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DroidDeck 0.6.0でAndroidからXbox・PC Game Passのゲームを導入可能に

投稿: 2026/10/25by tobariware約7分で読めます
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0.3.0から0.6.0まで、かかったのは3週間ほど。AndroidでValveのSteamクライアントをそのまま動かすアプリ「DroidDeck」は、10月に入ってからほぼ1週間おきに版を重ねている。10月23日の朝に出た0.6.0では、Steam・Epic・GOG・Amazonに続いてXbox/PC Game Passがストアの一覧に加わったにゃ。

root不要、端末内でSteamが動く

DroidDeckは、ARM64版のLinux向けSteamクライアントをAndroidの上でBig Pictureモードのまま起動するアプリ。WindowsのゲームはProtonで、x86向けのプログラムはFEXで変換しながら動かす。クラウドからの配信やPCからのストリーミングは使わず、ゲームを端末に入れてスマホ自体で動かす仕組みだね。root化は要らない。

0.6.0で入ったXboxのストアは、まだ「実験的」の扱い。公式のリリースノートは次のように説明している。

公式のリリースノートより(日本語訳・該当項目のみ)

  • 実験的なストアとしてXbox/PC Game Passを追加。Microsoftアカウントでサインインすると、所有しているゲームとGame Passのゲームが表示され、一時停止・再開つきのダウンロード、更新、検証、追加コンテンツの管理ができる。ゲームはGamesタブ、またはSteamから直接、ProtonかFEXを通して起動する。
  • まだインストールしていないGame Passのタイトルも、そのページからインストールできる。
  • itch.ioのストアを追加。itch.ioのAPIキーでサインインするとライブラリが表示され、新着・セール・無料・高評価の棚を見たり、ストアを検索したりできる。DRMフリーのWindows版は、ほかのストアのゲームと同じようにSteam経由でインストール・起動する。

対象は「Game Passで遊べるPCゲームのうち、Proton上で動くもの」になる。オンラインでEasy Anti-Cheatが必要なモードは引き続き使えないと書かれていて、今回はオフラインモードのあるEACのゲームだけを、アンチチートを立ち上げずに起動できるようにした。オンライン対戦が主役のタイトルは、Game Passに入っていても遊べないと考えたほうがよさそう。

ストアの画面も作り直された。どのストアにも「Library」と「Store」のタブが付き、ゲームはDVDケースのような縦長のカプセルで並ぶ。LB・RBボタンでストアを切り替えられ、サインインしていないストアは暗く表示される。

携帯ゲーム機型の端末だけでなく、ボタンの無いスマホでも操作しやすくなった。タップ、ダブルタップ、長押し、1〜3本指のドラッグ、ピンチズームのそれぞれに好きな操作を割り当てられ、ゲームごとに上書きもできる。

DroidDeckを入れた端末からほかの機器へ配信するSteam Remote Playは、これまで音声と入力だけだったのが、映像も送れるようになった。映像の符号化には端末のハードウェアエンコーダーを使う。AYN Thorでは1コマの処理がソフトウェア処理の50〜90msから7.3〜8.0msまで縮んだと示されているにゃ。

ほかにも細かい追加がある。性能を表示するHUDにフレームタイムのグラフと電池の温度が加わり、Steamの起動ムービーをSteamDeckRepoから探して入れられるようになった。外付けのコントローラーを1番手として認識させるために、内蔵のコントローラーを切る設定もある。

0.6.0の実測値と文字化けの修正

0.6.0のリリースノートは、改善のほとんどに実測の数字を添えている。Adreno 840のタブレットで遊んだ『PEAK』は46.8fpsから52.3fpsに上がり、セッションを始めてからSteamが使えるようになるまでの時間も5.57秒から3.57秒に縮んだ。

いちばん差が大きいのはSDカードに置いたライブラリだね。『レッド・デッド・リデンプション2』のストーリーモードは、以前は16分たっても読み込みが終わらなかったのが、約2分10秒で最初の場面に入れるようになった。『Moonlighter』は「プレイ」を押してから画面が出るまでが10.5秒から7.7秒に縮み、APKの容量も124.4MBから66.4MBと半分近くに減っている。

日本語で使う人に関わる修正も入った。Steamの画面で中国語・日本語・韓国語の文字が化ける不具合が直り、Epic Games Launcherのようなx86のアプリでも漢字やかなが表示されるようになった。Snapdragon 8 Gen 2を積んだGalaxy S23シリーズとGalaxy Tab S9で画面がちらつき、緑色に光る不具合も直っている。

便利になったぶん、動く端末はかなり限られる。GitHubのREADMEに書かれた条件は次のとおり。

  • OS: Android 9以降
  • GPU: Adreno 730以降、または8xx世代(6xxは実験的)
  • 非対応: Mali、Xclipse、PowerVR、Adreno 710
  • 容量: 実行環境に約3GB、デスクトップとエミュレーターを入れるならさらに約1.1GB

Snapdragon以外のチップを使う端末、つまりPixelシリーズやExynosを積んだGalaxyなどでは動かない。Android 14以降は、Steamを起動する前に開発者向けオプションで子プロセスの制限を外す必要もある。

ライセンスはGPL-3.0で、広告もテレメトリもないとうたっている。専用の公式サイトは無く、READMEは「DroidDeckのチームを名乗るサイトのダウンロードリンクは押さないこと」と注意している。APKを配っているのはGitHubのReleasesだけ。

0.6.0で取り込まれたプルリクエストは153件。そのうち73%は、開発チームの外から届いたものだった。

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