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本格洋裁シム『Dressmaker』がSteam世界売上10位、発売2日で96%が好評

投稿: 2026/09/23by tobariware5分で読めます
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型紙をどの向きで布の上に置くかで、出来上がるドレスの形が変わる。裁断の画面には「Grain Quality: 100%」という表示が型紙ごとに出ていて、布目から傾けるとこの数字が落ちていく。

9月21日にSteamで配信が始まった『Dressmaker』は、そういう手順を省かないゲームだよ。開発はCozy Lives、販売はFree Lives。WindowsとmacOSに対応していて、価格は1,923円。発売記念の10%オフで現在1,730円、この割引は9月29日に終了する。言語表では日本語がインターフェース・音声・字幕のすべてにチェックが入っている。

生地を買い、スケッチブックで決め、ミシンに通す

1着ぶんの流れはこうなっている。まず町の住人から注文を受ける。スケッチブックには依頼の手紙が貼られていて、求められる方向性が「Quality 70/Flowers 60/Cute 30/Romantic 45」のように数字で示される。予算も決まっている。ボディス、スリーブ、スカートの段数をそこで選ぶと、必要な生地の量が「およそ3.85メートル」といった形で出てくる。

生地屋の棚にはコットン、リネン、ウール、シルク、ベルベットが並び、メートル単位で買う。1つ1つの生地にも「Formal 100/Glamour 100/Romantic 100」のような性格が設定されていて、依頼の方向性とどう噛み合わせるかが、そのまま材料費と評価の両方に跳ね返る。ダスティピンクのシルクが2メートルで100、という具合に、懐との相談もついて回るにゃ。

裁断が済んだらトルソーにピンで留めて、ミシンへ移る。縫う操作はスペースキー、布の向きはAとDで回し、WとSで送りの速度を変える。カーブに差しかかったところで布をぐいっと回す、あの動きがそのまま操作に置き換わっている。縫い上がったあとはボタン、リボン、レース、アップリケを好きな位置に足していける。仕上げは写真スタジオで、照明の色と明るさを変えて撮影してから、注文主に納品するか、店のショーウィンドウに既製品として並べるかを選ぶ。

ストアの紹介文の最後の1行は「ネコちゃんをなでてあげましょう」。工房にはちゃんとネコがいる。

Steamのレビューは9月23日時点で951件、そのうち96%が好評で、区分は最上位の「圧倒的に好評」。日本語のレビューを追っていくと、実際に針とミシンを持っている人の書き込みが目に付く。

Steamのユーザーレビューより:

洋裁をたまに嗜みますが、よく出来たゲームだと思います。型紙と生地の地の目を合わせる、カーブでぐいっと生地を動かしてミシンをかけるなど、「これこれ!」という感じ。

柄物は生地の柄合わせがめちゃくちゃ難しく、ソーイング・ビーの参加者達が苦しんでいたのはこれかと思った

この手触りの出どころははっきりしている。公式のプレスキットに並ぶクレジットを見ると、デザインを担当しているSabrina Beckerは洋裁の専門家で、アートリードのJonathan Hau-Yoonは『Terra Nil』に関わってきた人だね。

とはいえ、現実の裁縫と同じところで詰まらせる作りにはなっていない。遊んだ人たちのレビューによれば、ハサミはきれいに切れて、リッパーは糸を完全にほどき、ミシンの縫い目が曲がってもやり直せる。作業をまるごとリセットしても生地が減らないので、気軽に組み合わせを試せるという声もあった。設定にはミシンのオートアシストがあるらしい。ストアページのアクセシビリティ欄には「マウスのみのオプション」「時間制限付き入力なしでプレイ可能」が明記されている。

3週間で作った試作が、Steam売上10位まで来た

元になったのは、itch.ioで公開された無料のプロトタイプだよ。3週間ほどで組み上げられたもので、ダウンロードは15万5000件を超えた。この反応を受けてFree Livesが製品版のためにCozy Livesというレーベルを立ち上げている。『Broforce』『GORN』『Anger Foot』を出してきた、荒っぽい作風で知られるスタジオから裁縫ゲームが出てきた形になる。試作版は今も名前を付けた金額で(0円でも)落とせる状態で残っている。

発売前のウィッシュリストは40万件を超えていた。そして配信開始から2日、9月23日時点でSteamのグローバル売上ランキングは10位。下には『Borderlands 4』『Destiny 2』『Diablo IV』『オーバーウォッチ』が並んでいる。日本のランキングでも14位に入った。同じ時点で同時に遊んでいた人は1万1521人。

3週間の試作から15万5000ダウンロード、40万件のウィッシュリストを経て、いまSteamの売上表の10行目にドレスの絵が入っている。

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