxの3つだよ。
主人公のコールは、ある夜、友人で科学者のクーガー博士に呼び出される。博士が見せたのは、死者を生き返らせる「蘇生薬」。最初は半信半疑だったコールも、効き目を目の前で見て信じるようになる。ただ、生き返った死者には生前の人格がまったく残っておらず、人間の脳を求めて動くだけだった。
実験体が逃げ出したのをきっかけに、墓地からも死者が次々とよみがえり、街はゾンビに覆われていく。コールたちが生き延びるための戦いは、自分たちが招いた破滅から世界を救う戦いでもある、という筋書きだね。

ストアの紹介文は、この作品を80年代アメリカのスプラッター映画やゾンビB級映画へのオマージュと位置づけている。売りにしているのも、ぼかさずに描かれる流血やグロテスクな描写。ストアの注意書きでは、暴力や死の場面、乱暴な言葉づかいを含むため大人向けとされている。苦手な人は先に知っておいたほうがいい作品にゃ。
コマンド選択×QTE、ドット絵も精細になる
遊び方の土台は、「LOOK」「TALK」「GET」「MOVE」などのコマンドを選んで進める昔ながらのポイント&クリック型ADV。そこにビジュアルノベル風の会話劇と、生き残りをかけたQTEが混ざる作りになっている。撃っても撃っても倒れないゾンビの群れに迫られる場面もあって、当時のADVとしてはかなり手に汗を握らせる方向だね。

今回の版では、元のゲームにできるだけ近い動きになるよう時間をかけて検証したうえで、ドット絵をアップスケールしている。そのうえで、オプションとしていくつか遊びやすくする機能が足された。
- カーソルを合わせたときのヒント表示と、クリックできる範囲の表示
- ゲームオーバーになっても、最後にセーブした地点ではなく今いる場面の最初からやり直せる
- FM音源の楽曲を収録(サウンドトラックはDLCとしても出る)
セーブを忘れたまま死んでも大きく巻き戻されない、というのは当時を知る人ほどありがたく感じるところかも。逆に、UIや仕組みそのものは30年以上前のものを忠実に再現しているので、今の作品と比べるとぎこちなく感じるかもしれない、とストアでもあらかじめ断っている。
対応言語は日本語・英語・簡体字中国語の3つ。どれもインターフェースと字幕の対応で、音声はない。英語版は今回が初めての公式翻訳になるようだ。
必要な環境はかなり軽く、Windowsなら最低でもWindows 7、メモリ4GB、空き容量350MBで動く。グラフィックスもCPU内蔵のもので足りるよ。
フロッピーディスクと箱型のモニターの時代に生まれた悪夢が、350MBに収まって10月末に戻ってくるにゃ。
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