『Enshrouded』1.0に論理回路「Sparkworks」、罠やダンジョンを自作して共有できるように
拠点の橋を、渡った瞬間に開く落とし戸へこっそり差し替えておく。友達には黙っておく——開発元のKeen Gamesが、新機能の使い道としてわざわざ書き添えたいたずらだにゃ。
『Enshrouded〜霧の王国〜』の1.0に入る新しいロジックシステム「Sparkworks」が、10月8日に公式サイトで発表された。これまで建てるだけだった拠点や建物に、仕掛けを組み込めるようになる。
スイッチボックスで入力と結果をつなぐ
公式の説明はシンプルで、「レバーを引く」「感圧板を踏む」といった入力を、「扉が開く」「足元の落とし戸が開く」といった結果につなぐ仕組み、というもの。
中心になる部品は「スイッチボックス」。これを建てて、Sparkworksツールでトリガーゾーンやレバー、ボタンと結びつける。間に挟める部品には時計(タイマー)やブロック、NOTやORの論理ゲートがあり、「この条件がそろったときだけ動く」という組み方ができる。結果のほうも扉や落とし戸にとどまらず、落雷や放水のような環境の変化、敵の出現まで用意されている。

隠し通路のある屋敷、順番どおりにスイッチを踏まないと開かない謎解き部屋、タイマーで敵が湧き続ける防衛戦。建築の自由度が高いゲームだけに、組み合わせ次第で遊びの幅がかなり広がりそうだね。
共有コードでエンバーヴェイルを配れる
組んだ仕掛けは、自分の世界だけで終わらない。1.0では、自分版のエンバーヴェイル(本作の舞台)をアップロードしてほかのプレイヤーに遊んでもらう「アドベンチャー共有」も広がる。人気の作品を眺めたり、タグで絞り込んだり、共有コードで特定の世界を探したりできるほか、気に入った作者を購読すれば新作が出たときに分かる作りだ。

紹介映像の説明欄には、公式が作ったSparkworksの紹介マップの共有コードを1.0の配信に合わせて載せる、と書かれている。

1.0の配信は10月16日午前0時(=10月15日の深夜)で、SteamとPS5(PS5 Pro対応)が同時。Xbox Series X|S版は2027年春を目標にしている。Steam版の価格は4,840円で、日本語はインターフェースに対応している。
早期アクセスの終わりに合わせた定価の引き上げは、9月の時点で予告されていた。
紹介映像はRedditのr/pcgamingにも貼られ、投稿者は「かなりすごい」とひと言添えていた。最初に集まった声は、機能を開発側の道具になぞらえるものだった。
開発ツールの簡易版をプレイヤーに渡したってことだね。ゲームマスター役をやる人や想像力のある人にはうれしい。最高。
これに、少し言い足す返信が付いている。
開発ツールの簡易版を、だよ。社員向けじゃなくて一般のお客さんに出せる製品にするために、すごい手間がかかってる。言いたいことは分かるけど、プログラマー向けとゲーマー向けとでは作り込みの量が全然違うんだ。
最初の人も「うん、だから本当に尊敬してる」と応じていて、ここは言い合いというより、手間のかかり方を確かめ合うやり取りになっていた。映像の作り方に目を留めた人もいる。
作ってる側が楽しんでるのがはっきり分かるのがいい。Logikverknüpfungen(論理結合)!!!
Keen Gamesはドイツのスタジオで、映像の中のドイツ語が拾われた形だ。
気になる点として出たのは、サバイバルの本編で使えるのか、マップ作り専用なのかという質問。
サバイバルでも使えるのか、マップ作り用だけなのか、見落としたかも。
サバイバルでも普通に使えるみたい。ただ、マップ作りやダンジョン作りを共有する流れは確実にできると思う。
公式の告知も、拠点の橋を落とし戸に替えるいたずらを例に挙げていて、ふだんの世界で使う前提の書き方になっている。
途中からは「話がそれるけど」と断って、性能の話が始まった。
1.0で動作の改善はあるの? 作り込んだ拠点だと、特に水があるとほとんど止まる。設定を下げても全然変わらない。
返信には、公式が別に出している映像を示す声が付いた。Keen Gamesは8月27日に1.0の性能改善を解説する映像を公開していて、新しいブロックの描画処理、影の最適化、GI・反射・レイトレーシング・植生、エフェクトとシェーダーのコンパイルといった項目を章ごとに説明している。
ただ、そこから「でも君のハードは対応していないかも」と書いた人がいて、空気が少し荒れた。
対応してないってどういう意味? 改善は特定のハードでしか効かないの?
君も僕も、このゲームを楽しむにはパソコンの選択を間違えたらしい。仕方ない、最高設定で90fps出る『メトロ エクソダス』に戻るよ。
8年前のゲームでレイトレはおまけ程度。最新のオープンワールドで、レイトレ込み・水のシミュレーション付きのものより軽く動くのは当然だと思う。
公式の映像は全体を軽くする改修を説明したもので、特定のハードだけが対象という話は出ていない。皮肉を返した人の苛立ちは、「水のある拠点が重い」という最初の悩みとつながっている。
締めくくりは明るい。
今年は1.0リリースの年だね! うれしい。
Enshrouded、パルワールド、RuneScape: Dragonwilds、Valheimのほかに大きいのある?
協力プレイのサバイバルにとっていい年だよ :)
続けて『Grounded 2』『Subnautica 2』の大型アップデートや、拡張が来年初めにずれ込んだ『Abiotic Factor』の名前も挙がった。早期アクセスで長く育ったサバイバルゲームが相次いで正式版を迎える年の、最後のほうに並ぶ1本になる。
1.0で最初に出回る共有コードは、開発チーム自身が罠を仕掛けた紹介マップのものになる。
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