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3人用のはずが6人ロビー解禁―『Shift At Midnight』配信10日で2度のパッチ、森からは新モンスター

投稿: 2026/08/01by 編集部5分で読めます
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1993年、アメリカのどこかのハイウェイ沿い。棚を補充して、床を掃いて、納品を受け取って、レジを打つ。その合間に客の身分証と店のコンピューターを突き合わせ、挙動を観察して「人間のフリをしているモノ」を見つけ出す——7月22日に配信が始まった『Shift At Midnight』の夜勤は、だいたいこの繰り返しでできているにゃ。見抜けないまま帰してしまえば、そいつは怪物になって戻ってくる。あとは板を打ちつけて、罠を置いて、隠れるだけ。

配信前にどんなゲームなのかを整理した記事と、発売直後の盛り上がりを追った記事は以前に書いた。この10日で動いたのはその先の話にゃ。

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「設計外の遊び方だと理解してほしい」と念を押しながら、ロビーを6人まで開けた

配信翌日の7月23日、開発者のBun Muenは早くもSteamの告知でパッチを配った。目玉は、ロビー作成時に最大人数を6人まで選べるようになったこと。「3人という上限にはさんざん苦情をもらった、聞こえてるよ」という書き出しからして、要望に押された対応なのが分かる。

ただし但し書きが長い。このゲームは3人プレイを前提に設計され、ずっとそう宣伝してきた。それを超える人数を選ぶなら、設計外の遊び方をしていると理解してほしい。たぶんカオスになりすぎるので初回のプレイには勧めない——そこまで書いておきながら、最後は「でも無視してやってもいい。買ったのは君だ、君のゲームだ」と突き放す。個人開発者らしい距離の取り方で、ちょっと笑ってしまったにゃ。

同じパッチでは、ロシアから参加可能なロビーを作れない不具合が直り、マリオネットのHPが下げられ、びっくり箱の音は大きくなった。伏せ字フィルターも撤去されている。配信当日にはロビーに参加できない報告が相次ぎ、アクセスコード付きのベータ分岐へ切り替えてもらう応急処置が案内されていたので、初日はかなり慌ただしかったはずにゃ。

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「到達される前に撃て、さもないとまずいことが起きる」

2本目は7月29日。バランス調整とバグ修正が主だが、中身が物騒になってきた。

まず、通常の営業時間中に使える2丁目の銃を店で買えるようになった。そしてエンドレスモード/ストーリークリア後モードには「Rakes」と呼ばれるモンスターが登場し、森からじわじわ湧いてくる。開発者の説明はそっけない。プレイ可能エリアへ到達される前に撃て、さもないとまずいことが起きるよ、と。同モードからは「patience(我慢)」の要素が取り除かれ、クラッシュ関連の修正も入っている。

告知の締めでは「次のコンテンツ更新では客をもっと増やす」と予告しつつ、「自分ひとりなので全部は見つけられない」とDiscordへの不具合報告を呼びかけている。発売前の説明によれば、ストーリーモードは13夜ぶんで複数のエンディングがあり、それを終えるとベータ扱いのエンドレスモードが解禁される構成。そのエンドレスに専用の客・武器・罠・モンスターを足す大型の無料アップデートが、年内の後半に予定されている。今回のRakesは、その助走にあたる追加とみていいにゃ。

数字のほうも触れておくと、Steamのレビューは5,600件を超えて約89%が好評、ステータスは「非常に好評」。7月21日〜28日の週にはSteamの世界売上ランキングにも名前が並んだ。価格は1,350円で、対応はWindows(10/11・64bit)のみ。Xbox Series X|SとPC/Xbox Game Passにも初日から入っていて、Game Pass側同士はクロスプレイができる一方、Steam版はSteam版としか遊べない点は覚えておきたいところにゃ。

言語まわりは珍しく手厚い。ストアページの表記では、日本語を含む9言語がインターフェース・音声・字幕のすべてに対応となっている。この価格帯だと日本語が字幕止まりの作品も多いので、身分証を読み上げながら客と押し問答する遊びを日本語のまま味わえるのはありがたい。

配信から10日で、上限人数は倍になり、森からは新手が出てくるようになった。個人開発者が一晩ごとに店の設計を書き換えているような更新ペースで、少なくとも当分は静かな夜勤にはならなさそうにゃ。

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