『えかきうた大合戦』10月1日にSteamで早期アクセス開始、お題を伏せた絵描き歌で2〜4人が描き比べ
「♪ 大きな風船 ふわりと浮かぶ」。ここまでは誰でも描けて、とりあえず画面の真ん中に丸をひとつ置けばいい。困るのは次の「♪ 花びらが ひとひら ぶらさがり」のほう。その風船のどこに、どんな向きでぶら下げるのか、歌は何も教えてくれないにゃ。
2P STARTの『えかきうた大合戦』は、子どもの頃に口ずさんだ「絵描き歌」を、お題を伏せたまま2〜4人で同時に描くオンラインのパーティゲーム。Steamで10月1日に早期アクセス版の配信が始まる。対応はWindowsで、操作はマウスかペンタブレット。コントローラーには対応していない(Steamストアページ)。
描いている間は、ほかの人の絵は見えない。一節ごとに解釈が分かれて、その小さなズレが積み重なり、歌が終わる頃には全員がまったく別のものを描いていることになる。
描き終えると、ゲームが用意した正解の絵「お手本先生」と全員の絵が並び、歌に合わせて全員の絵が1筆ずつ同時に描き直されていく。どの一節で誰がどちらへそれたのかが、ここで初めて見えるわけだね。ストアのスクリーンショットでも、お手本はちょうちょなのに、ある人の絵は途中から植物の葉のように広がり、別の人は水しぶきのような線を描いている。描いている本人にとっては、どれも歌詞どおりに描いたつもりの線だったはずだにゃ。

再生を見ながら、うまく描けた絵には「お見事」、どう描いたらそうなるのかという絵には「激ヤバ」を投票する。結果発表では、お見事を集めた絵に「最高傑作」、激ヤバを集めた絵に「激ヤバ賞」が贈られる。上手に描けた人と盛大に外した人の両方に見せ場がある作りだね。

開発側がストアで強調しているのは、これが絵心の勝負というより謎解きに近いということ。何曲か遊ぶうちに「同じフレーズが2回来たから、手か足かもしれない」といった読みが立つようになる、と説明している。
ほにゃらら・当て合いなど遊び方は3種類
遊び方は3種類ある。
- 通常モード: 全員で同じ歌を聞き、一斉に描く
- ほにゃららモード: 歌の中の答えにあたる部分が「ほにゃらら」と伏せて歌われる。描き終えたあと、自分が何を描いたのかを当てる
- 当て合いモード: 1人が当て役になり、ほかの全員が描いている途中の絵を見てお題を当てる。早く当てるほど高得点で、いちばん手がかりになった絵には「感謝」の票が入る。当て役は順番に交代

ほにゃららモードの回答画面には、お題「ぶた」に対して「まるいいきもの」「ボタン鼻の四つ足ブタ」と並ぶ中に、「消しゴム乗りの飾り石けん」という答えまで混ざっている。何を描いたのか、描いた本人にも分からなくなるのがこのモードの面白さみたいだにゃ。

進め方は、一節ごとに伴奏だけの間奏が入ってじっくり描ける「やまびこ」と、止まらずに進む「ライブ」の2種類。曲調も昔ながらの「童謡」と、電子音が勢いよく鳴る「シンセ風」の2種類があり、テンポが変われば難しさも変わる。部屋の設定では歌の難しさを「やさしめ」「しっかりめ」「理不尽」から選べて、初見ではまず描けない歌には「激ムズ!」の札が付いている。
集まり方は、フレンドと合言葉で部屋に入る形と、「誰かとあそぶ」で知らない人とすぐ遊ぶ形の2通り。人数が足りないときはボットが加わる。

遊んだあとに残るものも用意されている。出会った歌が集まる「絵描き歌図鑑」では、お手本を見ながらひとりで練習できる。まだ出会っていない曲が優先して出てくるので、同じ歌ばかり続くことは少なそうだね。

「アルバム」には描いた回がプレイ映像ごと保存される(直近10回は自動、残したい回は手動で保存)。答え合わせをもう一度再生できるほか、動画(MP4)・GIF・画像(PNG)への書き出しにも対応している。気に入った1枚は「ギャラリー」のコルク板にピン留めして飾れる。

配信と動画投稿は、収益化も含めて事前の連絡なしで自由にしてよいとストアに明記されている。お願いとして挙げられているのは、タイトルにゲーム名を入れることと、概要欄にストアページのURLを載せることの2点。
開始時は50曲、日英フル音声で歌う
開始時の収録内容は、絵描き歌50曲・曲調2種類・モード3種類・図鑑とアルバムとギャラリー、オンラインで2〜4人。言語は日本語と英語で、画面の文字だけでなく歌そのものもそれぞれの言葉で歌われる。Steamの言語設定に合わせて切り替わる仕組みで、ストアの言語表記でも両方がフル音声対応になっている。必要なストレージは2GB。
早期アクセスの期間は日付では決めず、次の条件がそろったら正式版に切り替えるとしている。
期間は何か月と決めず、次の2つがそろった時点で正式版に切り替えます。
- 収録曲が目標の数に届いたとき(開始時は50曲、目標は100曲以上)
- 遊び方や曲調の追加を一通り終えたとき
Steamストアの早期アクセスに関する説明より。追加を検討している遊び方として、みんなで協力して1つの大きなテーマの絵を作るもの、1人だけお題を知っている「にせもの」を探すもの、2人ずつのチームで競うものが例に挙がっている。図鑑とアルバムは正式版にそのまま引き継がれる。
価格は、正式版へ切り替えるときに少し値上げする予定。早期アクセス中に買った人は、追加の費用なしで正式版を遊べる。曲ごとに「好き」「うーん」を付けられる評価欄がゲーム内にあり、「理不尽」だという声が集まった曲は積極的に作り直すそうだ。
ストアによると、Steamで「絵描き歌」「えかきうた」「ekaki uta」と検索して出てくるのは、9月28日の時点で本作だけ。海外ではこの遊びに決まった呼び名すら無く、英語版では歌まで一から英語で作ったという。「花びらが ひとひら ぶらさがり」を英語で聞いたとき、何が描き上がるのかは誰にも分からない。
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