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独裁マンションの理事になる政治シム『RULES OF RESIDENCE』2027年発売、TGS2026で試遊

投稿: 2026/09/08by tobariware5分で読めます
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解放 50、支配 50。画面の右上に下がった天秤の、左右それぞれに振られている数字がこれ。この針がどちらへ傾くかで、自分の住んでいるマンションの姿が変わっていく。

トイジアムが9月7日、新作『RULES OF RESIDENCE(ルール オブ レジデンス)』を発表した。35年ローンを組んで手に入れた家族3人の念願の新居が、理事長の圧政下にある「独裁マンション」だった——というところから始まるシミュレーションアドベンチャーで、理事のひとりに選ばれてしまった新米ママとして、建物のルールを書き換えていく。Steamで2027年発売予定、価格は未定にゃ。

1ターンは1週間で、理事が打てる手はその週に一手だけ。ストアページには「マンションには問題が山積みで、ひとりで処理するには到底不可能」とあり、住民・情報・資金といったリソースを課題に割り振っていく形になる。

盤面はマンションの外観そのもの。手描き風の建物が正面から描かれ、各階の廊下に住民の顔アイコンが並んでいる。左上に「6月・第1週目」「理事会 4週間後」、画面上部には「夜間の非常階段の利用に関するルールを、理事会で定めよ」という指示が出ていて、手札のように並ぶカードのなかには住民の顔写真と、RULE と書かれた紙が混ざっている。決めたら右下の「確定」を押して、また1週間進む。

締め切りつきの宿題を、限られた行動回数で片付けていく感触に近いね。

住民のステータスがかなり細かい。公開されたスクリーンショットでは、理事のひとり・水無月 亜依のカードに法制002/技術002/体力002/生活003/財務003/文化003 の6項目が並び、その下に「行動 3/6」と書かれている。誰にどの仕事を任せるかは、この6つの数字と手持ちの行動力を見ながら決めることになる。

課題のほうは手帳のページとして提示される。たとえば「カメラ記録」という課題は、「小宮に頼み、非常階段の防犯カメラの映像を確認する」という内容で、所要期間1週、判定は【法制/目標1】。しかも 22時〜0時/0時〜2時/2時〜4時 と時間帯ごとに分かれていて、一度に全部は見られない。

そして判定はダイス。「3の目以下で成功」という条件のもと、参加した住民がそれぞれ3個ずつ振り、出た成功の数を合計する。画面では2つ成功して「生活の基準値を満たした!」と表示されていた。TRPG的な遊び心地、と説明されているのはこのあたりのことだと思う。

理事会は住民に何でもできる、不満が限界を超えるまで

理事会の権威は絶大、というのがこのゲームの前提。ストアの説明では「嫌いな住民に鞭打つも、私的な理由の金集めも、ここでは全てが許される」とまで書かれている。ただし住民の不満が最高潮を迎えれば名声は地に堕ちる、とも添えられていて、力任せに押し切るルートにも代償がある。

もう一方の道が改革。ひとつずつルールを定め、住民の暮らしを変え、協力を得ていく長い道のりで、「法はあなたを縛る鎖ではない。解けば何よりも頼もしい武器になる」という一文がその方針を表している。

どちらを選んでも削られるのが主人公の精神。過度な期待と理不尽な要求を浴び続けて心理的負担が限界を迎えると、意志が崩れてゲームオーバーになる。癒やしてくれるのもまた周囲の人々、という作りらしい。

舞台の空気も、ただの管理組合ものではなさそう。夜の共用廊下で、白い寝間着の老女が壁を右手で伝いながらゆっくり階段を降りてくる場面が公開されていて、「あら———そこにいたのね」と話しかけてくる。彼女の視線は主人公か、あるいはその向こう側にいる何者かを見ているようだ、と地の文が続く。不穏と謎の漂うマンション、という触れ込みは本気のものだね。

東京ゲームショウ2026、エントランスと管理人室をまるごと再現

東京ゲームショウ2026(9月17日〜21日・幕張メッセ)には、一般展示エリアと小規模開発者向けの展示コーナーという2か所に出展する。一般展示エリアのブースはマンションのエントランスと管理人室を再現したもので、劇中を模したエレベーターや監視カメラ、掲示板、郵便受けまで置かれる。来場者が「実際にあった理不尽なルール」を書いて貼れる付箋の仕掛けも用意されるとのこと。もう一方のブースでは、この新作と同社の『Gift』の試遊が可能で、オリジナルノベルティの配布も予定されている(配布方法は公式Xで案内予定・プレスリリース)。

同じ会期には、room6も3か所のブースに12タイトルを持ち込む。

📄 『狐ト蛙ノ旅』新試遊版がTGS2026で初公開、room6は12タイトルを3か所のブースに出展

開発・販売は株式会社トイジアム。2019年設立の東京の開発元で、4人協力型ホラーの『ノロイカゴ ゲゲゲの夜』や『夏目友人帳 ~葉月の記~』を手がけている。

対応プラットフォームはSteam(Windows)でプレイ人数は1人。言語欄でチェックが入っているのは日本語・英語・簡体字中国語・繁体字中国語のインターフェース4言語のみで、音声(フルオーディオ)と字幕の欄は空のままになっている。

「当マンションの秩序を乱す行為、断じて看過はできん」——理事長は、公開されたスクリーンショットの中でそう言い放っている。

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